新聞紹介 コナトン著『社会はいかに記憶するか』
P・コナトン 著 芦刈美紀子 訳
社会はいかに記憶するか
の短評が、日本経済新聞に掲載されました。
国家や民族など社会集団の記憶について考察した書。著者は身体的動作を再生産するための「習慣の記憶」に着目する。政府や宗教団体によって「反復」される記念式典や儀式、さらには日常の身ぶりやテーブルマナーにまで至り、記憶すべき過去が人々の身体に刻み込まれる過程を描く。今回の地震や津波の記憶も人々にどう刻印されるのか。意味の運搬者として身体を捉えると、社会や政治の見方が変わってくる。
ご担当者の方に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました
« 書評 藤澤伸介著『言語力』 | トップページ | 広告 11年9月15日付 朝日新聞サンヤツ »
「書評」カテゴリの記事
- 書評 ダーク・フォン・レーン 著『ハロルド・ガーフィンケル』 @図書新聞 2024年12月14日付(2024.12.10)
- 書評 内藤千珠子『「アイドルの国」の性暴力 増補版』@図書新聞 2024年11月23日号(2024.11.19)
- 書評 ジョルジュ・ディディ=ユベルマン 著『「それ」のあったところ』@毎日新聞 2024年11月9日付(2024.11.12)
- 書評 ジョルジュ・ディディ=ユベルマン 著『「それ」のあったところ』@朝日新聞 2024年11月2日付(2024.11.05)
- 書評 三浦耕吉郎著『自然死(老衰)で逝くということ』@毎日新聞24年11月2日付(2024.11.02)
コメント