◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第130号■
2013年5月20日発行 メール版 第130号 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第130号■ +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ◇トピックス ___________________________________ ●書評 佐藤卓己・渡辺靖・柴内康文 編 『ソフト・パワーのメディア文化政策』 の書評が、週刊読書人、2013年5月3日付、に掲載されました。評者は諸橋泰樹 氏。 https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-3475.html ロイック・ヴァカン 著 田中研之輔・倉島哲・石岡丈昇 訳 『ボディ&ソウル』 の書評が、5月8日付 北海道新聞書評欄に掲載されました。評者は藤島大氏。 https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-866a.html ジェレミー・テイラー 著 鈴木光太郎 訳 『われらはチンパンジーにあらず』 の書評が信濃毎日新聞2013年4月28日付書評欄に掲載されました。 評者は岡ノ谷一夫氏 https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-7e84.html ●復刊いたしました 江森一郎 著『体罰の社会史 新装版』 四六判並製288頁・定価2520円(税込) ISBN 978-4-7885-1335-8 C1021 本書の復刊にあたりまして、広田照幸先生よりご推薦の言葉を頂戴いたしまし た。ご一読くださいませ。 https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-7805.html ●おわび 申し訳ございません。4月刊行予定にしておりました、 「叢書 戦争が生みだす社会」 2巻 引揚者の戦後 の発売が遅れております。 発売予定は7月となります。 定期にてご注文いただいております、書店さま、お客さまにはご迷惑をおかけ いたします。心よりお詫び申し上げます。 また3巻 米軍基地文化につきましては現在、発売日未定となっております。 叢書 戦争が生みだす社会(全3巻) 内容詳細 https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-a128.html ●近刊・お知らせ 前回ご紹介いたしました、 村上宣寛 著『ハイキング・ハンドブック』につきまして、 発売は6月4日を予定しております。かなり遅くなりましたが、お許しくださ い。 なお村上宣寛ホームページ CompleteWalker http://completewalker.blogspot.jp/ 「The preface of Hiking Handbook & PDF of Chapter 2」より 本書の第2章がダウンロードできます。どうぞごらんください。 ___________________________________ ◇近刊情報 ___________________________________ 5月下旬発売予定 ---------------------------------------------------------------------- 『質的心理学の展望』 ── ---------------------------------------------------------------------- サトウタツヤ 著 A5判上製288頁・定価3360円(税込) ISBN 978-4-7885-1343-3 C1011 分野=心理学・質的方法 ◆質的心理学をどう学ぶか、どう実践するか 質的心理学は、心理学ばかりでなく、社会学、教育学、医学、看護学など、広 汎な分野で注目を集めています。なぜ今、質的心理学なのでしょうか? そこ には歴史的な必然があり、また、研究者たちの地道な取り組みがあります。本 書は、日本質的心理学会の母体となった研究誌、『質的心理学研究』立ち上げ メンバーの一人である著者による、質的心理学を学び、実践するうえでの基本 的問題を考察した論集です。常に社会とつながる学問を探求してきた著者なら ではの、ユニークで、既成概念を打ち破るエネルギーに満ちた刺激的な一書で す。著者が質的研究を学んだ過程についての報告もあり、初学者にとっては質 的研究へのよい案内となっています。すでに質的研究を実践している研究者に とっても、自らの方法を振り返るよい機会となるでしょう。著者は、立命館大 学教授。 6月中旬発売予定 ---------------------------------------------------------------------- 『ノットワークする活動理論』 ──チームから結び目へ ---------------------------------------------------------------------- ユーリア・エンゲストローム著 山住勝広・山住勝利・蓮見二郎訳 四六判上製440頁・予価4935円(税込) ISBN 978-4-7885-1347-1 C1036 分野=組織論・教育 ◆活動理論の新しい展開! 活動理論で知られるエンゲストローム待望の新刊です。現在、各分野でチーム ワークや協働が注目され、さまざまなネットワークやソーシャルメディアに関 わることが流行ですが、はたして、承認され繋がったという小さなエピソード を除いて、本当に参加者や社会にとっての新たな価値が生まれているでしょう か? 職場、医療、教育、法廷、生産現場等々で差し迫って求められているの は、すばやく変化する予測不能な現場のニーズに応える、俊敏で柔軟な協働な のです。それを可能にするのが、本書の提唱する、創発的な交渉によるノット ワーキング(結び目づくりによる協働)です。多様な協働の現場の貴重な参与 観察から、協働が生まれる、あるいは阻害される状況をつぶさに報告した本書 は、革新が同一性の中からではなく、それぞれが異なる個性の結び目から生ま れることを検証しています。 エンゲストロームの著作(弊社) 拡張による学習 http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/4-7885-0689-0.htm ノットワーキング http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1084-5.htm 6月下旬発売予定 ---------------------------------------------------------------------- 『ヴェブレンとその時代』 ──いかに生きたか、いかに思索したか ---------------------------------------------------------------------- 稲上 毅 著 A5判上製704頁・定価6720円(税込) ISBN 978-4-7885-1340-2 C1036 分野=社会学・経済学・思想史 ◆画期的なヴェブレン評伝! 「顕示的浪費」という鍵概念で消費社会を鮮やかに論じた『有閑階級の理論』 で知られるソースタイン・ヴェブレンは、ノルウェー移民の子としてアメリカ に生まれました。そのような生い立ちにもよるのか、世の中の不公正に敏感で、 「不在所有制」「社会的共通資本」「製作者本能」などの、時代を何十年も先 取りする概念を考えだし、多くの重要な著作を発表しました。しかし一方で、 英語が不自由で気難しい人間だったため、研究者として恵まれず孤立していた、 などの否定的評価もされてきました。この「ヴェブレン神話」とでもいえるも のに対して著者は、彼の全著作を読破し、新たに公開された一次資料にもつぶ さに目を通して、全く新しいヴェブレン像を対置します。そこからは、英語が 達意で(書かれたものは難解だが)、学生・同僚にもめぐまれ、女性関係も華 やかな(ゆえに誤解もされた?)魅力的な人間像が浮かび上がってきます。今 後かならずや、アメリカも含めて、ヴェブレン評伝の決定版となることでしょ う。 6月中旬発売予定 ---------------------------------------------------------------------- 『コピペと言われない
レポート作成マニュアル3つのステップ』(仮題) ── ---------------------------------------------------------------------- 山口裕之 著 四六判並製108頁・予価1260円(税込) ISBN 978-4-7885-1345-7 C0081 分野=教育・言語学・論文作成 ◆コピペ力を引用力へ 多くの大学で盗作問題、とくにコピー&ペースト操作で継ぎはぎされたレポー トの問題が、学期末の風物詩になっています。「コピペ」をやめさせ自分の力 でレポートを完成するようにさせる教育は全大学必須と言えるでしょう。しか し電話帳のような分厚い家電の取扱説明書を読む人が少ないように、細かな文 章作法まで伝えるマニュアルは分厚すぎて使いづらいものです。大学新入生が やる気を失わずに書き始められるためには、まず最低限のポイント、「コピ ペ」と引用の区別を知り、調べたことを引用・要約しつつ自分の意見を述べる 方法に絞ったマニュアルが必要ではないでしょうか。初めて読む教科書として プレゼミにも最適な一冊です。著者は徳島大学総合科学部准教授 山口裕之先生の著作(弊社) ワードマップ 認知哲学 http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1174-3.htm 6月下旬発売予定 ---------------------------------------------------------------------- 『それは私がしたことなのか』(仮題) ──〈行為の哲学〉入門 ---------------------------------------------------------------------- 古田徹也 著 四六判上製280頁・予価2520円(税込) ISBN 978-4-7885-1344-0 C1010 分野=哲学・思想・倫理学 ◆倫理的思考の故郷へ サンデル教授の公開講義ブームに始まり正しい行為とは何かを問う哲学書が人 気です。こうした本では以下のような極限的事例が議論されます。「列車が暴 走し線路上に立つ5人を轢かんとしている。ただし、眼前のレバーを引けば列 車は1人しか轢かない別の線路へと入る。引くべきか否か、その選択はどんな 理論で正当化されるのか……」。しかし、ジレンマに陥った中での苦渋の選択 というものから、倫理について多くを学べるのでしょうか。我々の目指すもの は、こうした状況で躊躇せず正しい行為を選び取れる、ということではないの ではないでしょうか。筆者は、我々の理解から乖離しない倫理の解明に向けて、 自由意志の有無、意図と行為の関係、さらには義務や責任と運との関係といっ た「行為」の深い謎へと切りこみます。ままならぬ世界で不完全な道徳行為者 として生きる人間の核心に迫る哲学入門書。著者は新潟大学准教授。 ___________________________________ ◇奥付 ___________________________________ □電子メールマガジン:「新曜社<新刊の御案内> 」(不定期発行) □HPアドレス http://www.shin-yo-sha.co.jp/ □blog:新曜社通信 https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/ □twitterもよろしく:http://twitter.com/shin_yo_sha □このメルマガは『まぐまぐ』を利用して発行しています。 □購読・解除・変更手続きは http://www.mag2.com/ より行って下さい。 □掲載された内容を許可無く転載することを禁じます。 □発行:株式会社新曜社 営業部 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町 2-10 電話 03(3264)4973(代) FAX 03(3239)2958 e-mail info@shin-yo-sha.co.jp ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 次回発行は2013年6月下旬を予定しております。
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