新刊 新形信和『日本人はなぜ考えようとしないのか』
新形信和 著
四六判212頁並製
定価:本体1800円+税
発売日 14.12.12
ISBN 978-4-7885-1415-7
見本出来ました。12月11日配本です。
12月15日ごろ書店に並びます。
東日本大震災から三年半が過ぎました。あの大震災からうけた三つの衝撃を忘れることができません。地震による甚大な被害もさることながら、沖から襲って きた圧倒的な高波に、係留されていた漁船も、家も、電柱も、車も、すべてのものが呑み込まれ、押し流されていった津波の光景は衝撃的でした。また、福島第 一原子力発電所の原子炉の建屋が爆発し、一号機、三号機、二号機がつぎつぎにメルトダウンするにいたった恐怖感をともなった衝撃、これが第二の衝撃です。 そして第三は、事故にいたるまでまかりとおっていた「原子力発電所は安全である」という神話が破綻して、その内実がどのようなものであったのかが明らかに なりましたが、神話を構成していた事態のあまりのずさんさに衝撃をうけたことです。三年半という時間は過ぎましたが、福島原発事故は、被害を受けた人たち にとってそうであるように、過去の出来事ではなく、今なお現在の出来事です。
この第三の衝撃がきっかけとなって、比較思想・比較文化論が専門のわたしは、同じ過ちを繰り返さないためには、あまりにもずさんなこのような事態がどの ようにして生じたのかを解明する必要があると考えるようになりました。また、そのようなしかたで、原子力問題に素人のわたしでも、福島第一原発事故にかか わりを持つことができるのではないかと思ったのです。
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