新刊 マリア・レゲァスティ『乳児の対人感覚の発達』
マリア・レゲァスティ 著/大藪 泰 訳
A5判並製312頁
定価:本体3400円+税
発売日 14.5.22
ISBN 978-4-7885-1390-7
見本出来ました。5月22日配本です。
5月26日ごろ書店に並びます。
数年前、ケンブリッジ大学出版局の主任編集者のサラ・カロ(Sarah Caro)から、乳児の対人理解に関する私の研究についての研究書を書いて欲しいという電話があった。ちょうどその時期は、発表すべきさまざまな研究論文 を発表し終え、まだ進行中の論文もいくつかあったときだった。そうした研究をどのように一つの発達の物語としてまとめるかを考えるときだと感じた。サラの 親切な申し出を受けることにした。
私の研究は、(1)乳児には誕生時から共感的な情動によって活性化される生得的な対人感覚があると主張し、(2)乳児は人と物を区別するために随伴性ま たは動作といった身体的パラメーターを使うという考えに疑問を呈し、(3)心理学的な存在になる前の乳児は機械的な存在(訳注:外界からの刺激に対して自 動的に決まりきった反応をする存在)だという仮定を否定する、というやや特殊な見解に属している。
本書は20年間にわたる学問的な進展と家族生活の産物である。多くの人々が、乳児とその発達に関する私の考え方に貢献してくれた。私の最初の(学部時代 の)メンターであり、新生児模倣に関する私の卒業論文の手助けをしてくれたジャン・ケプケ(Jean Koepke)は、子どもをもつだけではなく、子どもの精神生活がどのように発達するかを知るなら、もっと実りが大きいと話してくれた。2人目のメンター で友人であり、一緒に代名詞の発達と前言語期の母子相互作用を検討した故ヘルガ・フェイダー(Helga Feider)は、どうすれば非常に幼い乳児であってもその精神生活の理解がコミュニケーションを通して検討できるかを具体的に説明してくれた。
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