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書評 富永健一著 『思想としての社会学』

富永 健一 著
『思想としての社会学』
の書評が掲載されました。週刊読書人2008年8月22日付 合庭 惇氏評。

「・・・・・・・さらにはパーソンズを介してのルーマンとの理論的対決を遂行してきた著者は、富永社会学と呼ぶに相応しい社会学原理を確立するとともに、原理を支える学説史研究に精力を傾けてきた。
学説史ということでは、著者には『現代の社会学者』をはじめとして『社会学講義』『戦後日本の社会学』などの著作があり、『社会学講義』には「社会学史の主要な流れ」と題したコンパクトな指摘概観が収録されていた。しかし、このたびの新著では趣を一新した重厚な学説史が描かれることになった」

「各部にそれぞれ三人の社会学者=思想家を配してバランスよく執筆された学説史の装いをもつ著作であるが、本書は一般にいわれるところの無味乾燥な学説史では決してなく、著者の血となり肉となった先行学説との対話が生き生きと記述されていて、たいへん興味深く読み進めることができる。ここには従来の解釈を排除する新見解が盛り込まれるばかりか、著者自身の過去における誤解も率直に訂正されるなど、隅々まで学問的良心に裏打ちされた見事な記述に満ち溢れている。・・・・・・・」

おとりあげくださった掲載紙、書評くださった先生に深くお礼申し上げます。

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