お知らせ 小熊英二 著『論壇日記 2011.4~2013.4』──
8月末出版予定とご案内しておりました、
小熊英二 著
『論壇日記 2011.4~2013.4』の発売日が決定いたしました。
取次搬入9月30日の予定です。
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四六判上製368頁・本体2400円+税
ISBN 978-4-7885-1442-3 C1030
本書は、2011年4月から2013年3月までに朝日新聞論壇委員として作成したメモを、書籍化したものである。あわせて、論壇委員として寄稿したコラムと、同時期に平行して書いていた『週刊エコノミスト』の書評連載「読書日記」を収録した。
論壇委員とは、論壇時評執筆者の補佐役である。論壇時評とは、おもに論壇雑誌と称される雑誌に掲載された論考類を、月単位で評論するものだ。
2011年4月以降、『朝日新聞』の論壇時評執筆者は、作家の高橋源一郎氏が務めている。2015年3月までに高橋氏が書いた論壇時評は、『ぼくらの民主主義なんだぜ』(朝日選書)としてまとめられ、2015年5月に刊行されている。
朝日新聞社は、論壇時評執筆者を補佐するため、論壇委員として6名を集めていた。2011年4月から2015年3月までの4年間のメンバーは、「思想・歴史」担当が私、「政治」担当が菅原氏、「外交」担当が酒井啓子氏、「メディア」担当が濱野智史氏、「社会」担当が森達也氏。2011年5月からは、「科学」担当として平川秀幸氏が加わった。
これらの論壇委員と論壇時評執筆者は、月に一回、集まって議論する。そのさい、各論壇委員は、自分の担当分野を中心に、その月に発刊された雑誌を総攬し、注目論文をピックアップした会議用のメモを作成する。それらのメモをもとに議論を行ない、論壇時評執筆者がとりあげる論考を決め、論壇時評を執筆する。
私はこの作業のため、2011年4月から毎月、雑誌を総攬したメモを作っていた。2015年3月には論壇委員が交代したが、高橋氏と私は留任した。そのため、現在も毎月、メモの作成は続けている。メモはかなりの分量にのぼるため、今回は2013年3月までの2年分をまとめた。それ以降の分は、追って続刊を出す予定である・・・・・・
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