新刊 一般社団法人モチベーション・マネジメント協会『公認モチベーション・マネジャー資格 BASIC TEXT』
一般社団法人モチベーション・マネジメント協会 編
公認モチベーション・マネジャー資格 BASIC TEXT
A5判並製192頁・定価1995円
発売日 12.10.30
ISBN 978-4-7885-1308-2
見本出来ました。10月26日配本です。10月29日ごろ書店に並びます。
はじめに
モチベーション・マネジメントの時代
仕事の場、教育の場、あるいはスポーツの場など、最近は多くの場面でモチベーション(motivation)ということばを耳にするようになりました。 日本語では動機づけとよばれますが、たとえばスポーツ選手がインタビューの中でモチベーションということばをそのまま使うなど、モチベーションは一般的に も定着が進んでいます。モチベーションが意味するのは、目標に向かう頑張りや達成に向けての意欲、やる気、あるいは努力です。したがって、モチベーションは生活のあらゆる場面にかかわってきます。音楽や文学、絵画など、芸術の領域でも、創造へのモチベーションは不可欠です。
心理学や経営学の中では、モチベーションに関する多くの理論や実証的研究が積み重ねられてきました。また企業・組織の場でも、働く人々のモチベーション を促進するため、理論や経験に基づくさまざまな実践、いわゆるモチベーション・マネジメントが試みられています。マネジメントは日本語では管理ですが、モ チベーションを管理するということは、経営側が従業員の意欲ややる気までも一定の枠に押し込んで自由を奪い、上からコントロールするという意味では決して ありません。組織に働く人々が、どうすれば自ら行動への意欲を高め、働きがいを見出すことができるか、どうすれば健康で充実した仕事生活を送ることができ るか、その支援をしていくことがモチベーション・マネジメントということの意味です。
世界の景気が減速し、各国が経済の立て直しに力を注いでいる中で、日本の企業・組織も厳しい局面に当面しています。社会全体も少し元気をなくし縮んでい るように思えます。そうした中で、どうすれば人々が前進に向けてのエネルギーを回復できるか、どうすれば仕事に向けてさらなる意欲をもち続けることができ るか。モチベーションの理解と実践がいまほど求められている時代はありません。
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