お知らせ・近刊 江森一郎『体罰の社会史 新装版』
『体罰の社会史 新装版』
江森一郎 著
四六判並製288頁・予価2520円(税込)
ISBN 978-4-7885-1335-8 C1021
分野=教育・社会問題・歴史
の刊行が4月30日発売予定で進んでおります。
本書の復刊にあたりまして、広田照幸先生よりご推薦の言葉を頂戴いたしましたので、ご一読くださいませ。
意外性があって、面白くて、考えさせられる本。体罰の歴史についての固定したイメージを揺さぶられる。丹念な史料の掘り起こしを通した著者の主張はユ ニークである。事例も楽しめる。西洋や中国と違って、江戸時代の日本の学校や家庭では、ひどい体罰が蔓延していたわけではなかった。だからこそ、明治の始 めに体罰否定思想が抵抗なく受け入れられた。体罰の乱用は、むしろ近代化の中で始まった。江森氏が24年前に描いた歴史像は、今でも刺激的で挑発的だ。
現代の学校教育のあり方を問い直す一石としても意義深い。体罰をめぐる議論は、各自の価値観の単なるぶつかり合いになりがちだ。だからこそ、本書を手にとって、その歴史をたどりなおしてみてほしい。読者は自分の体罰観を問い直す契機になるはずだ。
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