新刊 香川めい・児玉英靖・相澤真一『〈高卒当然社会〉の戦後史』
香川めい・児玉英靖・相澤真一 著
四六判上製240頁
定価:本体2300円+税
発売日 14.7.22
ISBN 978-4-7885-1395-2
見本出来ました。7月23日配本です。
7月25日ごろ書店に並びます。
はじめに
「高校に通えることが当たり前の社会」の成り立ち
――高校教育機会の提供構造とは「なぜ今さら、高校のことを語る必要があるの?」
「昔ならいざ知らず、高校なんて今じゃ誰でも通えるじゃないか」この本を手にされたあなたは、こう疑問に思われたかもしれない。
たしかに、高校は全国いたるところに存在し、中学を卒業したら特に事情がない限り進学するとされているところである。たいていの場合、何校かの選択肢の 中から自分の将来や家計の事情などと照らし合わせて、中学校や学習塾の先生と相談し、進学先を選ぶ。高校とは今や、細かな問題はあっても、すでに日本社会 に定着している成熟した制度である。しかし、私たちは、本書において次のことを繰り返し指摘する。今だからこそ、高校のことを語らなければならないのだと。そして、高校に通えることは、決 して当たり前のことではないということも。つまり、高校教育機会をどのようにして維持していくかを語ることが、いかに重要かということを、である。
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