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書評 馬場公彦著『戦後日本人の中国像』

讀賣新聞2010年10月3日付 馬場公彦著『戦後日本人の中国像』が書評掲載されました。評者は井上寿一氏。

 尖閣諸島の漁船衝突事件をめぐって、日中関係が緊張している。中国人船長の釈放にもかかわらず、中国側は謝罪と賠償を要求した。対する日本側はこれを拒否する。対立がエスカレートするなかで、日中関係はどうなるのか。相互不信の悪循環に陥ることを回避しつつ、問題を原理的に考える際に役立つのが本書だ。
 本書は一つの巨大なデータベースである。ここには何が集積されているのか。敗戦(1945年)から日中国交回復(72年)までの時期における総合雑誌の中国関連記事2544件である。私たちはどの頁からでも自由にデータを引き出して、日中関係を考えることができる。
 これらの雑誌記事の内容は、政治・経済・社会・文化・思想などのあらゆる分野に及ぶ。データは著者が整然と可能な限り客観的に配置している。だから関心に応じて、任意のところから読み始めても大丈夫だ。以下では時間軸に沿って、戦後日本人の中国観の変容を追跡する。・・・・・・

>>>>全文を読む(讀賣新聞書評サイトへ)

評者の先生、書評紙ご担当者の方に心よりお礼申し上げます。

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