書評『美容整形と化粧の社会学』
谷本奈穂 著
『美容整形と化粧の社会学』が日本経済新聞にて書評掲載されました。(2008年8月3日付)
「・・・・・・当然のように深刻さはない。実践者は術前術後で大差ないと口をそろえ、他人に気づかれることもないという。インタビュー対象者はそもそも容姿へのコンプレックスも他人に評価されたいという動機も乏しい。「自分を越境できる」契機として、日常を味付けるスパイスのようだ。自己満足とは、自分自身の想像力に対する「ちょっとした感覚」の満足であり、このプロセスで自己が形成されているという指摘は興味深い。現代人の心性を探る新鮮な視座を提示してくれる一冊だ」
ご書評くださいました掲載紙ご担当者の方にには、こころよりお礼申し上げます。ありがとうございました。
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