新刊 武田 忠 著『「生きる力を育む授業」』
武田 忠 著
『「生きる力を育む授業」』の見本が出来ました。10月1日配本です。書店さん店頭へは3,4日後。
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武田 忠 著
『「生きる力を育む授業」』の見本が出来ました。10月1日配本です。書店さん店頭へは3,4日後。
9月30日、朝日新聞にサンヤツ広告を掲載いたします。
朝日新聞さんはサンヤツ広告掲載商品をウェブにアップし、リンクを貼るという、広告を出す側からすれば至れり尽くせりのサービスをおこなっております。
つぎの朝日新聞サンヤツ広告には10月中旬頃の出稿を予定しております。
栗原裕一郎著『〈盗作〉の文学史』 紀伊國屋書店さんの「KINOビジョン」に登場です。KINOビジョンについてはこちら KINOビジョン
上映は9月27日から10月10日まで
店頭モニターで本が出てくるまでさすがに待てないし、20秒ほどの放送ですので、よほどの幸運がないと遭遇できないでしょう。と思っていたところ、こちらでネット配信しているようです。さすがです。
KINOKUNIYA VISUAL BOOK NEWS
こちらのサイトから「文学・語学技術を学ぶ」をクリックしてください(ブラウザfirefoxだとうまく動かないのですが、弊社に問題があるのでしょうか。IEだとちゃんと動きます)
こうしてみると、書籍のセールスプロモーションにネットってかなり可能性がある気がしてきますね。
2008年9月25日発行 メール版 第87号
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第87号■
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◇トピックス
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●栗原裕一郎著『〈盗作〉の文学史』、ただ今重版中、9月26日出来です。
本書、毎日新聞 8月31日付書評欄にて掲載されました。評者は三浦雅士氏。
「・・・・・・第6章では漫画から小説へ、評伝からテレビドラマへという
過程での盗作疑惑が語られ、第7章ではインターネットから小説へという過程
での盗作疑惑、さらに匿名による告発を無限に可能にするインターネットの不
気味さが語られる。第1章から第5章までもっぱら新聞、週刊誌による告発だ
ったことを思えば隔世の感がある。いまやインターネットの影響力を測りかね
た末の「うろたえのようなものが旧メディア側には垣間見える」と著者は述べ
ているが、中国だけではない、日本においてもこれは紛れもない事実だ。
・・・・・・」
●ドン・ノーマン Don.Norman の新刊
『The Design of Future Things』(未来のデザイン)の翻訳
11月末発売決定です。
●下記書籍の発売日は、以下の通りです。
祐成保志 著
『〈住宅〉の歴史社会学』
――日常生活をめぐる啓蒙・動員・産業化
A5判上製336頁・定価3780円(税込)
ISBN 978-4-7885-1127-9
10月10日配本予定
鈴木光太郎 著
『オオカミ少女はいなかった』
――心理学の神話をめぐる冒険
四六判上製264頁・定価2730円(税込)
ISBN 978-4-7885-1124-8
10月6日配本予定
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◇近刊情報
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10月2日発売予定
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『「生きる力」を育む授業』
――いま、教育改革に問われるもの
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武田 忠 著
四六判並製288頁・定価2625円(税込)
ISBN 978-4-7885-1131-6 C1037
◆授業が魅力的でなければ、学力向上は望めない!
子どもの学力低下が深刻に受け止められています。「生きる力」の育成を推進
してきた文科省はそれが失敗であったと認めましたが、しかし、どうすればよ
いのかについては、具体的に何も述べていません。著者は、小中学校に出向い
て自ら授業を行ってきました。そして、子どもたちが、自ら「問い」をもって
「なぜか」を考え授業に取り組むとき、驚くほど学習が深まることを経験して
きました。学力が低いのは、子どもたちの能力が低いのではなく、子どもたち
が、知りたい、分かりたいことが今の授業のなかにほとんどないからなのです。
実のある教育改革は、識者たちの大所高所の談義からは決して生まれません。
子どもにとって知りたい、分かりたいテーマと教材を用意し、授業に取り組む
こと、そこからしか始まらないことを実践を通して証明した、気迫の書です。
◆目次
はじめに
序章 日本の教育を考えるための視点
第1章 子どもたちは授業に何を求めているか
――「わからなさ」「なぜ」を大切にする授業を
第2章 言葉の力を豊かにしよう
第3章 文章を読む力を豊かにしよう
第4章 文化遺産との出会いを大切にしよう
第5章 「私」とはなにか 「人間」とはなにかを考えよう
――「奇蹟の存在」としての「私」を見つめ直そう
第6章 「いのち」とはなにかを考えよう
――「私」の「いのち」を支える「体の知恵」に目を向けよう
第7章 自分の身体と心をとりもどそう
――子どもたちの学びをエンパワーメントするために
終章 いま、教育改革に問われるもの
――「生きる力」の育成になにが必要なのか
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◇編集後記
タイミングが合わず、一点のみでのメールマガジンの発行となりました。ご容
赦くださいませ。(N)
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◇奥付
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□電子メールマガジン:「新曜社<新刊の御案内> 」(不定期発行)
□HPアドレス http://www.shin-yo-sha.co.jp/
□blog:新曜社通信 https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/
□このメルマガは『まぐまぐ』を利用して発行しています。
□購読・解除・変更手続きは http://www.mag2.com/ より行って下さい。
□掲載された内容を許可無く転載することを禁じます。
□発行:株式会社新曜社 営業部
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町 2-10
電話 03(3264)4973(代)
FAX 03(3239)2958
e-mail info@shin-yo-sha.co.jp
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□次回発行は2008年10月中旬を予定しております。
『美容整形と化粧の社会学』の著者、谷本奈穂先生より自著の紹介をいただきました。先生にはこころよりお礼申し上げます。
●著者メッセージ
美容整形は、自分の身体を傷つける「病理」として、あるいは女性が美しさを強要される「美の神話」として、批判されることがあります。もう一方で、女性の「自己決定」につながるものとして賞賛されることもあります。本書は、そのどちらの立場も理解しながら、しかし違ったアプローチをとっています。すなわち、美容整形を、私たちの身体意識を先鋭的な形で表した現象としてとらえ、それを分析することで「現代人のアイデンティティ」の一側面を探ろうとするのが本書の立場です。
具体的には二部構成をとっていて、一部は美容整形に関わる議論(書き下ろし)、二部は化粧品広告に関わる議論(博士論文「化粧品広告における身体のイメージ」の一部を大幅に加筆修正)をしています。一部と二部はいずれも美的身体を通じた私たちの意識をあぶり出していくものです。また、最後に補論(お菓子のおまけのようですね)として韓国、台湾、ドイツでの美容調査も紹介しています。国によって違うところ・同じところがあることも読んでいただければと思います。
さて、第一部では、美容整形に関する理論研究の整理、1365名へのアンケート調査、美容整形実践者へのインタビュー調査(総計26名のうち日本人8 名)を考察しています。アンケート調査からは、1.美容整形が特殊なものではなく一般的な身体意識と地続きの現象であること、2.「コンプレックスを解消するため」、「異性にもてるため」だけではなく、「自己満足のため」に行おうとする人が多いこと、3.「自己満足」という理由は、「女性」、そして「外見に自信のある人」によく使用されることを見いだしました。そのアンケートの結果を受けながら、インタビューでは、外見のよい女性の美容整形経験を、ある意味で、私たちの身体意識を表すものとしてあぶりだしていきます。インタビューから見いだせた特徴はたくさんあるのですが、整形しても自分は変わってないと主張する点、その際に想像上の他者評価と想像上の自己像が重要になる点、その想像力はモノによって支えられる点がおもしろい点でしょうか。
第二部では、化粧品広告6030点を概観することで、「美しさについての意識」がどう変容してきたかを探ります。そして意識の変容が、第一部で語ってきたような美容整形の普及とリンクしていることが示されます。
本書は、美容という事象を通して、現代的なアイデンティティを模索する試みでした。そこで見いだせた現代的なアイデンティティは、次のような特徴をもつといえます。一つは、自分の存在基盤を「心」や「身体」に宿らせるというより、「行為」や「ちょっとした感覚」に宿らせるものであること。もう一つは、自分を対象化して自己評価をする時に、「他者の視線」が重要になるだけでなく、人間と同等のアクターである「モノ」や「技術」によって支えられた「自分自身の想像力」が重要になること。こういったアイデンティティのあり方が、従来のアイデンティティ論に新たなパースクペクティブをもたらせられれば幸いです。
神保町2丁目、自社界隈はラーメン、うどん、つけ麺、パスタと続々と新しい店ができて、いずれも繁盛しているようなので、ちょっとした麺屋横町といった雰囲気。もはや中年となり、新しい店に行くのも億劫な私が行くのは、何を食べるか考えずにすみ、常食できる昔からのなじみの店。わんたんめん、タンメンの誠華、週に2,3回通っていたこの店が休業状態なので(おやじさんは大丈夫なのだろうか)、今や「伊峡」まで遠征してその味を思い出している。みそラーメンはぶん華。
ラーメン二郎、もはや付近の名物と化したこの店ができたのは4年前だったか。
いちばん最初にいったとき、当時は「とりあえず大盛り」という人間だったので、大盛りにしようとしたところ、何となくイヤな予感がしたので、普通ので様子をみることにした。直感は当たっていた。日本全国見回しても、とにかく650円でこれだけの量の食べ物を提供する店は、そう多くない。
以来生存を賭したチャレンジ・冒険のような気分で、一年に1,2度行く。それは決まって暑さがのこる秋のはじまりのころで、たんに胃酸の分泌が多くなる季節のせいかもしれない。
今日も二郎は小雨降るなか、列をつくっている。思わず久しぶりに並んだ。40分待って、ラーメン登場。もちろんニンニクは入れられないが、いつかは入れてみたい。そんなことより、とにかく麺を先に退治するのが、早く完食するコツ。しかしこの食べ方だと最後にスープ付き肉野菜炒めがのこり、メニューにない「小ライス一丁!」と思わず言いたくなるのが難点。
今年の儀式も無事終了。でもいまはただ誠華のわんたんめんが恋しい。
新刊
『文化移民』
『質的心理学研究法入門』
の見本ができました。配本日は9月19日(金)です。書店店頭には週明け、24日以降でしょうか。
『文化移民』、で取り上げられる若い子たちを想像しました。近くにあまりいないので。芸能人でいえば日本が誇る最高のエンターテイナー、グッチ裕三。映画「UDON」のユースケ・サンタマリア扮した青年というところでしょうか。いい映画でした。「本場」の文物にふれてみたいという感覚、なにより大切です。ほんとうのさぬきうどんが食べたくなってきました。
先日、2008年9月11日(木)夜7時より
ジュンク堂書店池袋店 4階喫茶スペースにて
『〈盗作〉の文学史』発売記念のトークイベント
著者・栗原裕一郎氏&小谷野敦氏&枡野浩一氏
「盗作の歌なんか聴きたくない(こともない)」~
が開催されました。
栗原先生と小谷野先生の〈盗作〉をめぐる事例分析、桝野先生の自作をめぐる盗作についてのお話など、盛りだくさんの90分でした。
この日のためにICレコーダーを買い、録音したのですが、自分の笑い声ばかり録れていたのは失敗。ジュンク堂さんより録音テープをいただけたのは、幸いでした。重要な録音にはバックアップが必要ですね。
講演者の先生方、ジュンク堂書店池袋店のみなさま、そしてご来場くださいました皆さまにお礼申し上げます。
ありがとうございました。
<追記>
講演会のあと、何人かの人と知り合いになりました。
Kさんは学生時代に某書店(書きたいけど書けないです)でアルバイトをしていて、現在は某N社でイベント関連の仕事をしているとのことでした。昔、こんなのを書きましたとご紹介いただいのが、
『<パクリ>をめぐる論考。』という論文。これはポピュラーミュージックにおけるパクリをとりあげたものです。興味ある方、ご一読ください。
3Dフォーラム:第85回研究会&メタバース(3D仮想世界)フォーラム:第1回研究会
日時:平成20(2008)年9月15日(月・祝) 9:00~18:30
併設展示・デモ:10:00~18:00
場所:東京大学(本郷) 福武ホール & ホワイエ(東大、赤門を入った左側直ぐ)
地図(アクセス):文京区本郷7-3-1
入場:会員無料 非会員:2500円(予稿集込) 定員:180名(予約不要)
特典:参加者全員に超立体高画質ホログラムを進呈
連絡:haguraあっとまーくiii.u-tokyo.ac.jp ※あっとまーくは@に変えてください
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詳細なプログラムは以下サイトにて
3次元映像のフォーラム
「弱者の生きやすい21世紀の日本社会をどう創るか?」
ながらく社内在庫切れになっておりました、
加藤春恵子著
『福祉市民社会を創る』を重版いたしました。この名著が一人でも多くのかたに読まれますように。
「本書で扱う福祉市民社会の活動は、図書館、教育、ソーシャル・サービス、医療など自治体や国による活動も取り上げてはいるものの、参与観察を行ったオープン・エイジ・プロジェクトの活動をはじめ、大半がNPOによるコミュニティ・ワークである。ソーシャル・ワークとは、一人一人の市民が福祉市民社会の福祉サービスを活用して個人の生活上の問題を解決して生きていけるように、個人レベルでは相談にのって援助を提供する活動である。それに対して、コミュニティ・ワークとは、コミュニティの住民をサポートしてさまざまな活動を立ち上げて運営し、コミュニティ全体をより生きやすい社会にしていく活動をさす。日本ではその必要性についての認識がまだ浅いように思われる。コミュニティそのものが改善されなければなかなか解決されないような問題を、個人の問題、せいぜいのところ一家族の問題として解決しようとしてソーシャル・ワーカーやカウンセラーが取り組んでおり、コミュニティ・レベルでの改善の取り組みは行われにくいため、問題解決の道は遠いのである。ホームレス・青少年・高齢者・外国人などさまざまな問題について、そのことはいえる。家庭でも、学校でも、行政による福祉サービスでも、心理カウンセラーのところでも、病院でも解決されない問題に取り組み、コミュニティの単位で問題を解決し予防できるように新しい活動をデザインし、あるいは従来からの活動をリフォームして、コミュニティを活性化していく仕事こそ、21世紀の日本に求められる職業である。この領域を成り立たせるためには、「市民資金」の流れがよくなることが不可欠なのである」(本書 Ⅰ-1 問題意識とキーワード 市民資金より)
「・・・・・・第6章では漫画から小説へ、評伝からテレビドラマへという過程での盗作疑惑が語られ、第7章ではインターネットから小説へという過程での盗作疑惑、さらに匿名による告発を無限に可能にするインターネットの不気味さが語られる。第1章から第5章までもっぱら新聞、週刊誌による告発だったことを思えば隔世の感がある。いまやインターネットの影響力を測りかねた末の「うろたえのようなものが旧メディア側には垣間見える」と著者は述べているが、中国だけではない、日本においてもこれは紛れもない事実だ。
第1章で示唆された庄司(薫)の危惧はインターネットすなわち一般大衆の圧倒的勝利で終わったことになるわけだが、むろん事態はそれほど単純ではない。インターネットに書き込むものたちは、「気分はエリート」なのだから。むしろ庄司の主人公の屈折した心情はいわゆる「2ちゃんねらー」にこそ通じる。
スキャンダラスな主題にもかかわらず、全編、これほどさわやかにまとめあげた手腕に敬服する」
栗原裕一郎著『〈盗作〉の文学史』が、毎日新聞 8月31日付書評欄にて掲載されました。
毎日新聞 今週の本棚(書評全文がお読みいただけます)
評者は三浦雅士氏。掲載紙ご担当者さま、書評くださいました先生には心よりお礼申し上げます。
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