書評 ヴァカン著 『ボディ&ソウル』
ロイック・ヴァカン 著
田中研之輔・倉島哲・石岡丈昇 訳
四六判上製416頁・定価4515円
発売日 13.2.1
ISBN 978-4-7885-1319-8
の書評が、6月15日付 「pen」に掲載されました。評者は杉浦大介氏。
日本人が実感するのは難しいかもしれないが、スポーツが貧困を脱するほぼ唯一の手段という地域はいまでも存在する。本書はそんな、いわゆる「ハングリー・スポーツ」の代表格であるボクシングの世界に飛び込んでいったフランス人社会学者のレポート。・・・・・・
『ボディ&ソウル』の最大の魅力も、フランス人の学者がジムの仲間たちと徐々に、人種、国籍を越えた友情を育んでいく過程にある。本書に登場するボクサーたちへの、感情移入を禁じ得ない。・・・・・・
評者の先生、掲載紙ご担当者に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
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