書評『詳説 中国GDP統計』
許憲春著『詳説 中国GDP統計』の書評が、2009年6月16日付「エコノミスト」に掲載されました。
「・・・・・・中国のGDP総額は、早ければ2012年に日本を追い抜くだろう。中国脅威論が再燃する恐れもある。しかし、こうした時ほど冷静な判断が求められる。中国のGDPが長期的に巨大化することは不可避である。統計の範囲が広がり、精度が高くなれば当然、規模は大きくなる。例えば、行政サービスや軍隊・警察、膨大な数の個人営業である。「みなし家賃」である帰属家賃を統計に算入することの影響も大きい(日本ではGDPの1割)。さらに、国有企業の内部取引も市場で評価されるようになるからだ。一方、成長率は、生産性の低いサービス部門が統計に含まれることによって次第に鈍化していくだろう。
本書は専門的ではあるが難解ではない。訳者による解説も簡にして要を得ている。この分野の最重要文献として長く参照されるだろう」(評者・高橋克秀先生)
書評くださった先生、掲載誌ご担当者さまに深くお礼申し上げます。
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