◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第227号■

2022年11月18日発行
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第227号■

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

◇トピックス
_________________________

●お知らせ

弊社ではこのメールマガジン「新曜社<新刊の御案内>」を
メールマガジン配信会社から配信しておりますが、
配信会社のメール・広告が煩わしいという声を受けまして、
弊社からのメーリングリスト配信も行っております。

ご希望の方は下記フォームよりメールアドレスをご記入ください。
(ご登録いただきましたアドレスは配信以外には使用いたしません)
https://forms.gle/NC7HB16L25rCfuxm8

 

「新曜社ブックフェア」
東京大学生協本郷店さまにて、11月9日より開催中です。
15年前に開催して以来のフェアとなります。年末12月26日まで。

 

〇書評
ご書評くださいました先生、掲載紙ご担当者様に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。


ジョルダン・サンド(著), 池田 真歩(訳)『東京ヴァナキュラー』の書評が「歴史学研究」2022年11月号に掲載されました。

評者は五十嵐太郎氏。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-efbfff.html


○新曜社ウェブマガジン「クラルス」
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/

 

 

◇近刊情報
_________________________


12月上旬発売予定
--------------------------------------------------
家族変動と子どもの社会学
―子どものリアリティ/子どもをめぐるポリティクス
--------------------------------------------------

野辺陽子 編著
元森絵里子・野田潤・日比野由利・三品拓人・根岸弓 著
四六判並製248頁・本体2300円+税
ISBN 978-4-7885-1795-0 C3036
分野=社会学

子どもは、家族の個人化や自身の準主体化、「子どものため」の制度、実践、価値観をいかに経験しているか。

そのリアリティとポリティクスを、離婚、生殖技術、児童養護施設、児童虐待の事例から明らかにし、

親子関係・ケアの理論に新たな論点を示す。


*編著者は『養子縁組の社会学ー<日本人>にとって<血縁とはなにか>』(小社刊)で第5回福祉社会学会賞、第2回家族社会学会奨励著書賞を受賞。


編著者
野辺陽子(日本女子大学人間社会学部現代社会学科准教授)

 


12月下旬発売予定
--------------------------------------------------
残留兵士の群像
―彼らの生きた戦後と祖国のまなざし
--------------------------------------------------

林 英一 著
四六判上製352頁・本体3400円+税
ISBN 978-4-7885-1793-6  C1020
分野=歴史

敗戦後、帰国せずにアジアの各戦地で生きることを選択した残留兵士たち。彼らはなぜ残留を決意し、どのような戦後を歩んだのか。

そして、祖国の人々は、彼らをどう眼差してきたのか。聞き取りや文献、映像資料を駆使し、残留兵士の実像と表象に迫る。

 

*これまでの研究は特定の地域や人物に焦点を当てていたが、本書はすべての地域を網羅し、多種多様な残留兵士を取り扱う。

また、従来は等閑視されてきた映像資料を分析している点も、本書の特徴の一つである。


著者
林 英一(二松学舎大学文学部歴史文化学科准教授)

 

_________________________

編集後記


7月に法事のため奈良へ行った。ちょうど京都では3年ぶりに祇園祭が催されていてたくさんの人が満ちあふれていたが、奈良はじつに静かだった。

奈良での法事のよいところは、仏さんのいるお寺さんやすぐそこにおかれている仏像がふつうに国宝だったりすること。

国宝と大事にするのではなく、生活のなかの身近なものとしてたいせつにしてきた寺や仏像というたたずまいがよい。

 

この法事の数日前、安倍首相が凶弾に倒れた。現場となった大和西大寺駅が近いと知り、早朝に訪れてみた。

駅前のロータリー近くに据えられた献花台には花とメッセージがたくさん供され、花束をもった老若男女がぽつぽつと現われては、手を合わせていた。

 

ぶらぶらあたりを歩くと、かつてここには西隆寺という尼寺があったことを、ショッピングビルの発掘調査の看板などで知ることができた。

この寺をつくったとされる称徳天皇(孝謙天皇)の諱は阿倍であることなどに因縁を感じながら、鈴木博之氏の地霊=ゲニウス・ロキについての本などをなつかしく思い出した。

氏の著書で有名なものは『東京の〈地霊〉』だが、私は講談社現代新書で刊された『日本の〈地霊〉』が好きだ。国会議事堂の屋根と神戸・大倉山にあった伊藤博文の銅像台座の話がある。銅像は第二次世界大戦時の鉄不足のために供出され、現在は銅像の台座のみが残っている。大倉山公園の野球場には阪神大震災の仮設住宅が立ち並ぶのをみつつ、モニュメントとは何かに思いをはせる名エッセイだ。

ゲニウス・ロキとは土地の単なる因縁話や因果律ではなく、土地へのまなざしであり、都市や建築とわれわれとを橋わたしするものと、鈴木氏はいう。かつてあった平城京という都市に思いを馳せる上寧となった。(N


_________________________

◇奥付
_________________________

□電子メールマガジン:「新曜社<新刊の御案内> 」(不定期発行)
□HPアドレス https://www.shin-yo-sha.co.jp/
□blog:新曜社通信 https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/
□twitterもよろしく:https://twitter.com/shin_yo_sha
□このメルマガは『まぐまぐ』を利用して発行しています。
□購読・解除・変更手続きは http://www.mag2.com/ より行って下さい。
□掲載された内容を許可無く転載することを禁じます。
□発行:株式会社新曜社 営業部
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町3-9 幸保ビル
電話  03(3264)4973(代)
FAX 03(3239)2958
e-mail info@shin-yo-sha.co.jp
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
次回発行は2022年12月下旬を予定しております。

書評『東京ヴァナキュラー』@歴史学研究2022年11月号

ジョルダン・サンド(著), 池田 真歩(訳)

『東京ヴァナキュラー』 の書評が「歴史学研究」2022年11月号に掲載されました。評者は五十嵐太郎氏。ご書評くださいました先生、掲載ご担当者馬に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

 


・・・・・・なるほど、日本は、こうした記憶を残すことが苦手なのかもしれない。さらに言うと、西洋の都市空間と違い、特にモニュメントをうまく使いこなせないようだ。本書のサブタイトルは、「モニュメントなき都市の歴史と記憶」である。それゆえ、戦後の東京における「ありふれた物」や日常の生活に対するまなざしの系譜を掘り起こす。著者のジョルダン・サンドは、東京大学に留学した建築史の研究者であり、『帝国日本の生活空間』(岩波書店、2015年)でも、大きな歴史としての政治ではなく、椅子、衣服、草履、味の素など、日常のささやかなモノに注目しながら、近代日本において複雑に展開された国際的な文化の伝搬、すなわち海外のネットワークを描いている。本書も、モニュメントではなく、日常に密着したモノから東京の文化遺産や地域性の発見を考察したものだ。そうした意味において切り口は似ていよう。ただし、本書は20世紀後半の東京を対象としていることから、アヴァンギャルドなデザインが次々に登場した輝かしい日本の現代建築史に対し、別の視点を与えるものとして読むこともできる。・・・・・・

 

9784788517387
東京ヴァナキュラー
モニュメントなき都市の歴史と記憶
J.サンド 著 池田 真歩 訳
2021/09/24
ISBN 9784788517387
四六判304頁・定価3,960円
在庫あり

書評 私市保彦著『賢治童話の魔術的地図』@週刊読書人 2022年11月18日付

 

私市保彦著『賢治童話の魔術的地図』の書評が、週刊読書人 2022年11月18日付に掲載されました。評者は千葉一幹氏。ご書評くださいました先生、ご掲載紙ご担当者さまに深くお礼申し上げます。ありがとうございました。


優れた研究書は、推理小説に似ている。名探偵が迂闊な刑事が見落とす些細な異常に目をつけそこから事件の真相に迫り真犯人を導出するように、研究者は、通常なら読み飛ばされてしまうような、テキストにある微細な特徴に気づき、作品に秘められた特質を剔抉し、ついにはその作品の新たな姿を提示するに至る。賢治作品に関する九つの研究を集めた『賢治童話の魔術的地図』において、私市保彦は、名探偵さながらに、賢治作品の新たな相貌を読者に開示している。


・・・・・・かつて菅谷規矩男は、社会思想的にも文学的にも「孤立」した存在であった宮沢賢治を論じるにあたり、その総体を視野に入れる必要性を説き、そうした視点を欠いた研究は、「雑多なディレタンティズムの集積にとどまる」と指摘した(『宮沢賢治序説』)。この言明は四〇年以上前に出されたものであるが、賢治が生きた時代の出版物や歴史的事実を渉猟し、それらと賢治作品との関連性を指摘するのみの研究が溢れる昨今の状況下において、菅谷の指摘の重要性は失われていない。こうした賢治研究の状況を考慮すると、賢治文学を普遍的視点から論じようとする私市の試みの意味は、とりわえ大きいと言えよう。

 

9784788517622 賢治童話の魔術的地図
土俗と想像力

私市 保彦 著
2022/07/15
ISBN 9784788517622
4-6判256頁・定価3190円

在庫 在庫あり

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第226号■

2022年10月20日発行
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第226号■

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

◇トピックス
_________________________

●お知らせ

弊社ではこのメールマガジン「新曜社<新刊の御案内>」を
メールマガジン配信会社から配信しておりますが、
配信会社のメール・広告が煩わしいという声を受けまして、
弊社からのメーリングリスト配信も行っております。

ご希望の方は下記フォームよりメールアドレスをご記入ください。
(ご登録いただきましたアドレスは配信以外には使用いたしません)
https://forms.gle/NC7HB16L25rCfuxm8

 

2022年11月12日(土)・11月13日(日)に、第95回 日本社会学会大会が追手門学院大学にて開催されます。

弊社書籍販売のブースを出展いたします。3年ぶりの対面販売となります。

ご参加の先生方とお会いできるのを楽しみにしております。

 


〇書評
ご書評くださいました先生、掲載紙ご担当者様に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。


デヴィッド・パレ 著『協働するカウンセリングと心理療法』の書評が「心と社会」 No.189 2022に掲載されました。

評者は関 百合先生。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-6c0a6e.html

 


I.ジャニス 著 細江達郎 訳『集団浅慮』の書評が、「公明新聞」2022年10月10日付に掲載されました。

評者は池田謙一先生。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/10/post-350761.html

 


書評 山本めゆ著『「名誉白人」の百年』の書評が、「図書新聞」2022年10月22日付に掲載されました。

評者は佐藤千鶴子氏。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/10/post-33b1ae.html

 


大野光明・小杉亮子・松井隆志 編『越境と連帯』(社会運動史研究 4)の書評が、「図書新聞」2022年10月22日付に掲載されました。
評者は久保 隆氏。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/10/post-0c0730.html

 


ロイック・ヴァカン 著 田中研之輔・倉島哲・石岡丈昇 訳『ボディ&ソウル』の書評が2022年10月16日付日本経済新聞「半歩遅れの読書術」にて掲載されました。
評者は小熊英二氏。本書品切れ・絶版です。申し訳ございません。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/

 

○新曜社ウェブマガジン「クラルス」
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/

 

 

◇近刊情報
_________________________


10月下旬発売予定
--------------------------------------------------
オートエスノグラフィー
―質的研究を再考し、表現するための実践ガイド
--------------------------------------------------

T・E・アダムス、S・H・ジョーンズ、C・エリス 著
松澤和正、佐藤美保 訳
A5判並製228頁・本体2600円+税
ISBN 978-4-7885-1792-9 C1011
分野=心理学・質的研究

オートエスノグラフィーは、自分自身を対象として、生活や経験の要素である他者との関連性、混乱、感情も含めて批判的に再考する質的研究の方法で、注目を集めている。

研究をデザインし表現するまでの勘所を簡潔にまとめた、定評あるテクストの完訳。

*初めての体系的で実践的な入門テキスト


著者
松澤和正(帝京大学医療技術学部看護学科教授)
佐藤美保(杏林大学保健学部看護学科看護学専攻准教授)

 


11月上旬発売予定
--------------------------------------------------
新社会学研究 2022年 第7号
--------------------------------------------------

三浦耕吉郎・小川博司・樫田美雄・栗田宣義・好井裕明 編集同人
A5判並製228頁・本体1900円+税
ISBN 978-4-7885-1791-2  C3036
分野=社会学

特集では、社会の激変により従来の連字符社会学がその有効性を減ずるなか、新たな社会学を志向する6論文を掲載。

公募特集の3論考は、新型コロナが文化的存在としての我々を脅かすいま、文化社会学にどのような視座の転換が求められるかを提起する。


*研究者必見の新連載「研究費申請と審査のホントのところ」と「大学教員ポストをめぐるホントのところ」2本が今号よりスタート。

 

_________________________

編集後記


今シーズンのプロ野球も残すは日本シリーズの結果を待つのみ。
わが千葉ロッテマリーンズはすでにポストシーズン。監督の人事も発表され、なんと吉井理人(よしい まさと)氏が就任することとなった。

吉井氏といえば和歌山県有田郡吉備町(現:有田川町)出身。有田に生まれ育ち、現在千葉在住の私にとっては、じつに喜ばしいニュースだ。

 

プロ野球以上に高校野球を愛する身としては、吉井氏といえば箕島高校をすぐに想起する。

いまや古豪と称されるのみの箕島高校の全盛期を観たものは、50代以上の方たちだろう。

 

箕島高校といえば星稜高校との「延長18回」の激闘・死闘だ。この試合をこえるものはいまだないという高校野球ファンは多い。

当時を知る人、この試合の面白さをもっと知りたい人にすすめたいのがこちらの2冊。

松下茂典著『神様が創った試合』(ベースボール・マガジン社)
石堂秀夫著『最高試合』(ひまわり出版)

残念ながら、どちらも絶版です。

ガッカリした方には、つい最近、この箕島高校対星稜高校の激闘にまつわる書籍が「タイムリーに」発売されたので紹介したい。

馬場遼著『1979年 箕島高校と星稜高校 カクテル光線に照らされた「史上最高の試合」』(ベースボールマガジン社)

箕島、星稜の歴史を振り返りつつ、「史上最高の試合」を3章に分けて書く。
関係者の証言も含む。この試合を見て吉井氏は箕島高校への進学を決意したという、まさに「名勝負」にスポットを当てた一冊だ。

 

来年2023年、有田、箕島、千葉、ロッテの時代が来ることは確実。

そして名将のもとで佐々木朗希くんは最多勝利投手、沢村賞獲得。

そしてヤクルトと日本シリーズを戦う......と、想像は広がる。いや、妄想ともいうのかな。(H)

 

_________________________

◇奥付
_________________________

□電子メールマガジン:「新曜社<新刊の御案内> 」(不定期発行)
□HPアドレス https://www.shin-yo-sha.co.jp/
□blog:新曜社通信 https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/
□twitterもよろしく:https://twitter.com/shin_yo_sha
□このメルマガは『まぐまぐ』を利用して発行しています。
□購読・解除・変更手続きは http://www.mag2.com/ より行って下さい。
□掲載された内容を許可無く転載することを禁じます。
□発行:株式会社新曜社 営業部
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町3-9 幸保ビル
電話  03(3264)4973(代)
FAX 03(3239)2958
e-mail info@shin-yo-sha.co.jp
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
次回発行は2022年11月下旬を予定しております。

書評 ロイック・ヴァカン 著 田中研之輔・倉島哲・石岡丈昇 訳『ボディ&ソウル』日本経済新聞・2022年10月15日付

ロイック・ヴァカン 著 田中研之輔・倉島哲・石岡丈昇 訳『ボディ&ソウル』(品切れ・絶版)の書評が2022年10月15日付日本経済新聞「半歩遅れの読書術」にて掲載されました。評者は小熊英二氏。

ご書評くださいました先生、掲載紙ご担当者さまに深くお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

社会学者は「社会」を研究する。そして最小の社会は、個人の身体である。

個人とは、実は社会関係の総体である。例えば鉛筆や箸の持ち方には「育ち」、つまり幼少時からの社会関係の総体が現れる。「プロは話し方が違う」という形容が示すのは、個人の身体は長い訓練と社会関係が「身体化」した結果だということだ。

こういう「身体化」はどうしたら研究できるか。プロに「どんな修行をしましたか」と聞いても、あまり精緻な回答は得られないことが多い。それなら学者が自分で修行を経験し、分析した方がよい研究ができるかもしれない。ロイック・ヴァカン『ボディ&ソウル』(田中研之輔ほか訳、新曜社)は、そうした試みの一つだ。・・・・・・

>>>>>>日本経済新聞サイト 全文を読む(会員のみ)

 

 

9784788513198 ボディ&ソウル

四六判上製416頁・定価4730円
発売日 13.2.1
ISBN 978-4-7885-1319-8

品切・重版予定なし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

書評 大野光明・小杉亮子・松井隆志 編『越境と連帯』@「図書新聞」2022年10月22日付

大野光明・小杉亮子・松井隆志 編『越境と連帯』(社会運動史研究 4)の書評が、「図書新聞」2022年10月22日付に掲載されました。評者は久保 隆氏。ご書評くださいました先生、書評紙ご担当者様に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。



三年前の一九年二月に創刊以来、毎年刊行され、四号に達した。社会運動を研究対象として継続していくことは、現在の様々な様態を考えてみれば、順調に進行していくことは至難なことだといっていい。だが、編者三人は、変わらず、意識的な考究の持続を示している。
・・・・・・
「支配のシステムは境界線をつくり出しながら、暴力と抑圧を維持している。これらと闘い、システム自体を変えていくために、人びとは境界線を揺さぶり、越えていくことが必要になる」として「境界と連帯」に込めた強い思いを伝えていく。・・・・・・


9784788517776 大野光明・小杉亮子・松井隆志 編
『越境と連帯』(社会運動史研究 4)

出版年月日 2022/07/10
ISBN 9784788517776
A5判・200頁 
定価 2,530円(本体2,300円+税)








 

書評 山本めゆ著『「名誉白人」の百年』@図書新聞 2022年10月22日付

書評 山本めゆ著『「名誉白人」の百年』の書評が、「図書新聞」 2022年10月22日付に掲載されました。評者は佐藤千鶴子氏。ご書評くださいました先生、掲載誌ご担当者様に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。



・・・・・・日本人は、インド系や中華系のように労働者として導入されることはなく、南アフリカに定住者のコミュニティを形成することはなかった。一定規模の日本人コミュニティが南アフリカに出現するのは一九六〇年代に入ってからであり、その主たる構成員は日系企業の駐在員とその家族であった。しかも彼らは数年しか滞在しない一時滞在者であり、アジア系移民といっても、南アフリカ政府や社会との関わりにおいて、インド系や中華系とは異なる存在であった。

 そんな日本人の企業駐在員や帯同家族が、アパルトヘイト期の南アフリカでの生活をどのように感じていたのかについて、当事者へのインタビューや日本人会のニューズレターなどをもとに再構成した第四章は本書のなかでもっとも読み応えのある内容となっている。
 
  一九八〇年代に「名誉白人」の当事者として批判を受けた人びとへのインタビューには困難や制約が伴ったようであるが、著者はエクスパトリエイト・コミュニティ研究で使われる「泡(バブル)」の比喩を用いて、日本人コミュニティの現地社会との関わりの薄さや現地社会への関心のなさを冷静に分析している・・・・・・





9784788517653
「名誉白人」の百年
南アフリカのアジア系住民をめぐるエスノ-人種ポリティクス

山本 めゆ 著
2022/03/30
ISBN 9784788517653
4-6判・256頁
定価2,970円 在庫あり

書評 I.ジャニス 著 細江達郎 訳『集団浅慮』@公明新聞 2022年10月10日




I.ジャニス 著 細江達郎 訳『集団浅慮』の書評が、「公明新聞」2022年10月10日付に掲載されました。
評者は池田謙一先生。ご書評くださいました先生、掲載紙ご担当者さまにこころよりお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

ロシアがウクライナに侵攻してから7カ月。わずか数日で目的を達する意図であったとされるが、それは幻に過ぎず、世界的に多大な負の衝撃は続いたままである。

こうしたプーチンの意思決定の「失敗」はしかし、強権国家ならではの特質ではない。民主国家でも重大な誤りは起こりうる。原著出版40年後の『集団浅慮』邦訳の意義の一つはここにある。

どんな「ベスト・エンド・ブライテスト」と呼ばれる知的で思慮に富んだエリート集団を擁した民主的政府でも、ときに決断の大失敗を免れないのはなぜか。集団の心理学の広範な知見を踏まえ、膨大な歴史資料を一次資料にまで遡って精査して解き明かしたのが本書である。

・・・・・・

著書のジャニスは危機下の意思決定を熟知した著作(邦訳『リーダーが決断する時』首藤信彦訳、日本実業出版社)でも知られており、本書も長きにわたって政治学、社会心理学、経営学、組織論などの研究分野で重く受け止められてきた。スペースシャトル・チャレンジャー号打ち上げ失敗やトヨタ車暴走のリコール問題の解明にまで応用され、今後も広い範囲で有益である。多大な歴史的事件を扱う翻訳の苦労はいかばかりかと想像されるが、この良訳を歓迎したい。・・・・・・



9784788517707 『集団浅慮』


アーヴィング・L・ジャニス 著
細江 達郎 訳
2022/05/20
ISBN 9784788517707
四六判600頁・定価 4,730円
在庫 在庫あり

 

 

 

 

 

書評 デヴィッド・パレ 著『協働するカウンセリングと心理療法』@心と社会 No.189 2022

デヴィッド・パレ 著『協働するカウンセリングと心理療法』の書評が「心と社会」 No.189 2022に掲載されました。評者は関 百合先生。ご書評くださいました先生、掲載誌ご担当者様に深くお礼申し上げます。ありがとうございました。

・・・・・・
デヴィッド・パレによるこの600頁にわたる大作は、カウンセラー/セラピストがいかにしてクライエントと協働関係を築くかという臨床の知にあふれたテキストである。そこに難しい理論も用語もなく、アインシュタインやギアツなど心理学以外にも幅広い引用を用いて解説し、実践例も豊富に挙げている。この著書は、特にカウンセリングを始めたばかりの初学者にとっては大きな助けになるだろう。初めてのカウンセリングで何をどう聞いたらよいかわけもわからない時、膠着状態に陥った時、クライエントをアセスメントしては見たが役立つようには思えない時、この本は初学者の立場に立って、そして多くの例を引きながら寄り添ってくれる。本来はトレーニング中の大学院生に向けて作成されたのであろう工夫が随所に見られるが、経験を積んだカウンセラー/セラピストも日頃の自らの臨床を顧みる機会として一読をお勧めする。

この著書が画期的であると感じるのは、カウンセリングが実は「文化間の交流」の場であることを明言し、人類学者のフィールドワークを思わせる細心さと共感に満ちた好奇心によってクライエントと協働関係を築くことが重要であることを強調する点である。・・・・・・

 


協働するカウンセリングと心理療法

文化とナラティヴをめぐる臨床実践テキスト

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第225号■

2022年9月26日発行
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第225号■

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

◇トピックス
_________________________

●お知らせ

弊社ではこのメールマガジン「新曜社<新刊の御案内>」を
メールマガジン配信会社から配信しておりますが、
配信会社のメール・広告が煩わしいという声を受けまして、
弊社からのメーリングリスト配信も行っております。

ご希望の方は下記フォームよりメールアドレスをご記入ください。
(ご登録いただきましたアドレスは配信以外には使用いたしません)
https://forms.gle/NC7HB16L25rCfuxm8

 


〇書評
ご書評くださいました先生、掲載紙ご担当者様に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。


佐藤典司、八重樫文 監修・著 後藤 智・安藤拓生 著
『デザインマネジメント論のビジョン』の書評が、図書新聞2022年9月17日付に掲載されました。評者は岩谷昌樹先生です。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-40d049.html


I.ジャニス 著 細江達郎 訳『集団浅慮』の書評が、「読売新聞」2022年8月21日付に掲載されました。評者は牧野邦昭先生。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-be84ba.html

 


○新曜社ウェブマガジン「クラルス」
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/

 

 

◇近刊情報
_________________________


10月上旬発売予定
--------------------------------------------------
心理療法家がよみとく「君の名は。」
―目に見えないイメージの力
--------------------------------------------------

山 愛美 著
四六判並製208頁・本体2400円+税
ISBN 978-4-7885-1789-9 C1011
分野=臨床心理学

新海誠監督のアニメ映画「君の名は。」の世界に魅せられた著者が、心理療法で夢を扱う手法によって物語の中に入り込み、縦横にイメージを深めていく。心と体、記憶、時間、無意識……深層心理学にまつわるテーマが埋め込まれた作品のあらたな読み方。

*作品のファンはもとより、「君の名は。」をまだ見ていない人にも。
*新海誠監督最新作「すずめの戸締まり」は11月公開!


著者
山 愛美(京都先端科学大学人文学部心理学科教授)

 


10月中旬発売予定
--------------------------------------------------
心理学者の考え方
―心理学における批判的思考とは?
--------------------------------------------------

ドナルド・H・マクバーニー 著
金坂弥起 監訳
A5判並製184頁・本体2100円+税
ISBN 978-4-7885-1787-5  C1011
分野=心理学

心理学を学ぶとは何を学ぶことだろうか。

心理学に対する学生たちの素朴だが鋭い疑問に丁寧に答えながら、一般の人びとが抱いている心理学への誤解を払拭し、科学的な心理学の原理原則を学ぶ49講。心理学に基づく批判的思考を身につけるための一冊。


著者
ドナルド・H・マクバーニー(ピッツバーグ大学名誉教授)
金坂弥起(安田女子大学心理学部現代心理学科教授)

 


10月中旬発売予定
--------------------------------------------------
コンテンツのメディア論
―コンテンツの循環とそこから派生するコミュニケーション(仮題)
--------------------------------------------------

松本健太郎・塙幸枝 著
A5判並製240頁・本体2500円+税
ISBN 978-4-7885-1783-7  C1036
分野=メディア論・現代思想

バルトは「作品からテクストへ」といったが、今や「テクストからコンテンツへ」といえよう。

コンテナ(容れ物)と対で考えられてきたコンテンツは、デジタル革命によりコンテナから離れて情報空間に浮遊する。

その実態をメディア論的に解明する。

 

*コンテンツと呼び変えることで何がどう変わるのかを、スマホ、SNS、ゲームなどとの関わりで具体的に説く。
*サブスクリプション・サービスにより、モノを持つという所有権でなく、データにアクセスする権利が重要になったことなどを取り上げる。


著者
松本健太郎(二松学舎大学文学部教授)
塙幸枝(成城大学文芸学部専任講師)

 


10月下旬発売予定
--------------------------------------------------
文化横断調査
―ソーシャルワーク研究のためのポケットガイド
--------------------------------------------------

ジョルジ・デルヴァ、ポーラ・アレン・ミアーズ、サンドラ・L. モンパー 著
森木美恵、米田亮太 訳
四六判並製216頁・本体2800円+税
ISBN 978-4-7885-1788-2  C3036
分野=ソーシャルワーク、社会福祉

異なる文化的背景をもつ集団が抱える問題や価値観を、安易にその文化の特徴としてしまうことなく、文化的要因と他のアイデンティティ要因との相互作用として多面的に理解するために有効な研究プロセスを、実際の調査研究に即して懇切に紹介。

*シリーズ前作『論文を書く・投稿する』も好評発売中


著者
ジョルジ・デルヴァ(ボストン大学ソーシャルワーク学部長)
ポーラ・アレン・ミアーズ(元イリノイ大学学長)
サンドラ・L. モンパー(ミシガン大学ソーシャルワーク学部准教授)
森木美恵(国際基督教大学上級准教授)
米田亮太(共同通信社編集局文化部記者)


「ソーシャルワーク研究のためのポケットガイド」シリーズ前作
『論文を書く・投稿する』
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b575208.html

 


10月下旬発売予定
--------------------------------------------------
人文・社会科学のためのヒューリスティクス入門
--------------------------------------------------

アンドリュー・アボット 著
秋吉美都 訳
四六判並製272頁・予価2900円+税
ISBN 978-4-7885-1790-5  C1036
分野=社会学・心理学

ヒューリスティクスとは? 学問上の斬新な発見は、各種の調査法などの緻密な方法論よりも、チェスやパズルのように想像力を駆使した指し手、精神的な動きから生まれる!社会学、心理学をはじめ幅広く応用できる考え方を明快に説いた初の入門書。

*シカゴ大学の学部生むけの講義教科書を全訳。訳者は著者アボット教授の愛弟子。
*学生・初学者が抱く疑問やぶつかる悩みを想定した、懇切丁寧な解説と読みやすい訳文。専門研究者にも有益な示唆に富む読み物となっている。


著者
アンドリュー・アボット(シカゴ大学教授)
秋吉美都(専修大学人間科学部教授)

 

 


_________________________

編集後記


今年の3月に知人が亡くなった。海外で金融の仕事に就き、30代半ばで退職、その後資格をとってロンドンでカウンセリングの仕事をしていた。昨年末に日本に帰国するようチケットをとっていたのだけれど、体調をくずし、コロナ禍ということもあり、思うように治療も受けられない状況のなかで亡くなってしまった。

彼女とは仕事の話はまったくせず、なぜカウンセラーの仕事についたのか、その経験をゆっくり聞きたいと思っていたのだけど果たせなかったのが、とにかく心残りである。


スー・スチュアート・スミス著『庭仕事の神髄 老い・トラウマ・孤独を癒す庭』(和田佐紀子訳、築地書館)

著者専門の精神医学や心理療法の知見だけでなく、文学、歴史、科学―科学など広範囲におよぶ興味深いエピソードは読んでいてじつに楽しい。
本書の原著名はThe Well Gardened Mind:Rediscovering Nature in the Modern World。

この邦題はどうなんだろうと思ったけれど、キレイな花々や木をアレンジして美しい庭をつくることなのではなく、庭にいて草花や木の手入れを日々すること、ただ土を耕すことが重要だとしている点で、じつにいい書名だと思った。

亡くなったマリちゃんもガーデニングを楽しんでいたようだ。彼女の庭に、近所に住む友人たちが別れを惜しむサヨナラの看板を立てている写真が送られてきて、知った。あの黄色い花はなんという花だったか、今度調べてみようと思う。(N

 

_________________________

◇奥付
_________________________

□電子メールマガジン:「新曜社<新刊の御案内> 」(不定期発行)
□HPアドレス https://www.shin-yo-sha.co.jp/
□blog:新曜社通信 https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/
□twitterもよろしく:https://twitter.com/shin_yo_sha
□このメルマガは『まぐまぐ』を利用して発行しています。
□購読・解除・変更手続きは http://www.mag2.com/ より行って下さい。
□掲載された内容を許可無く転載することを禁じます。
□発行:株式会社新曜社 営業部
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町3-9 幸保ビル
電話  03(3264)4973(代)
FAX 03(3239)2958
e-mail info@shin-yo-sha.co.jp
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
次回発行は2022年10月下旬を予定しております。

書評 I.ジャニス 著 細江達郎 訳『集団浅慮』@読売新聞 2022年8月21日付

I.ジャニス 著 細江達郎 訳『集団浅慮』の書評が、「読売新聞」2022年8月21日付に掲載されました。
評者は牧野邦昭先生。ご書評くださいました先生、掲載紙ご担当者さまにこころよりお礼申し上げます。ありがとうございました。

 団結するほど反論困難に

・・・・・・
 本書では、政策を決定する集団のメンバー間で愛想のよさや団結心が増せば増すほど、独立した批判的思考は困難になり、非合理的な意思決定が行われるようになり集団浅慮が発生すると指摘する。それを防ぐため、集団では反論や疑問を述べることを奨励すること、リーダーは自分の好みや期待を述べることなく公平な立場に立ちオープンな雰囲気を作ること、そして一つの集団だけでなく他の集団も政策の立案と評価に関わることが対処法として示されているが、それを実践することの難しさも本書は指摘している。
・・・・・・

書評全文を読む>>>>>>読売新聞 本よみうり堂




9784788517707 『集団浅慮』


アーヴィング・L・ジャニス 著
細江 達郎 訳
2022/05/20
ISBN 9784788517707
四六判600頁・定価 4,730円
在庫 在庫あり

佐藤典司、八重樫文 監修・著 後藤 智・安藤拓生 著『デザインマネジメント論のビジョン』@図書新聞2022年9月17日付

商品に新たな付加価値を与え、企業組織に新たな方向性を示すデザインマネジメントを理路整然とナビゲートする労作


佐藤典司、八重樫文 監修・著
後藤 智・安藤拓生 著
『デザインマネジメント論のビジョン』の書評が、
図書新聞2022年9月17日付に掲載されました。評者は岩谷昌樹先生です。評者の先生、掲載紙ご担当者さまに、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。


・・・・・・
そうした時期に、GAFAのようなプラットフォーマーを輩出することができず、平成が「失われた30年」と評される日本も、ここに来て遅ればせながら「デザイン経営」がブランド価値を高め、イノベーションを実現して、企業の産業競争力を向上させるものであると気付き、2018年には経済産業省・特許庁が『「デザイン経営」宣言』(「産業競争力とデザインを考える委員会」2018年5月23日)を提示した。そこでの政策提言は、企業がデザイン経営に取り組みやすくなるように後押しする施策であり、あくまでも実際のオペレーションは企業自らで行なう必要がある。では、どうしたら良いのか。新たに何かを取り組み始める時の常套手段は、まずビジョンを明確にすることである。

本書は、まさにこの問題に真正面から答えるものである。企業がデザインを自社組織にどのように落とし込めば、デザインの有する力を最大限に活用できるのかについて、極めてアカデミックなスタンスに立ち、セオリカルなアプローチから道理を明るくすることに努めた労作である・・・・・・

 

 

9784788517660_20220912122201

佐藤典司、八重樫文 監修・著
後藤 智・安藤拓生 著
『デザインマネジメント論のビジョン』

出版年月日 2022/03/30
ISBN 9784788517660
4-6判264頁 定価 2,640円(本体2,400円+税)
在庫あり

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第224号■

2022年8月25日発行
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第224号■

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

◇トピックス
_________________________

●お知らせ

弊社ではこのメールマガジン「新曜社<新刊の御案内>」を
メールマガジン配信会社から配信しておりますが、
配信会社のメール・広告が煩わしいという声を受けまして、
弊社からのメーリングリスト配信も行っております。

ご希望の方は下記フォームよりメールアドレスをご記入ください。
(ご登録いただきましたアドレスは配信以外には使用いたしません)
https://forms.gle/NC7HB16L25rCfuxm8

 


〇受賞

山口誠・須永和博・鈴木涼太郎著
『観光のレッスンーーツーリズム・リテラシー入門』
2022年度観光学術学会学会賞(教育・啓蒙著作賞)を受賞いたしました。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-d7271c.html


観光学術学会
https://jsts.sc/info

 

清水亮著『「予科練」戦友会の社会学』が東京大学而立賞を受賞、

東京大学BiblioPlazaにて著者・清水亮氏による著作物紹介のページが公開されました。(2022/7/22)
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-824a54.html

 

〇書評
ご書評くださいました先生、掲載紙ご担当者様に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。


猿谷弘江著『六〇年安保闘争と知識人・学生・労働者』の書評が、「大原社会問題研究所雑誌」766(2022.8)に掲載されました。
評者は中村勝己氏。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-787b9f.html

 

I.ジャニス 著 細江達郎 訳『集団浅慮』の書評が、
「図書新聞」2022年8月13日付に掲載されました。評者は三浦麻子先生。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-f6e6d3.html

 

日本記号学会編『アニメ的人間 』の書評が、
「週刊読書人」2022年8月19日付にて掲載されました。評者は伊集院敬行先生。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-e2773e.html

 

清水亮著『「予科練」戦友会の社会学』が「日刊ゲンダイ」の8月16日付「週刊読書案内」にて、

一ノ瀬俊也先生にお取りあげいただきました。
https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-e36449.html

 


○新曜社ウェブマガジン「クラルス」
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/

 

 

◇近刊情報
_________________________


9月上旬発売予定
--------------------------------------------------
戦後日本映画史
―企業経営史からたどる
--------------------------------------------------

井上 雅雄 著
A5判上製512頁・本体5200円+税
ISBN 978-4-7885-1781-3 C1074
分野=映画史・社会経済史

映画は製作会社、特に制作者・監督・俳優などが作るものと考えられがちだが、配給会社、映画館、観客など多くの人々が関わっている。

戦後映画の「黄金期」を、産業として企業経営史の観点からたどり、従来の作品論とは全く異なった新しい風景を拓く。

『文化と闘争――東宝争議1946-1948』で、戦車まで出動した東宝の大労働争議を実証的に跡づけた。
*製作・配給・興行の各部門から構成される映画という産業の戦後黄金期の実態に、社会経済史的な側面から迫る。


著者
井上雅雄:立教大学名誉教授(2019年逝去)

 


9月下旬発売予定
--------------------------------------------------
シンボル化の政治学
ー政治コミュニケーション研究の構成主義的展開
--------------------------------------------------

烏谷昌幸 著
A5判上製336頁・本体3200円+税
ISBN 978-4-7885-1784-4  C3031
分野=政治学

共通の認識や感情はいかにして集団の中から創出され、政治的な効力を発揮するのか。

シンボル論という哲学的遺産を応用し、政治コミュニケーション研究の中核的な問いを追究する。

この分野を根本から基礎付け直し、新たな展開へと牽引する意欲作。

*本書前半では、政治コミュニケーション研究やシンボル論の足跡を振り返る。
*後半では、高速増殖炉もんじゅ、水俣病事件、戦後日本の原子力政策を題材に、シンボルが「結晶化」「浸透」「転換」する具体的事例を観察する。
*本書から得られる知見は、米議会襲撃事件やQアノン現象など、幅広いテーマに適用出来るだろう。


著者
烏谷昌幸(慶應義塾大学法学部政治学科教授)

 


9月中旬発売予定
--------------------------------------------------
社会人大学院教育のすすめ(仮)
ートリプルループ学習理論
--------------------------------------------------

豊田 香 著
四六判並製280頁・予価2900円+税
ISBN 978-4-7885-1786-8  C1037
分野=キャリア形成・大学院教育

技術革新に伴い、社会人の大学院リカレント(回帰)教育の重要性が指摘されている。しかし日本では普及するに至っていない。

日本の社会人の知識レベルの現状と社会人大学院教育の実態を調査し、「トリプルループ学習」という学び直しのモデルを提示。


*調査に基づく大学院教育と社会の間の知識循環の実態と有効性


著者
豊田 香(拓殖大学別科・特別非常勤講師)

 


9月下旬発売予定
--------------------------------------------------
ワードマップ 心理検査マッピング
ー全体像をつかみ、臨床に活かす
--------------------------------------------------

鈴木朋子・サトウタツヤ 編
四六判並製296頁(予定)・本体2800円+税
ISBN 978-4-7885-1785-1  C1011
分野=臨床心理学

実践の場でよく使用される41の心理検査について、開発者や使用経験豊かな研究者が解説し、

文化×個人、文化×集団、自然×集団、自然×個人の4つのマトリクス上にマッピングしてその特徴を検査の全体像の中で捉えた、これまで
にない入門書。

*心理検査をとらえる新しい枠組みとは?


著者
鈴木朋子:横浜国立大学教育学部教授(臨床心理学・心理検査)
サトウタツヤ:立命館大学総合心理学部教授(応用社会心理学・文化心理学・心理学史)


「ワードマップ」シリーズ
https://www.shin-yo-sha.co.jp/search/s13241.html

 

_________________________

編集後記

以前『ケーキの切れない非行少年たち』という本が話題になった。

非行少年と言われる方々がケーキを切ってと言われたときにまず考えるのは、A先輩はコワいから一番多め、オレはその半分、Cの野郎は少しでいいだろうというように実際の人物とその関係を想定して切ることではないか。

3等分、4等分という「等」の意味、また等という関係性を彼らは生まれてから家庭でも社会でももったことがないのではないか、そこを問題にすべきなのではなかろうかと思ったりする――


『映画を早送りで観る人たち』稲田豊史著、光文社新書
夏の課題図書としていただいたのが本書。最近倍速で映画やドラマを視聴するという若者の行動をとりあげている。

無料で手に入る無数のコンテンツ。人づきあいのために、情報共有として作品をざっとでも知っておくために倍速視聴、また従来のシナリオについていくのがしんどいがゆえの倍速視聴。

今後はこうした内容を味わったり、深く考えたりししない視聴がスタンダードになるので
はないか、というのが本書の要旨。

 

倍速で失われるニュアンスや細部について危惧する声にたいして、「どうせ自分には気づけないので、そういうのはプロに任せればいい」。

これは倍速視聴のプロフェッショナル、ゆめめさんの言葉だ。この割り切り方は清々しい。

こうした軽い情報とその共有への切実さの背景として、普段の生活の場面でも誰もがテレビのバラエティ番組の出演者のように共通の話題を「広く、浅く」そつなくふるまうことを求められるようになったことがあるのではなかろうか――


以上、現象の背後にある関係にこそ問題があると指摘する、読んでない本をそれらしく語る方法をつかって書いてみた。

読書感想文に困って編み出した技のひとつだ。いい子はマネしないで、ちゃんと読んでね。 (N

 

 


_________________________

◇奥付
_________________________

□電子メールマガジン:「新曜社<新刊の御案内> 」(不定期発行)
□HPアドレス https://www.shin-yo-sha.co.jp/
□blog:新曜社通信 https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/
□twitterもよろしく:https://twitter.com/shin_yo_sha
□このメルマガは『まぐまぐ』を利用して発行しています。
□購読・解除・変更手続きは http://www.mag2.com/ より行って下さい。
□掲載された内容を許可無く転載することを禁じます。
□発行:株式会社新曜社 営業部
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町3-9 幸保ビル
電話  03(3264)4973(代)
FAX 03(3239)2958
e-mail info@shin-yo-sha.co.jp
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
次回発行は2022年9月下旬を予定しております。

受賞 清水亮著『「予科練」戦友会の社会学』が東京大学而立賞を受賞いたしました

清水亮著『「予科練」戦友会の社会学』が東京大学而立賞を受賞、東京大学 BiblioPlazaにて著者・清水亮氏による著作物紹介のページが公開されました。(2022/7/22)

「予科練」戦友会の社会学(日本語)


Yokaren Senyukai no Syakaigaku(英語)

 

97847885176151 清水 亮 著
『「予科練」戦友会の社会学  戦争の記憶のかたち』

2022/03/31
ISBN 9784788517615
A5判256頁・3520円

紹介 清水 亮 著『予科練「戦友会」の社会学』@日刊ゲンダイ 8月16日付 

「「戦争の記憶の風化」というステレオタイプな見方に一石を投じる」
清水亮著『「予科練」戦友会の社会学』が「日刊ゲンダイ」の8月16日付「週刊読書案内」にて、一ノ瀬俊也先生にお取りあげいただきました。ありがとうございます。こころよりお礼申しあげます。


>>>>>> リンク 日刊ゲンダイ「週刊読書日記」 一ノ瀬俊也(埼玉大学教養学部教授)


97847885176151 清水 亮 著
『「予科練」戦友会の社会学  戦争の記憶のかたち』

2022/03/31
ISBN 9784788517615
A5判256頁・3520円

書評 日本記号学会編『アニメ的人間 』@「週刊読書人」2022年8月19日付

日本記号学会編『アニメ的人間 』の書評が、「週刊読書人」2022年8月19日付、にて掲載されました。
評者は伊集院敬行先生。ご書評くださいました先生、書評紙ご担当者様に深くお礼申し上げます。
ありがとうございました。

・・・・・・これらの論考の多くに共通するのは、動いていないものが動いて見えることの素朴な驚きである。その仕組みを説明するために用いられる「網膜残像」の語が示すように、静止画の連続に我々が見る運動の「錯覚」は、これまで人間の知覚の不完全さゆえの「見間違い」だと考えられてきた。だが本書において錯覚は、見る者が静止画の連続に命を与えること、すなわち「眼の生産的な力」として肯定的・積極的に捉え直されている。本書の多くの論者が、アニメーションの語源であるアニミズムの語を再考・再定義しようとするのはそのためである。アニメーションに見られる運動や生命は、静止画の連続とそれを見る者との対話、両者の身体的な交流から生み出されるのである。

 

9784788517745 アニメ的人間
インデックスからアニメーションへ
日本記号学会 編
2022/05/31
ISBN 9784788517745
A5判162頁・2750円(本体2,500円+税)
在庫あり

書評 I.ジャニス 著 細江達郎 訳『集団浅慮』@図書新聞2022年8月13日付

I.ジャニス 著 細江達郎 訳『集団浅慮』の書評が、「図書新聞」2022年8月13日付に掲載されました。
評者は三浦麻子先生。ご書評くださいました先生、掲載紙ご担当者さまにこころよりお礼申し上げます。ありがとうございました。

 例えば同調(圧力)といえばアッシュ、権威への服従といえばミルグラム、というのと同じく、原著者であるジャニスの名前もセットになって記憶されているから、「みんな知ってるジャニスの集団浅慮」なのだが、おそらく二つの理由で伝説と化していた。
 
 まず一つ目の理由は、ジャニスの研究成果はそのほとんどが書籍として刊行されていたことである。松井亮太氏による解説論文『集団思考(groupthink)とは何か』(日本原子力学会誌・2020)は、集団浅慮という概念は、ジャニスによって提案された1972年以降、それが関わっていそうな大事故・大事件が少なくなかったことも相俟って、世界(特に米国)的に見ればコンスタントに研究が行わている一方で、日本においては(大事故・大事件は少なくないのに)ほとんど研究がないことを、公刊論文数という明確な指標に基づいて指摘している。そして、その理由として「ジャニスの著書が翻訳されていない」ことを挙げている。
・・・・・・

 本書は詳細な脚注を含め500頁を超える大著であるが、前述のとおり具体的な歴史的出来事を引いた記述が多くを占めているし、それをふまえた理論の一般化、そして集団浅慮を阻止するための処方箋も明確に記述(そして翻訳)されている。何せ伝説の書籍である。研究者、実務家に限らず、広く一読を勧めたい。




9784788517707 『集団浅慮』


アーヴィング・L・ジャニス 著
細江 達郎 訳
2022/05/20
ISBN 9784788517707
四六判600頁・定価 4,730円
在庫 在庫あり


 

受賞 山口誠・須永和博・鈴木涼太郎著『観光のレッスン——ツーリズム・リテラシー入門』

山口誠・須永和博・鈴木涼太郎著『観光のレッスン——ツーリズム・リテラシー入門』2022年度観光学術学会学会賞(教育・啓蒙著作賞)を受賞いたしました。

観光学術学会


9784788517066 観光のレッスン
ツーリズム・リテラシー入門

著者 山口 誠 著
須永 和博 著
鈴木 涼太郎 著

出版年月日 2021/02/18
ISBN 9784788517066
4-6判・194ページ
定価 1,540円



紹介 清水 亮 著『予科練「戦友会」の社会学』@東京大学 BiblioPlaza 2022/7/22

東京大学 BiblioPlazaにて著者・清水亮氏による著作物紹介のページが公開されました。(2022/7/22)

「予科練」戦友会の社会学(日本語)


Yokaren Senyukai no Syakaigaku(英語)


戦場の死の空虚さを際立たせる、生き残りたちの生と絆の横溢。その広がりに関心を寄せる多様な読者に、刺激を与えるものとなれば幸いである。


 

97847885176151 97847885176152 清水 亮 著
『「予科練」戦友会の社会学  戦争の記憶のかたち』

2022/03/31
ISBN 9784788517615
A5判256頁・3520円

書評 『六〇年安保闘争と知識人・学生・労働者』、大原社会問題研究所雑誌766(2022.8)

猿谷弘江著『六〇年安保闘争と知識人・学生・労働者』 の書評が、「大原社会問題研究所雑誌」766(2022.8)に掲載されました。
評者は中村勝己氏。中村先生、掲載誌ご担当者さまに、深くお礼申しあげます。ありがとうございました。



9784788517172  『六〇年安保闘争と知識人・学生・労働者』
  社会運動の歴史社会学

 著者 猿谷 弘江 著
 ジャンル 社会学 > 歴史社会学
 出版年月日 2021/03/31
 ISBN 9784788517172
判型・ページ数 A5・392ページ
 定価 5,500円(本体5,000円+税)
 在庫 在庫あり





«◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第223号■

検索


  • カスタム検索
2022年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

ツイッター

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

タイトルのみ表示


サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想