新刊 S・D・ハロウェイ『少子化時代の「良妻賢母」』
S・D・ハロウェイ 著/高橋 登・清水民子 ・瓜生淑子 訳
四六判並製400頁
定価:本体3700円+税
発売日 14.7.24
ISBN 978-4-7885-1394-5
見本出来ました。7月23日配本です。
7月25日ごろ書店に並びます。
訳者あとがき
著者のスーザン・ハロウェイ氏は、1983年にスタンフォード大学で発達心理学と幼児教育の博士学位を取得後、メリーランド大学、ハーバード大学等を経 て、現在はカリフォルニア大学バークレー校の教授を務めている。大学院時代の指導教員は日米の子育てに関する比較研究で知られる故ロバート・ヘス教授であ り、彼女もアメリカ側メンバーとしてプロジェクトに関わってきた。ヘス教授らの研究は、『母親の態度・行動と子どもの知的発達:日米比較研究』(東洋・柏 木恵子・R. D. Hess. 東京大学出版会、1981)としてまとめられているが、同書は今なお発達心理学、とりわけ子どもの文化的発達に関する基本文献として読み続けられている。
その後も彼女は日本の幼児教育や子育てに関心をもち、研究を進めてきた。1994年にはフルブライト財団の助成を受け、半年間、大阪教育大学に滞在し、 日本の幼稚園についてフィールドワークを行っている。その際に調査協力をしたことから、私の彼女との付き合いが始まった。その成果は Contested Childhood: Diversity and Change in Japanese Preschools.(邦訳『ヨウチエン:日本の幼児教育、その多様性と変化』北大路書房)としてまとめられており、私も翻訳者として関わっている。こ うした経緯から、今回も翻訳を手伝うことになった。
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