◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第143号■
2014年9月1日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第143号■
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◇トピックス
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◆書評など
日比嘉高著『ジャパニーズ・アメリカ 』の書評が毎日新聞、2014年8月10日付に掲載されました。評者は若島正氏。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/post-a701.html
◆シリーズ書のご案内など
山本武利 監修/永井良和 編『占領期生活世相誌資料I 敗戦と暮らし』、8月21日発売いたしました。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/post-30be.html
II巻以降の目次は以下の通りです。II巻は12月発売を予定しております。
占領期生活世相誌資料は全3巻、続刊の内容
II 風俗と流行 松田さおり・永井良和編
第一章 性風俗、パンパン、鳩の街、男娼、オフリミット 松田さおり
第二章 アプレゲール、不良 岩本茂樹・松永寛明
第三章 衣服の変遷 加藤敬子
第四章 家庭生活のアメリカ化 加藤敬子
第五章 地方の風俗、集団見合い、ダンス、市民駅 永井良和
III巻 メディア新生活 土屋礼子編
第一章 メディアの民主化(街頭録音と壁新聞) 土屋礼子
第二章 英語メディアと流行歌 土屋礼子・吉田則昭・市川孝一
第三章 活字に飢えて 土屋礼子・鈴木常勝
第四章 広告の新時代 竹内幸絵
第五章 博覧会と近未来 井川充雄・土屋礼子
(内容・執筆者は変更の可能性があります)
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◇近刊情報
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9月中旬発売予定
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『小説を愉しむ脳』
── 神経文学という新たな領域
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苧阪直行 編
四六判上製224頁+カラー口絵12頁
予価2600円+税
ISBN 978-4-7885-1407-2 C1040
分野=脳科学・心理学・哲学
社会脳シリーズ7 神経文学の秘密の花園への旅!
社会脳シリーズ第7巻は、文字を認識したり、文章を読んだり、小説を楽しんだりする脳に焦点を当てます。文字を扱うことは、人間にとって新しい機能です。日本でも、ほとんどの人が文字を読むことができるようになったのは、ごく最近のことにすぎません。脳は、どうやってこの能力を獲得したのでしょうか。本巻はさらに、読み書きの脳内基盤を文字から探るアプローチに加えて、小説、俳句や川柳などの文芸作品を読むことで生まれる愉しみが、どのように感情や情感などの共感性とかかわるのか、情動脳のはたらきにも焦点を当てます。小説や詩歌を味わうことの愉しみがどのような脳の仕組みによってなされているのか、ことばというシンボリックな記号でつくられた秘密の花園を訪ねてみませんか。
社会脳シリーズ 既刊
9月下旬発売予定
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『ライフストーリー研究に何ができるか』 (仮題)
──対話的構築主義の批判的継承
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桜井 厚・石川良子 編
四六判上製248頁・予価2200円+税
ISBN 978-4-7885-1398-3 C3036
分野=社会学・心理学・歴史学
ライフストーリー研究の再定位のために
多人数に向けた質問紙調査と異なり、個人が語る豊饒な物語を捉えようとするライフストーリー研究は、社会学・心理学・歴史学等へと広く浸透し、成果を生み出しています。なかでも社会学者・桜井厚の唱えた、語りを語り手と聞き手の相互行為の産物として捉える「対話的構築主義」の方法論は影響を広げ、議論を呼びました。どの研究対象にも使えるのか、会話形式の引用の意義は、調査者の自己言及的記述の目的は何か──。これら疑問の声に応え、研究法の可能性を探るため、桜井厚と若手研究者たちが多年の調査経験をもとにした論考をまとめました。ライフストーリー研究に挑む学生の教科書として、すべての社会調査者に向けた問題提起として、研究の最前線からの渾身の一冊です。
9月下旬発売予定
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『ハウジングと福祉国家』 (仮題)
──居住空間の社会的構築
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ジム・ケメニー 著/祐成保志訳
四六判上製288頁・本体3400円+税
ISBN 978-4-7885-1411-9 C3036
分野=社会学・住宅問題・都市論・福祉政策論
「ハウジング」の社会学の幕開け!
「住まい」について何ひとつ問題のない社会は存在しないでしょう。しかし、住宅問題の語られ方、そして問題の解決の仕方は、社会によって大きく異なります。本来、都市、家族、福祉など多分野にかかわる住宅の研究は、日本においてはもっぱら建築学が主導してきましたが、欧州を中心により広い社会科学の諸分野から新しい成果が生まれています。その一つの画期をなしたのが、住宅研究の認識論から説き起こし、構築主義の視点を導入しつつ、比較福祉国家論との接続を果たしたケメニーの研究です。イデオロギーと住宅供給システムの関係を読み解き、「福祉レジーム」と住宅保有形態の密接な関係を喝破した本書は、ハウジングの社会学の未来を拓く古典と言えましょう。訳者は東京大学准教授の祐成保志氏。
9月下旬発売予定
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叢書セミオトポス9
『着ること/脱ぐことの記号論』
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日本記号学会 編
A5判並製250頁・予価2800円+税
ISBN 978-4-7885-1410-2 C1010
分野=ファッション・思想・芸術
人間がまた新鮮に見えてくる
人はなぜ服を着るのでしょう。服を着ることは必要不可欠でしょうか。衣服は「第二の皮膚」とも呼ばれますが、「裸体」もまた、衣服によって作り出されます。衣服を「脱ぐ」ことによってです。冒頭から〈脱ぐこと〉をめぐって、ファッションの哲学の第一人者・鷲田清一氏と抱腹絶倒の対談が展開されます。さらに「人を着る」「音を着る」「都市を着る」といったことにも話題が及び、新聞紙に身を包みパフォーマンスをする「新聞女」についての考察もあります。
このように本号は、人間が衣服を「着ること/脱ぐこと」の意味を、多くの題材により根源的に考察したものです。また、昨年逝去された元記号学会会長で学会育ての親、山口昌男先生と記号学会との関わりを、親しかった会員が珠玉のエピソードをまじえて語っています。他では見られない追悼特集です。前号セミオトポス8『ゲーム化する世界』 はおかげさまで重版になりました。
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◇奥付
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次回発行は2014年10月上旬を予定しております。
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