新刊 小林隆児・西 研・竹田青嗣・山竹伸二・鯨岡 峻『人間科学におけるエヴィデンスとは何か』
小林隆児・西 研 編著 竹田青嗣・山竹伸二・鯨岡 峻 著
人間科学におけるエヴィデンスとは何か
――現象学と実践をつなぐ
四六判上製300
定価:本体3400円+税
発売日 15.9.28
ISBN 978-4-7885-1449-2
見本出来ました。10月5日ごろ書店に並びます。
科学にはエヴィデンス(根拠)が必要です。各自の主張がどのような根拠に支えられているのかを示すことで、互いに議論しあうことが可能になるからです。 そして自然科学では、実験、観察、及びそれらの結果を数学的に処理したもの(統計)がエヴィデンスとされてきました。では、保育、介護、看護、医療、教 育、心理臨床のような・人を支援する実践・を支える人間科学も、自然科学と同様なエヴィデンスに基づくべきなのでしょうか? そうではないでしょう。人間 の「体験」の世界を理解しようとする人間科学においては、自然科学とは別種のエヴィデンスが考えられてしかるべきだからです。
この「人間科学にふさわしいエヴィデンスとは何か」という問いを、この本はテーマとしています。しかしこれは単なる認識論上・科学論上の問いではありま せん。むしろ「人を支援する実践に役立つような人間科学は、どのようなものでなくてはならないか」ということ、つまり人間科学そのものの性格を問うことに つながっていくのです。・・・・・・
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