新刊 『ワードマップ認知哲学』
山口裕之著『ワードマップ認知哲学』の見本が出来ました。配本は9月8日です。書店さん店頭へは配本から2,3日後になります。
「現代における哲学の意義とは、さまざまな知識の前提を疑い、概念を整理し、科学的研究が直面した問題を時にズラしてみることにあるのではないかとも思う。そこでこの本では「意識の科学」について整理し考え直してみるのだが、そのためには、「心とは何か」を考える以前に、そもそも「科学とは何か」という観点から考察を始めるのがよいと思う。そうすることで、意識についての科学がなぜさまざまな困難に直面するのかということについて、従来の「心の哲学」や「意識の科学」において論じられてきたのとは別の観点から考察することができるであろう。この項目で挙げた心をめぐる四つの困難についても、そうした観点からの考察を進めることで、解決(ないし解消)の方向を示唆できるのではないかと思う」(はじめにより)
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