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書評『マックス・ウェーバーと妻マリアンヌ』

『マックス・ウェーバーと妻マリアンヌ』の書評が、3月8日付図書新聞に掲載されました。評者は厚東洋輔氏。掲載紙、書評者の先生にはこころよりお礼申し上げます。

「・・・・・・著者は全集に新たに所収された書簡や、いまなお未刊行の手稿や書簡、関係者のインタヴューなどの新しい資料を用いながら、ヴェーバー夫妻における関係性のドラマを一歩一歩再構成してゆく。著者がアカデミックな学者でないこともあり、叙述の仕方は論証的というより物語的で、巻、おおう能わずという感じで、読者をぐいぐいと最後まで引っ張ってゆく。この読みやすさには翻訳の流麗さもあずかっているのは確かだろう。

通読して一番感じるのは、歴史的距離に対する明晰な意識である。・・・・・・」


書評について。
書評につきまして、一般紙に掲載されたものは、サイト上にアップしており、専門書評紙のものはアップしておりません。理由がございまして、専門紙は一般紙に比べ、書籍の長所と短所をしっかりと指摘できるだけの分量がありまして、そのいいところだけを出版社側がトピック的に引用すると、その書評者の意図とはなはだ違うことになるのでは、というおそれからでした。専門紙の場合、一般紙でもそうですが、実際の書評はここで引用した部分の数倍の分量があり、ここに掲載されいるのはちょっとした紹介と思っていただければ幸いです。

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