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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第144号■

2014年10月3日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第144号■

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◇トピックス
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◆書評

馬場公彦 著
『現代日本人の中国像』の書評が、
2014年9月27日付 図書新聞に掲載されました。評者は楊海英氏。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/927-ed4f.html

香川めい・児玉英靖・相澤真一 著
『〈高卒当然社会〉の戦後史』
の書評が、9月21日付、日本経済新聞に掲載されました。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/2014921-6ede.html

金菱清 著 震災メメントモリ の書評が、  9月20日付、「図書新聞」に掲
載されました。評者は好井裕明氏。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/20-6dd2.html

◆発売のおしらせ

発売遅くなっておりました小熊英二対談集、10月10日発売いたします。

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『真剣に話しましょう』
──小熊英二対談集
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小熊英二  著
四六判上製368頁・本体2400円+税
ISBN 978-4-7885-1399-0 C1030
分野=社会学・社会問題・政治

◆熱論ふたたび!

『〈民主〉と〈愛国〉』『1968』等の大作を世に問うてきた著者は対談の名手としても知られています。社会学者・上野千鶴子氏との対談では、上野氏の思想の核とその軌跡を描くことで、70年代からの社会変化を逆照射し、貧困に抗する社会活動家・湯浅誠氏との対談では、湯浅氏の「調整」活動の真意を問い、政治と社会をつなぐ運動の姿を模索する。憲法学者・木村草太氏には秘密保護法の是非から法を裏打ちするものを問い、世田谷区長・保坂展人氏には、地盤なき当選の経験と政治文化の変化を聞き出す。対談相手と真摯に向き合い、その思想・活動を丹念に読み込み、圧巻の社会分析へと展開するスタイルは健在です。震災と原発事故以来、混迷錯綜を極める日本において確かな地歩を占める12人の論客との妥協なき対談から、社会を変える兆しが見えてきます。

対談者

古市憲寿
震災後の日本社会と若者
   
高原基彰
サヨクはなぜ経済成長の夢を見るか?            
「超安定社会」の廃墟から議論の足場を再構築するために
  
上野千鶴子
上野千鶴子を腑分けする──「対幻想論」から『ケアの社会学』まで

小川有美  酒井啓子  篠田 徹
グローバル社会運動と日本──代議制民主主義を超える民主主義の可能性

湯浅 誠
社会運動のつくり方──世界を自分で変えるには

保坂展人
今回の国政選挙まで、とにかく懲罰投票が続いている。
有権者は現実として議員に期待をしていない

東 浩紀
風営法問題、官邸前抗議、ヘイトスピーチ、総選挙……
今、「リベラル」は何をすべきか
 
菅原 琢   韓 東賢
変化の手前にある現在──二〇一三年の時代経験

木村草太
憲法と政治参加を考える──特定秘密保護法と民主主義をめぐって

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◇近刊情報
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10月中旬発売予定
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『本の底力』
──ネット・ウェブ時代に本を読む
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高橋文夫 著
四六判並製192頁・本体1600円+税
ISBN 978-4-7885-1413-3 C1000
分野=読書論・文明論

やっぱり本はつよい!

スマホ、タブレットなどの電子メディアの進歩で、本も電子書籍が主流になると思われる時代。紙の本や雑誌は、いまや風前の灯火、いつ消滅してもおかしくないといわれています。実際、厳しい状況です。「しかし、いまだからこそ、本の力が必要だ」と著者は主張します。電子メディア関係の雑誌などに長く携わってきた著者は、デジタルの力ももちろん認めますが、それはあくまで「文明」の利器としてであって、それだけで押し通すことはできない、デジタル化の弊害も多い、キンドルなども予想外に苦戦している、と言います。対する「文化」としての本は鈍重だが、モノとしてのかたちや重さ、手触りなどの刺激が脳や皮膚を活性化させるともいわれ、ネット・ウェブ全盛の時代のいまこそ、アンカー(錨)としてその新しい役割が求められていると宣言します。愛書家、出版に携わる人びとに「福音」のような書といえましょう。

11月上旬発売予定
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『病いの共同体』
──ハンセン病療養所における患者文化の生成と変容
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青山陽子 著
A5判上製320頁・本体3600円+税
ISBN 978-4-7885-1412-6 C1036
分野=社会学・質的調査

誇りに満ちた「生の軌跡」

国によるハンセン病者隔離政策の責任を問う「ハンセン病国賠訴訟」以来、療養所における「被害」の実情が広く知られるようになりました。しかし訴訟後、多磨全生園にフィールドワークに入った著者は、彼らの人生を孤独や不幸といった言葉だけで片付けてよいのか、という違和感から、「被害の語り」とは異なる誇りに満ちた生の記憶を、数年にわたり丹念に聞き取ってゆきます。療養所という閉ざされた場にありながら、患者たちが集団としての連帯を生み出し、独自の文化を形成していったプロセスを社会学の視点から描く気鋭の力作!

◆復刊のお知らせ

9月下旬発売予定
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『〈住宅〉の歴史社会学 』
──日常生活をめぐる啓蒙・動員・産業化 
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祐成保志 著 
A5判上製336頁・本体3600円+税
ISBN 978-4-7885-1127-9   C3036
分野=社会学・文化研究・建築学

10月末刊行の新刊『ハウジングと福祉国家』(ジム・ケメニー著/祐成保志訳)
にあわせまして、在庫切れとなっていました本書を復刊いたします2008年に刊行してから、すでに住宅の社会学的研究の必読参考文献とされていた本書のご注文をどうぞよろしくお願いいたします。

【内容紹介】よい暮らしを望むとき、現代人はしばしばその舞台である住宅を良くすることに思いを馳せます。若年ホームレス、孤独死など世間を騒がせる社会現象には、いまの住宅が「身の丈にあっていない」、という共有された「住宅難」の感覚があるようです。筆者はこの住居への感覚の来歴を追って、人びとが住宅について何を問い求めてきたかの歴史をひも解き、その答えとして示された模範=モデルハウスの変遷をたどります。明治末から急増する住宅をめぐる言説が、やがて総力戦体制において制度的な基盤を与えられていく社会的な形成過程を明らかにしつつ、「メディアとしての住宅」の作用によってもたらされた住居をとりまくシステムまでも問いなおした野心作です。著者は東京大学文学部准教授。

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◇奥付
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次回発行は2014年11月上旬を予定しております。
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