◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第142号■
2014年7月7日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第142号■
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◇トピックス
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◆書評
・金菱清著『新 体感する社会学』 の紹介が、
2014年6月29日付朝日新聞書評欄、10代の読書・ブックサーフィン「時代を読むこの3冊」にて、本田由紀氏にご紹介いただきました。現在重版中、7月23日出来予定です。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/629-f6ec.html
・山口裕之 著『コピペと言われないレポートの書き方教室』の記事が6月21日付読売新聞に掲載されました。こちらも現在重版中、22日出来です。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-a7cc.html
・馬場公彦著『現代日本人の中国像』の書評が、6月8日 2014年、毎日新聞に掲載されました。評者は張 競氏。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post.html
・森口佑介著『おさなごころを科学する』の書評が、2014年6月15日付新潟日報「にいがたの一冊」に掲載されました。評者は鈴木光太郎 新潟大学付属図書館長。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-62a7.html
◆フェアなど
東京学芸大学生協書籍部にて新曜社フェアを開催中!8月8日まで。
◇近刊情報
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7月中旬発売予定
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『ロボットの悲しみ』
──人とロボットの生態学にむけて
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岡田美智男・松本光太郎 編著
四六判並製224頁・予価1900円+税
ISBN 978-4-7885-1404-1 C1011
分野=心理・看護・介護
◆ロボットもつらいのだ!
介護の現場にいよいよロボットが登場しつつあります。人手不足と腰痛などの職業病を回避する決め手としてニュースでも取り上げられるようになりましたが、ロボットの腕がおばあさんの口元にスプーンで食事を運ぶ姿に、どこか痛々しさを感じないでしょうか? ペットロボットに話しかけるおじいさんは、孤独ではないのでしょうか? 人助けのためにこの世に生まれながら、本当に人の代わりにはなれないロボット。日常生活の中に繰り出し始めたロボットと人はどうコミュニケーションできるのかをめぐって、ロボット開発者の常識破りの発想と心理学者のするどい観察のコラボレーションから生まれた本です。
7月中旬発売予定
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『自己を知る脳・他者を理解する脳』
──神経メンタライジングの新展開
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苧阪直行 編
四六判上製320頁+カラー口絵15頁
予価3600円+税
ISBN 978-4-7885-1397-6 C1040
分野=脳科学・心理学・哲学
◆社会脳シリーズ6
社会脳シリーズ第6巻の配本です。自分のことは自分が一番よく知っていると思いがちですが、本当にそうでしょうか? 自分を知ることは他者を理解することより難しいかもしれません。本巻では、自己と他者の意識はどのように脳内で表現されているのか、「他者の心」を推測する心のはたらきである「心の理論」の脳内メカニズムはどのようなものかを、脳イメージングを駆使したさまざまな研究を通して紹介します。自分の手ではないゴムの手の模型が、あたかも自分の手であるかのように感じられるラバーハンド実験や、意図や攻撃、情動の脳メカニズムの探索、他者と同調する脳を2台の脳スキャン装置を連動させて観察する実験など、今回も興味のつきない内容です。
社会脳シリーズ
http://www.shin-yo-sha.co.jp/series/social_brain.htm
7月中旬発売予定
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『量から質に迫る』
──人間の複雑な感性をいかに「計る」か
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徃住(とこすみ)彰文 監修・村井源 編
A5判上製240頁・本体2600円+税
ISBN 978-4-7885-1396-9 C1011
分野=心理学・認知科学・感性工学
◆「量か質か」を超えた心の科学
学問の世界における量的研究と質的研究の間の溝は非常に深く、「量か質か」の不毛な対立が繰り返されてきました。本書は、これまで質的研究の対象と考えられてきた人間の複雑な心的活動に量的側面からアプローチする方法を、個別の研究に基づいてわかりやすく解説します。一見すると科学になじまないように見える文学や音楽、思想など、複雑でとらえがたいものや直感的な心のはたらきを数量化し、緻密に分析することで、いったい何が見えてくるのでしょうか? 量か質かを超えた「第三の道」に挑む、心の科学の最先端への招待!
7月下旬発売予定
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『自分と出会うアートセラピー』
──イメージでひらく無意識の世界
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近藤総子編著
A5判並製260頁+カラー口絵32頁
予価3400円+税
ISBN 978-4-7885-1393-8 C1011
分野=心理学・心理療法
◆誰もがもつ、自己変容の可能性
「子どもの絵にはホンネがあらわれる」ことを不思議に感じた心理カウンセラー、画家、音楽家など7名の女性たちが始めたアートセラピー勉強会10年の軌跡。ユング心理学最強の道具といわれるアクティヴ・イマジネーションや象徴解釈の方法を取り入れて自らの描画を読み解くうちに、思いもよらなかった内面世界に気づき、劇的な自己変容が起こります。誰もが自分を変える力をもっていること、アートセラピーはそのための強力なツールとなることを体験的、実践的に示した本書は、カウンセラーの方々だけでなく、アートセラピーに関心のある一般の読者にも興味深いでしょう。描画の実例のカラー口絵付き。
7月下旬発売予定
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ワードマップ
『ナショナリズムとグローバリズム』
──越境と愛国のパラドックス
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大澤真幸・塩原良和・橋本 努・和田伸一郎 著
四六判並製336頁・本体2500円+税
ISBN 978-4-7885-1400-3 C1010
分野=現代思想・社会問題
◆その熱狂のなかでクールに考えるために
国境を越えて人や資本が軽々と移動するグローバル化の時代に、なぜ国民・国家にこだわるナショナリズムが、生き続けるどころか、ますます盛んになっているのでしょうか。たしかに竹島・尖閣諸島などの領土問題は重要ですが、そのために憲法「解釈」を変え、集団的自衛権を使って、「戦争のできる国」にする必要などあるのでしょうか。この狂気ともいえるナショナリズムの熱狂のなかで、冷静にその意味と危険性を考えるために、本書は最適だと思います。ゲルナー、アンダーソンなどの著名な理論から始まって「日本のナショナリズム」「戦争・軍隊」「マクドナルド化」「移民」「核」「グローバルシティ」「ソーシャルメディア」などの魅力的なキーワードで、グローバル化のなかで変質するナショナリズムの「現在」を、四人の著者が多面的に解読します。
7月下旬発売予定
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『検閲の帝国』
──文化の統制と再生産
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紅野謙介・高榮蘭ほか編
A5判上製488頁・本体5100円+税
ISBN 978-4-7885-1401-0 C1090
分野=日本文学・近現代史
◆「検閲」は転移する
権力はつねに、自分に都合のいいように情報を統制し、言論を統制しようとします。これを「検閲」といいますが、実際どのように行なわれたのでしょう。日本はいまから百年前に朝鮮半島を植民地にしました。その前には台湾を植民地にしています。大日本「帝国」の誕生です。本書は、韓国併合百周年を機に日韓の研究者が、戦前の帝国期の内地と植民地で、検閲がどのように行なわれ、どう違っていたかをつぶさに検証したものです。文学だけでなく、映画・演劇・写真などの芸術から新聞・雑誌などのメディアまで、さらには、戦前・戦中だけでなく、戦後のアメリカ占領期にまでわたって、「検閲」をキーワードに権力というものの多様な在り方──露骨・強圧的な検閲から見えない検閲まで──を追跡・解読します。
8月上旬発売予定
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『占領期生活世相誌I 世相と暮らし』 (仮題)
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永井良和 編
A5判上製360頁・予価4500円+税
ISBN 978-4-7885-1402-7 C1030
分野=近現代史・社会学
◆かつて日本がアメリカに占領された時代があった!?
日本がアメリカと戦争をして負けたことを知らない若い人たちが出てきたことが一時話題になりましたが、そういう人はもちろんアメリカに占領されていた時代があったことなどご存じないでしょう。「ギブ・ミー・チョコレート」を体験した人も少なくなっているのですから、それも仕方ないでしょうか。この『占領期生活世相誌』全三巻は、占領軍の検閲により日の目を見なかった膨大な雑誌記事がアメリカに送られたおかげで無傷で保存されていたアーカイブ(プランゲ文庫)から、生活と世相に関わる、当時を彷彿とさせるものを選んで、収録・解説したものです。第I巻のテーマは「世相と暮らし」で、「闇市」「浮浪児」「日雇い」「復員と引揚げ」「傷痍軍人」「進駐軍」「買出し」「配給」「タケノコ生活」「結婚難時代」「バス・コントロール」などの話題が取り上げられます。
II巻は「風俗と流行」III巻は「メディア新生活」で、近刊予定です。
8月上旬発売予定
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『真剣に話しましょう』 (仮題)
──小熊英二対談集2
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小熊英二 著
四六判上製338頁・本体2400円+税
ISBN 978-4-7885-1399-0 C1030
分野=社会学・社会問題・政治
◆熱論ふたたび!
『〈民主〉と〈愛国〉』 『1968』等の大作を世に問うてきた著者は対談の名手としても知られています。社会学者・上野千鶴子氏との対談では、上野氏の思想の核とその軌跡を描くことで、70年代からの社会変化を逆照射し、貧困に抗する社会活動家・湯浅誠氏との対談では、湯浅氏の「調整」活動の真意を問い、政治と社会をつなぐ運動の姿を模索する。憲法学者・木村草太氏には秘密保護法の是非から法を裏打ちするものを問い、世田谷区長・保坂展人氏には、地盤なき当選の経験と政治文化の変化を聞き出す。対談相手と真摯に向き合い、その思想・活動を丹念に読み込み、圧巻の社会分析へと展開するスタイルは健
在です。震災と原発事故以来、混迷錯綜を極める日本において確かな地歩を占める11人の論客との妥協なき対談から、社会を変える兆しが見えてきます。
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◇奥付
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