高橋修 著 『主題としての〈終り〉』
高橋修 著 『主題としての〈終り〉』の書評が2012年6月10日上毛新聞(共同通信配信)に書評掲載されました。評者は山本善行氏。
「・・・・・・本書の特徴としては、物語の終わりを、形態的な見方だけでなく、文化史的社会史的にも考えようとしているところにある。〈終り〉には、テクストの外部にある、その時代の空気や想像力が深く関わっているという考えである。〈終り〉のあり方にこそ同時代のイデオロギーや発想の枠組みが集中的に現れているのだと言われてみると、確かに興味深く、大きくうなずける。
著者が、このような視点から各作品の生まれた時代を調べ、あるいは関係する日記を引用し、またテクストに戻ってくるところなど、謎解きの興味も加わって、文学研究の醍醐味を感じることができた。・・・・・・」
評者の先生、掲載紙ご担当者さまに心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。
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