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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第150号■

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◇トピックス
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お知らせ

●昨年お知らせいたしました書籍、ようやく出版の運びとなりました。遅くなりましたこと心よりお詫び申し上げます。

『データで読む格差社会』
→ 書名変更 『ライフスタイルとライフコース』

山田昌弘・小林盾 編
四六判並製232頁・2500円+税
ISBN 978-4-7885-1384-6 C1036   6月25日発売予定。

内容紹介
ここ20年日本人に起こったことを要約すれば、生活のリスク化と格差拡大といえる。「中流」生活がむずかしくなり、生活レベルが上と下に分断されつつある。では実際にライフスタイルにどのような格差が生じ、ライフコースはどのような変容を来しているのか? 本書は「格差社会」「婚活」の言葉をヒットさせた編者とデータ分析に長けた若手社会学者が、食事、人間関係、美容、音楽、恋愛と結婚、仕事、退職後…など日常生活を彩るさまざまなトピックをデータから解き明かします。一見椅子とりゲームにみえる日本社会にどんな未来が拓けるか?

●【第5回公認モチベーション・マネジャーBasic資格認定試験】

第5回Basic資格認定試験、第3回Advanced資格認定講座・認定試験の 実施会場が決定致しました!

試験日時:2015年7月4日(土)
受 験 料:6,000円(消費税別)
受付開始:13:00~
試験説明:13:40~14:00
試  験:14:00~15:30(試験時間90分)
受験会場
東京  :東京未来大学
名古屋:三幸福祉カレッジ名古屋校
大阪  :三幸福祉カレッジ大阪校
福岡  :三幸福祉カレッジ福岡校

=お申込み= モチベーション・マネジメント協会公式サイトから受付中!
http://www.mm-a.jp/html/page26.html

書評・紹介

●熊谷高幸 著『天才を生んだ孤独な少年期──ダ・ヴィンチからジョブズまで』の重版が出来ました。
本書は発売すぐに書評サイトHONZなどでご紹介いただきました。
評者は内藤 順氏。

「『天才を生んだ孤独な少年期』
つながりの過剰は愚民社会の到来を招くか?」 HONZ×現代ビジネス
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/43212

日経BizCOLLEGE「3冊だけ」で仕事術向上! ──奥野宣之氏
「ビジネス書、徹底比較レビュー」
世間の「愛」が天才をつくる?──社会をクリエイティブにするための3冊
http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/284362/042300003/

●桜井 厚・石川良子 編『ライフストーリー研究に何ができるか──対話的構築主義の批判的継承』
の書評が、週刊読書人 2015年5月15日号に掲載され
ました。評者は好井裕明氏。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/post-8fa6.html

●岩上真珠 編『国際比較・若者のキャリア──日本・韓国・イタリア・カナダの雇用・ジェンダー・政策』の書評が、5月17日付、日本経済新聞に掲載されました。

「・・・・・・国内外の研究者13人による共同研究であり、各国の個別事情に言及した部分も多い。兵役がある韓国、経済状況が厳しいイタリア・・・・・・。全体としての統一感はやや薄れる面もあるが、興味深く読め
る。・・・・・・調査の時期は2007年-2010年とやや古い。だが本書が問いかけているテーマはなんら古びるものではない」
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/post-55e1.html

●ジョン・サール 著/菅野盾樹 監訳『意識の神秘──生物学的自然主義からの挑戦』の書評が、2015年4月10日付「週刊読書人」に掲載されました。

本書は哲学者サールが『ニューヨーク・レヴュー・オヴ・ブックス』誌上に掲載した書評と著者たちとの往復書簡を収めたものである(原著は1997年)。
「本訳書は、原著の出版からやや時間は経ってはいるが、デネットやチャルマーズに対する徹底的な批判や、クリック、コッホの試みに対する注目と賛同は、今日改めてサールの炯眼ぶりを示すものであり、本書の翻訳の意義は大変大きい。また、訳文は明解でわかりやすく、本書は大変優れた訳書といえよう」
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/post-2b46.html

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◇近刊情報
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6月下旬発売予定
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『風俗と流行 占領期生活世相誌資料 II』
──
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松田さおり・永井良和 編  A5判上製368頁・予価4500円+税
ISBN 978-4-7885-1437-9  C1030
分野=近現代史・社会学

戦後七〇年、私たちの生活はここから始まった!

かつて戦争に敗れ、アメリカ軍に占領された時代がありました。軍国主義から民主主義へ、「鬼畜米英」からアメリカン・スタイルへ、従来の価値観が否定され、新たな理想が追求される時代になったのです。しかし生活は苦しく、社会・人心ともに大混乱でした。「パンパン」(街娼)、慰安所、鳩の街などの性風俗、アプレゲール(戦後)や不良少年少女の行動の乱れ、戦勝国アメリカのすべてが肯定的に語られた「生活のアメリカ化」、そのような傾向を相対化する「地方の風俗」などの記事を主にプランゲ文庫収録の資料から採録し、当時の生活世相の実態を生き生きと甦らせます。

占領期生活世相誌資料は全3巻

シリーズI巻『敗戦と暮らし』は好評発売中
http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1402-7.htm



II巻 風俗と流行  松田さおり・永井良和編


第一章 性風俗、パンパン、鳩の街、男娼、オフリミット 松田さおり
第二章 アプレゲール、不良 岩本茂樹・松永寛明
第三章 衣服の変遷 加藤敬子
第四章 家庭生活のアメリカ化 加藤敬子
第五章 地方の風俗、集団見合い、ダンス、市民駅 永井良和

III巻『メディア新時代』は8月刊行予定です。

第一章 メディアの民主化(街頭録音と壁新聞) 土屋礼子
第二章 英語メディアと流行歌 土屋礼子・吉田則昭・市川孝一
第三章 活字に飢えて 土屋礼子・鈴木常勝
第四章 広告の新時代 竹内幸絵
第五章 博覧会と近未来 井川充雄・土屋礼子

6月下旬発売予定
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『音楽が終わる時』 叢書セミオトポス10
──産業/テクノロジー/言説
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日本記号学会 編 A5判並製224頁・予価2800円+税
ISBN 978-4-7885-1438-6  C1010
分野=現代思想・音楽・メディア

「音楽」が終わって何が始まる?

最近のデジタル化、IT化などにより、「音/音楽」はあらゆる面で激変しています。制作面での録音技術、音響合成技術の発展、需要面での配信技術の発展などにより、従来とは質的にも変容しています。そのことがもつ意味、社会にもたらす意味とは何でしょうか。最近亡くなった音楽プロデューサー佐久間正英氏の「音楽の終焉」をめぐる提言、最前線で活躍するフォルマント兄弟、The SINE WAVE ORCHESTRA、RAKASU PROJECT.などのアーティストたちの「奇妙な」パフォーマンスを通じて、その意味するところを、記号論ならではの多様な視点から、明らかにしていきます。

セミオトポスシリーズ 既刊

ひとはなぜ裁きたがるのか
http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1294-8.htm

ゲーム化する世界
http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1339-6.htm

着ること/脱ぐことの記号論
http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1410-2.htm

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◇編集後記

前回の新刊のご紹介から3ヶ月近く経ち、ひさしぶりの発行となります。前回お知らせいたしました『誰のためのデザイン?』の増補・改訂版も無事、4月末に発売、好調に売れております。5月3日に二子玉川にオープンした蔦屋家電に「『誰のためのデザイン?』が置かれていました、ただし旧版」という情報もありました。宣伝が足らなかったようで、すみません。

さて読んでいないベストセラーを読んでいくという、誰にも頼まれていないこの編集後記の企画、今回は
『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』
です。
本書の版元はKADOKAWAです。やはり売れている本は電子書籍、文庫になかなかならないなあと思っていたところ、なんと映画化を機に、カバーが映画主人公役の有村架純ちゃんになったので、思わず買ってしましました。このカバー、従来のカバーの上に二重にかかっているのが驚き。すごい営業力だなと感心してしまいます。ちなみに以前のカバーのときには、オビを二種類、夏服と冬服バージョンをつくるなど、とにかく手をかけて売っています。

対象読者は学生から、学生を子にもつ親、またサラリーマン向けの自己啓発にもなっていたり、と幅広い。簡単な漢字にもルビがふってありといたれりつくせり。内容は現代日本の女子高生を主人公にした立身出世物語。中学生の娘も面白かったのでしょう、すぐに読んで、友達に貸したりなどしている様子。

さて親としては子どもにこの勉強法を身につけ、少しでもあやかりたく、もとい勉強に興味をもってもらいたいと思って、買うのではないでしょうか。この塾に入りたいと思う子や入れたいという親もいるかもしれません。本書のなかですすめられていた小学館の『まんが 少年少女日本の歴史』(全巻セットで2万円もする、このセットが飛ぶように売れているらしいが)について子どもに話すと、「えー、そんな話あったけ?」と、全然記憶にない様子。どこを読んでいるのかと聞くと本書の勉強法については読み飛ばし、ストーリーだけを追っていたようで・・・・・・。

 ちなみに私が単行本を買った後に出た文庫版は、こうしたニーズをとらえて、「第四章「さやかちゃんを導いた心理学テクニックと教育メソッド」の内容を大幅にカットし、巻末付録「坪田式人材育成のためのテクニック」を削除しております」(KADOKAWA ウェブサイトより)とのこと。

次はどんな仕掛けがあるのか、大出版社のマーケティングと営業力のすごさを感じさせる一冊。(N)

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◇奥付
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次回発行は2015年7月中旬を予定しております。

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