書評・紹介 萩原 滋編『テレビという記憶』
萩原 滋 編
A5判上製264頁・定価2730円
発売日 13.2.26
ISBN 978-4-7885-1329-7
が、日本経済新聞(2013年11月17日付)読書欄「今を読み解く」にて紹介されました。テーマは「テレビ放送の現在と未来」。評者は稲増龍夫氏
わが国でテレビ放送が始まったのが1953年。今年は、それから60年ということで、テレビの過去・現在を総括し、未来を展望する本が相次いで出版されている。・・・・・・
社会史的なテレビ研究ということでは、萩原滋編の『テレビという記憶』(新曜社・13年)も、統計データやインタビュー調査を駆使した労作である。「高齢者」「仮面ライダー世代」「大学生」「中学生」などの年代ごとのテレビ視聴の特性を丹念にトレースし、テレビ視聴の未来形を予測している。特に若者世代のSNSとの使い分けの分析は有用である
ほか紹介されているのは
太田省一著『紅白歌合戦と日本人』(筑摩書房)
奥村健太著『それでもテレビは死なない』(技術評論社)
重延浩著『テレビジョンは状況である』(岩波書店)
金平茂紀ほか『テレビはなぜおかしくなったのか』(高文研)
評者の先生、掲載紙ご担当者に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
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