書評『女が女を演じる』
小平麻衣子著『女が女を演じる』
2008年4月13日付け日本経済新聞にて書評掲載されました。
「・・・・・・あえて女性が過剰な女のセクシュアリティを表出すること、それは小説であれ、演劇であれ、女性表現者としての可能性を切り開いていったのだろうか。辛苦に満ちつつ「女が女を演じる」ことを反復することは、女というジェンダー規範がどのように構成されているのかを明らかにし、それを攪乱させ、解体する可能性があったのだ。本書は「女が女を演じてきた」軌跡をたどることによって、女であれ、男であれ、個々人の差異をあざやかに浮き彫りにすることこそ、現代の私たちに課せられたテーマではないかと問いかけていよう」
評者川村邦光先生と掲載紙ご担当者の方にこころよりお礼申し上げます。ありがとうございます。
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