書評 馬場公彦 著 『戦後日本人の中国像』
馬場公彦 著
『戦後日本人の中国像』の書評が、2010年12月5日付朝日新聞書評欄に掲載されました。
評者は姜尚中氏。
「中国という「意味空間」形成の歴史」
・・・・・・夥しい数の中国関連記事の内容を精査し、それを書き手となった知識人の「中国認識経路」という方法概念によって整理するだけでも厖大な労力を必要としたはずだ。本書から透けて見えるのは、総合雑誌という日本独特の雑誌形態が論壇を形成していた時代の中国像が、一部の中国学者だけに独占されていたのではなく、広く総合雑誌の読者や市民に開かれていたという事実である・・・・・
書評くださいました先生、掲載紙ご担当者の方に心よりお礼申し上げます。
« 新刊 浜田寿美男・伊藤哲司 著『「渦中」の心理学へ』 | トップページ | 書評 桂川 潤 著 『本は物である』 »
「書評」カテゴリの記事
- 書評 麻生武著『6歳と3歳のおまけシール騒動』@毎日新聞2023年4月22日付(2023.04.25)
- 書評 麻生武著『6歳と3歳のおまけシール騒動』@サンデー毎日 2023年4月23日号(2023.04.11)
- 紹介記事 麻生武著『6歳と3歳のおまけシール騒動』 日本経済新聞 2023年4月8日付(2023.04.10)
- 書評 林 英一著『残留兵士の群像』@「図書新聞」2023年4月15日付(2023.04.10)
- 書評 D.ノーマン著『誰のためのデザイン?』@患者安全推進ジャーナル2023_no71(2023.03.29)
« 新刊 浜田寿美男・伊藤哲司 著『「渦中」の心理学へ』 | トップページ | 書評 桂川 潤 著 『本は物である』 »
コメント