新刊 馬場公彦 著 『戦後日本人の中国像』
馬場公彦 著
『戦後日本人の中国像──日本敗戦から文化大革命・日中復交まで』の見本ができました。
配本日は9月14日です。書店店頭には2,3日後でしょうか。
ISBN 978-4-7885-1204-7 A5判724頁・定価 本体6800円+税
小熊英二さんの『1968』を読んだあとだったので、本書の証言編のインタビューがさらに興味深く読めました。
そういえば弊社、中国関係の本って、結構多く出版しているなあ、と思い、ピックアップしてみると、下記のとおり。けっして多くはありませんが、少なくもないような。
文化大革命の記憶と忘却 福岡愛子 著 (第25回大平正芳記念賞受賞)
大国の難 田雪原著/筒井紀美訳/若林敬子解説
海を越えた艶ごと 唐 権 (日本比較文学会賞受賞)
中国民衆の欲望のゆくえ 鍾 家新 著
詳説 中国GDP統計 許 憲春 著 作間逸雄 監修/李 潔 訳者代表
中国出版史話 方厚枢 著/前野昭吉 訳
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日本経済新聞 10年11月14日 掲載
「国共内戦、中華人民共和国の成立、中ソ対立、文化大革命、日中国交正常化と日台断交――。こういった問題が、日本の論壇せどう取り上げられてきたのかを詳細に分析した労作。論壇の動向を理解するのに欠かせない同時代の様々な事件や、イデオロギーの盛衰なども簡潔に紹介しており、ユニークな日本戦後史ともなっている。日本において、冷徹で透徹した中国論がいかに難しく、大切かを痛感する」
投稿: shu | 2010年11月15日 (月) 11時30分