図書新聞 2014年7月19日号 2014年上半期読書アンケート
図書新聞 2014年7月19日号 2014年上半期読書アンケートに弊社書籍が掲載されました。
遠藤野ゆり・大塚類『あたりまえを疑え!』 (金森修氏評)
「……臨床教育学という背景的学問構想の下に、いじめや発達障害、虐待などの深刻な教育問題を論じながら、それと同時に、われわれが抱きがちな固定概念を壊そうと試みる。これは教育学の優れた入門書であると共に、世界・他者・自己理解の関係を捉え直そうとする実践的哲学の書でもある」
阿部純一郎著『〈移動〉と〈比較〉の日本帝国史』 (坂野徹氏評)
「……近代日本のフィールドワークの開拓者と呼ばれる人類学者・鳥居龍蔵による台湾・中国調査の民族誌を丹念に読み解いた3章の議論が特に興味深かった」
河本英夫著『損傷したシステムはいかに創発・再生するか』 (小松美彦氏評)
「……触覚・発達・記憶などをめぐるオートポイエーシスを論じることを通して、まさにその言明すなわちオートポイエーシスそのものを読者に体感ささる「怪」作」
私市保彦・今井美恵著『「赤ずきん」のフォークロア』 (野上暁氏評)
「……混迷する現代社会の人びとの、内面に潜む原初的な情動を照射して想像力を刺激する」
« 新刊 香川めい・児玉英靖・相澤真一『〈高卒当然社会〉の戦後史』 | トップページ | 新刊 大澤真幸・塩原良和・橋本 努・和田伸一郎『ナショナリズムとグローバリズム』 »
「書評」カテゴリの記事
- 「2024年回顧 動向収穫 社会学」@週刊読書人 2024年12月20日付(2024.12.19)
- 書評 ダーク・フォン・レーン 著『ハロルド・ガーフィンケル』 @図書新聞 2024年12月14日付(2024.12.10)
- 書評 内藤千珠子『「アイドルの国」の性暴力 増補版』@図書新聞 2024年11月23日号(2024.11.19)
- 書評 ジョルジュ・ディディ=ユベルマン 著『「それ」のあったところ』@毎日新聞 2024年11月9日付(2024.11.12)
- 書評 ジョルジュ・ディディ=ユベルマン 著『「それ」のあったところ』@朝日新聞 2024年11月2日付(2024.11.05)
« 新刊 香川めい・児玉英靖・相澤真一『〈高卒当然社会〉の戦後史』 | トップページ | 新刊 大澤真幸・塩原良和・橋本 努・和田伸一郎『ナショナリズムとグローバリズム』 »
コメント