書評 D・ヴィンセント 著 『マス・リテラシーの時代』
D・ヴィンセント 著 北本正章 監訳
『マス・リテラシーの時代』
――近代ヨーロッパにおける読み書きの普及と教育
11.09.05
978-4-7885-1238-2
の書評が、2012年2月26日(日)付 毎日新聞にて書評掲載されました。
評者は富山太佳夫氏。原書房さんから出たJ.ロック著『こどもの教育』とともに書評されました。
ロックの視野にはまだ入ってこなかったこうした問題を、一八、一九、二〇世紀の歴史をふまえて考察したのがヴィンセントの本なのである。しかも、その考案 の素材を提供したのはひとつの国ではない。ロシアや北欧の国々、いわゆる西欧の諸国からアメリカにいたるまでのさまざまの国の資料が使われているのだ。決 して厚い本ではないけれども、とても充実した内容の本で、読む者の思考を新たな方向にあと押ししてくれる言葉が詰まっている。
掲載紙ご担当者、評者の先生に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
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