書評 谷本奈穂 著『美容整形と化粧の社会学』
谷本奈穂 著『美容整形と化粧の社会学』の書評が共同通信配信・京都新聞ほかに掲載されました8月31日付。評者は山下柚実先生。
「・・・・・・・上手に使えば生活を豊かに彩る「調味料」としての、外科手術―。だが、美容整形が「スパイス」となった時、私たちの社会は、何か大切なものを喪失しないだろうか。これまで身体を自分の意志で加工できなかった長い歳月の中で、人はしぐさによって自分を美しく整え、相手に伝えようとしてきた。あるいは、自分を表現するための声色や表情やあいさつの仕方を練り上げ、複雑な意味を伝えてきた。そうしたやりとりの技術と文化があった。
だが今、美容整形という「調味料」によって、女の子たちは、伝えたい自分を、他人が行う身体加工術に委ねようとしている。本書は、そこに横たわる問題を問う社会学の幕開けを告げている」
掲載紙ご担当者さま、書評くださいました先生には心よりお礼申し上げます。
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