書評 平石典子 煩悶青年と女学生の文学誌
平石典子
煩悶青年と女学生の文学誌
――「西洋」を読み替えて
12.02.15
978-4-7885-1273-3
A5判360頁・定価 本体4200円+税
の書評が2012年4月8日付朝日新聞に掲載されました。評者は保阪正康氏。
期せずして同時期近代日本(特に明治)の青年学徒の外見(制服)とその内実(精神)を解析する書が刊行された。両書とも研究書ではあるが、平石書は明治の青年男女の内実が文学にどう現れているか、その文学作品が社会にどう受け止められたかを内外の作品を例に巧みに説明する。難波書はその間の制服変遷史でもある。・・・・・
創元社さんの難波知子著『学校制服の文化史』 と御一緒での書評でした。
評者の先生、掲載紙ご担当者さまに心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
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