« ◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第127号■ | トップページ | 書評 相沢直樹 著 『甦る「ゴンドラの唄」』 »

新刊 ロイック・ヴァカン『ボディ&ソウル』

9784788513198

ロイック・ヴァカン 著
田中研之輔・倉島哲・石岡丈昇 訳

ボディ&ソウル

四六判上製416頁・定価4515円
発売日 13.2.1
ISBN 978-4-7885-1319-8

見本出来ました。2月1日配本です。2月5日ごろ書店に並びます。

訳者解説

本書は、Loic Wacquant, Body & Soul: Notebooks of an Apprentice Boxer(Oxford University Press, 2004)の全訳である。この本は二〇〇〇年にフランス語で刊行されたCorps et ame. Carnets ethnographiques d’un apprenti boxeur(Agone, Comeau & Nadeau)をヴァカンが英語版に編集したものである。これまでに英・仏語版を合わせて九つの言語で出版されている。英語版の公刊後にはQualitative Sociology(28巻2号、2005年)およびSymbolic Interaction(28巻3号、2005年)誌上で特集が組まれ、複数の書評論文とそれに対するヴァカンのリプライが掲載された。 ロイック・ヴァカンは、一九六〇年生まれ、フランスのモンペリエ出身である。HEC(高等商業学校)入学後に産業経済学を専攻していたが、たまたま聴講したピエール・ブルデューの公開講義に触発され社会学を学び始めた。以降、ブルデューの講義に頻繁に通うようになり、講義後にはブルデューの自宅まで歩きながら熱心な議論をおこなう間柄となった。HEC卒業後に渡米し、シカゴ大学でウィリアム・ジュリアス・ウィルソンの指導の下で黒人ゲットーの調査研究を開始した。ウィルソンは日本でも『アメリカのアンダークラス』、『アメリカ大都市の貧困と差別』(共に明石書店)の著者として知られるが、その基になったシカゴ大学調査プロジェクト「都市貧困と家族生活をめぐる研究」の主要メンバーとしてヴァカンは活躍した。一九九四年に博士学位を取得し、現在はカリフォルニア大学バークレー校社会学部教授である。一九九七年にはマッカーサー・フェローに選出されるなど高い評価を得ている。昨今ではヨーロッパ、南米、アジアでの数々の学会やシンポジウムにスピーカーとして招聘されている。

 

    ・・・・・・

《もっと読む ボディ&ソウル 訳者解説》

« ◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第127号■ | トップページ | 書評 相沢直樹 著 『甦る「ゴンドラの唄」』 »

新刊」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 新刊 ロイック・ヴァカン『ボディ&ソウル』:

« ◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第127号■ | トップページ | 書評 相沢直樹 著 『甦る「ゴンドラの唄」』 »

検索


  • カスタム検索
2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

ツイッター

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

タイトルのみ表示


サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想