新刊 日本質的心理学会 編『質的心理学研究 第10号』
日本質的心理学会 編
『質的心理学研究 第10号』本日16日配本です。
質的心理学会会員の方には14日現在、すでに発送しております。
青森、秋田、岩手、宮城、山形、福島、茨城の各県は、震災被害による交通・配送事情の関係よりお送りしておりません。また北海道につきましては到着にかなりの遅延が見込まれております。たいへん申し訳ございませんが、復旧次第お送りいたします。
さて本書、ペラペラめくっておりますと、昆虫の連続写真が目に付きます。これはなにかと思い目を留めますと、「起き上がるカブトムシの観察――環境-行為系の創発」という佐々木正人氏の論文。これは面白い。先日、新刊案内のメール版を流したところJ・J・ギブソン 著『視覚ワールドの知覚』の予告に反響が大きかったのですが、今回の『第10号』特集はJ・J・ギブソ ンの系譜に連なる「行為とそれを取り巻く環境」にかかわる観察研究を収録しております。
特集 環境の実在を質的心理学はどうあつかうのか(責任編集委員:南 博文・佐々木正人)
山﨑寛恵 「乳児期におけるつかまり立ちの生態幾何学的記述」
青木洋子「食事における容器操作の縦断的研究」
佐々木正人「『起き上がるカブトムシ』の観察――環境-行為系の創発」
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