カテゴリー「書評」の記事

2019年6月17日 (月)

書評 坂本佳鶴恵『女性雑誌とファッションの歴史社会学』@日本経済新聞 2019/6/15

坂本佳鶴恵 著『女性雑誌とファッションの歴史社会学』の書評が、日本経済新聞、2019年6月15日(土)付に掲載されました
掲載紙ご担当者様、こころよりお礼申しあげます。ありがとうございました。

 

9784788516106坂本佳鶴恵 著

女性雑誌とファッションの歴史社会学
――ビジュアル・ファッション誌の成立

A5判上製392頁
定価:本体3900円+税
発売日 2019年3月20日
ISBN 978-4-7885-1610-6

 

 

日本の女性雑誌は写真を多用したビジュアルなファッション誌が多いが、最初から服飾中心だったわけではない。社会学者の著者が明治以降の女性誌を分析し、日本の女性の意識やライフスタイルの変化を論じた。
......

新しい女性誌は「女の子」文化を生みだし、その一部は「かわいい」文化として世界的な注目を浴びるようになる。女性誌は日本の女性の変化を明確にとらえ、時には共闘しながら発展してきたことが分かる。

日本経済新聞サイトへ

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2019年6月14日 (金)

書評 上杉忍著『ハリエット・タブマン』@日刊ゲンダイ

9784788516083上杉 忍 著

ハリエット・タブマン
――モーゼと呼ばれた黒人女性

 

四六判並製288頁
定価:本体3200円+税
発売日 2019年3月15日
ISBN 978-4-7885-1608-3


2019年6月8日付日刊ゲンダイにて、書評掲載されました。評者は〈狸〉氏。掲載紙ご担当者、ご書評くださいました先生に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。


・・・・・・死後100年以上経っても評価が左右されているタブマンだが、彼女自身読み書きができず、自らの経験を書き記すことがなく、また彼女が携わった運動が秘密裏に行われたため、その実像を知ることは困難であった。それが近年さまざまな史料が新たに発掘され、その生涯の細部がようやく明らかになってきた。本書はそうした最新の成果を踏まえたもの。ここで描かれるのは、女性で黒人という19世紀のアメリカでは非常なハンディを背負いながらも、苛酷な環境の中で、家族を中心とした黒人コミュニティーを守るために信念を貫いた一人の女性の姿だ。 ……




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2019年5月27日 (月)

書評 山田 歩 著/内村直之 ファシリテータ『選択と誘導の認知科学』@讀賣新聞2019/5/26付

山田 歩 著/内村直之 ファシリテータ/植田一博 アドバイザ『選択と誘導の認知科学』の書評が、讀賣新聞読書欄「よみうり堂」に掲載されております。評者は坂井豊貴氏。
掲載紙ご担当者様、評者の先生にこころよりお礼申しあげます。ありがとうございました。

なぜそうするのか?

ファストフードの店に入って、30分後にそこを出たとしよう。誰かに店を出ろと言われたわけではない。自発的にそうしたのである。だが座っていた椅子の硬さが、平均して30分後に退店したくなるよう、巧妙に設計されていたならどうだろう。それは自発的な選択といえるだろうか。本人は自発的なつもりでも、誘導により起こった選択なのだ。

こうした選択の誘導は、近年さまざまな分野で注目されている。ものを買わせようとするマーケティング論、賢明な選択をさせようとする行動経済学、誘導と自由とのバランスを危惧する法哲学などは、その例である・・・・・・

・・・・・・(本書は)日本認知科学会の監修によるシリーズの一冊。余計な飾りのない、プロならではの作品である。

 

9784788516182日本認知科学会 監修
山田 歩 著/内村直之 ファシリテータ/植田一博 アドバイザ

選択と誘導の認知科学
――「認知科学のススメ」シリーズ10

四六判並製192頁
定価:本体1800円+税
発売日 2019年4月8日
ISBN 978-4-7885-1618-2


4月3日配本、4月5日頃書店にて発売です。

 

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2019年4月26日 (金)

書評 上杉忍著『ハリエット・タブマン』@高知新聞、熊本日日新聞、琉球新報、秋田魁新報ほか

9784788516083上杉 忍 著

ハリエット・タブマン
――モーゼと呼ばれた黒人女性

 

四六判並製288頁
定価:本体3200円+税
発売日 2019年3月15日
ISBN 978-4-7885-1608-3


2019年4月21日付高知新聞、熊本日日新聞、琉球新報、秋田さきがけほか(共同通信配信)にて、書評掲載されました。評者は江刺昭子氏。掲載紙ご担当者、ご書評くださいました先生に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
奴隷を救出した黒人女性

2020年は米国の女性参政権獲得100周年にあたり、新デザインの20ドル紙幣の表にハリエット・タブマンの肖像掲載が予定されている。黒人女性が描かれるのは初めてだが、白人至上主義的な姿勢が強いトランプ大統領の政権下で、果たして実現するのだろうか。
・・・・・・
彼女が1822年生まれとほぼ確定したのは歴史家の調査による。本書は、スリルに満ちたその生涯を時代背景とともにたどった伝記である。
27歳の時北部へ逃げたタブマンは、野外労働で鍛えた体力と情報収集力を駆使して逃亡奴隷支援組織である「地下鉄道運動」に加わる。白人の奴隷制度廃止主義者から寄付を集め、一説によると南北戦争までの約10年間に計14回、66人から77人を救出して自由州へ送り込んだ。「黒いモーゼ」と呼ばれたのは誰かの指示に従うのではなく、あくまでも自身の良心に従って行動したからだ。
・・・・・・
著者は歴史家の研究成果によりつつ、91歳で死去したタブマンを、超人的なヒロインに祭り上げることを注意深く避けて実像に迫っている。人種と性別の複合差別の中、精力的な活動を続け、信念を貫いた姿に衝撃を受けた。



(その後 4月27日 福島民報、4月28日 山陽新聞・福島新聞・京都新聞・宮﨑新聞・山梨日日新聞、
2019年5月5日 長崎新聞・山形新聞 、 5月12日 岩手日報・佐賀新聞、 5月19日 神奈川新聞・東奥日報  
5月26日 神戸新聞 に掲載)





 

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2019年4月25日 (木)

品田悦一著『万葉集の発明――国民国家と文化装置としての古典』@「短歌時評」朝日新聞

品田悦一著『万葉集の発明――国民国家と文化装置としての古典』


について、4月21日付朝日新聞の「短歌時評」にて歌人の松村正直氏がふれております。




短歌時評 万葉集と「令和」


新しい元号が「令和」に」決まり、出典となった「万葉集」に関する本が書店でも人気を集めていると聞く......「万葉集」が日本の伝統的な国民歌集であるとの見方に対しては、品田悦一著『万葉集の発明』などの異論もある。明治の近代国民国家の成立期に、それまで一般には知られていなかった「万葉集」が、国民意識を植え付けるために見出されたという側面があるのだ。......
もちろん、こうした事例は「万葉集」自体に責任があるわけではない。「万葉集」をどのように読み、そこから何を受け取るかは、新しい時代を迎える私たちの心にかかっているのだ。






品田悦一著
万葉集の発明
――国民国家と文化装置としての古典
四六判360頁
定価:本体3200円+税
発売日 2019.4.25
ISBN 978-4-7885-1634-2


4788507463


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2019年4月22日 (月)

書評 上杉 忍著『ハリエット・タブマン』@朝日新聞2019年4月20日付

9784788516083上杉 忍 著

ハリエット・タブマン
――モーゼと呼ばれた黒人女性

 

四六判並製288頁
定価:本体3200円+税
発売日 2019年3月15日
ISBN 978-4-7885-1608-3


2019年4月20日付朝日新聞にて、書評掲載されました。評者は西崎文子氏。掲載紙ご担当者、ご書評くださいました先生に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。ほか晃洋書房刊『自由への道』キャサリン・クリントン著、も同時に紹介

米国の負の歴史生き抜いた記録

・・・・・・「南北戦争が勃発すると、タブマンは北軍と共に行動し、南部での土地勘や「地下鉄道」で培った人的つながりを生かして傷病兵の看護や軍事作成の手引きをした。カンビー川沿いの南軍の要塞を破壊し、750人もの奴隷を解放した作戦は彼女あってのものだった。戦後はニューヨーク州で貧しい黒人のホーム建設に尽力し、支援者に囲まれながらも極貧の生涯を閉じる・・・・・・


>>>>>朝日新聞(有料記事)



 

 

プロローグ

 二〇一六年四月二〇日、当時のアメリカ合衆国財務長官ジェイコブ・J・ルーは、二〇二〇年の女性参政権獲得一〇〇周年を機会に二〇ドル紙幣の表面に黒人女性ハリエット・タブマンの肖像を掲載する方針を発表した。現在、表面に掲載されている第七代大統領アンドルー・ジャクソンの肖像は裏面に移されるとのことである。もしこの計画が実施されることになれば、アメリカの紙幣に女性、しかも黒人の肖像画が印刷されるのは史上初めてである。

 このことについては、日本の新聞やテレビでも報道されたので覚えておられる方も多いかもしれないが、日本ではまだハリエット・タブマンのことは、ほとんど知られていないので、あまり関心を持たれなかったようである。

 これとは対照的にアメリカでは、子どもたちは教室でタブマンのことを学び、タブマンのことを知らない人は珍しいといわれている。タブマンをテーマとした絵本や読み物、DVDなども数多く出回っている。ちなみにタブマンは、南部メリーランド州の奴隷制度の下から一人で北部に

・・・・・・・・

《もっと読む ハリエット・タブマン プロローグ》

 

 

 

 

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2019年4月18日 (木)

書評 坂本佳鶴恵『女性雑誌とファッションの歴史社会学』

坂本佳鶴恵 著『女性雑誌とファッションの歴史社会学』の紹介、著者紹介が、共同通信配信記事で、秋田さきがけ、大分合同新聞、沖縄タイムス、福井新聞ほか、各地の新聞に掲載されております。
掲載紙ご担当者様、こころよりお礼申しあげます。ありがとうございました。

 

9784788516106坂本佳鶴恵 著

女性雑誌とファッションの歴史社会学
――ビジュアル・ファッション誌の成立

A5判上製392頁
定価:本体3900円+税
発売日 2019年3月20日
ISBN 978-4-7885-1610-6



欲望肯定するツール
「・・・・・・戦後の経済成長を経て、女性は消費の主役となった。それは同時に、母親や妻でない「自分たちの文化」を形成する過程でもあった。社会学者の坂本佳鶴恵さんは「女性たちは商業主義に乗りながらも、ファッションを通じて、モノとモノ、モノと体験をつなぐ文化を生みだしてきた」と読み解く。
新著『女性雑誌とファッションの歴史社会学』では、明治以降の雑誌が女性のライフスタイルに与えた影響を分析。いかに女性の「主体化」を後押ししてきたかを鮮明に浮かび上がらせた。
・・・・・・
女性ファッション誌はこれまで、消費社会の象徴として否定的に語られることが多かった。だが坂本さんは「女性たちにとっては、自分の欲望を肯定するツールでもあった」と強調。雑誌不況が叫ばれ、買い物サイトが台頭する中でも「文化を生み出すようなコンテンツは必要だ」と話す」

・・・・・・
......
その後
4月13日 福島民報・沖縄タイムス
4月14日 秋田さきがけ・高知新聞・大分合同新聞・琉球新報・北日本新聞、
4月21日 愛媛新聞
4月28日 東奥日報・佐賀新聞・四国新聞
5月5日 山陰中央新報・岐阜新聞・河北新報
5月26日 山陽新聞
に掲載

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2019年4月16日 (火)

品田悦一先生、『万葉集の発明』著者、「万葉集「愛国」利用の歴史」@朝日新聞

『万葉集の発明――国民国家と文化装置としての古典』の著者、品田悦一先生が、朝日新聞2019年4月16日付にて、このたびの元号と万葉集との関連について語っております。

本書は23日見本、出荷は24日頃を予定しております。書店店頭には遅いとゴールデンウィーク明けになりそうです。

万葉集「愛国」利用の歴史 「庶民の歌」に異議 昭和は軍国歌謡に 左翼も礼賛

万葉集は、奈良時代に編集された日本現存最古の歌集とされ、平安時代から歌人や国学者らの手でたびたび書き写され、訳され、評価されてきた。品田さんは、「問い直したいのは、万葉集そのものの価値ではなく、利用のされ方です」。品田さんが20年来提起している説はこうだ。明治時代に近代国家をつくっていく時、欧米列強や中華文明への劣等感から、知識人は国家と一体となって「国民詩」を探した。そこで、庶民には無名に近かった万葉集が「わが国の古典」の王座に据えられ、国民意識の形成に利用されたのではないか――
・・・・・・
品田さんがこの学説を提起したのは、『万葉集の発明 国民国家と文化装置としての古典』(新曜社、2001年)。絶版となっていたが、新装版が4月末にも、緊急復刊される。・・・・・・

>>>>>朝日新聞デジタル(有料記事)




品田悦一著
万葉集の発明
――国民国家と文化装置としての古典
四六判360頁
定価:本体3200円+税
発売日 19.4.25
ISBN 978-4-7885-1634-2


9784788516342

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2019年4月15日 (月)

書評 木村忠正 著『ハイブリッド・エスノグラフィー』@週刊読書人 3月29日付 

木村忠正 著『ハイブリッド・エスノグラフィー』の書評が、週刊読書人 3月29日付 に掲載されました
評者は吉川浩満氏。掲載紙ご担当者様、ご書評くださいました先生にこころよりお礼申しあげます。ありがとうございました。

 

9784788515833木村忠正 著

ハイブリッド・エスノグラフィー
――NC(ネットワークコミュニケーション)研究の質的方法と実践

 

A5判並製336頁
定価:本体3200円+税
発売日 2018年11月1日
ISBN 978-4-7885-1583-3


新たな学問の登場
「......もはやエスノグラフィの手法は時代遅れなのだろうか。
それだけではない。AI(人工知能)やビッグデータをはじめとするIT(情報通信技術)の発展を背景として、人文社会科学の学問全体に対する風当たりが強くなってきた。政界や産業界では人文社会科学の有用性に対する疑問が噴出しているとも聞く。このままいけば人文社会科学そのものが用済みになってしまうのだろうか。

この疑問に正面から取り組み、解答を与えるのが本書である。......

>>全文を読む「週刊読書人サイトへ」

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2019年3月 7日 (木)

小熊英二著『〈民主〉と〈愛国〉』 朝日新聞「好書好日」平成の30冊 第9位に

◆朝日新聞「好書好日」平成の30冊 第9位に◆

小熊英二著
『〈民主〉と〈愛国〉――戦後日本のナショナリズムと公共性 』
が、朝日新聞「好書好日」が選ぶ 平成の30冊、第9位に選ばれました。

「戦後日本の代表的知識人を取り上げ、ナショナリズムと公共性の複雑なねじれを論じている。文学的なのも特徴的で、江藤淳論は特に優れている」(間宮陽介氏)

朝日新聞「平成の30冊」を発表 
⑥4-10位を紹介 「震災後」をいかに生きるか



好書好日 平成の30冊 ページへ

4788508192

小熊英二 著
〈民主〉と〈愛国〉
――戦後日本のナショナリズムと公共性

A5判968頁
定価:本体6300円+税
発売日 02.10.31
ISBN 4-7885-0819-2






本書の紹介
 次つぎと話題作を発表してきた小熊英二氏の〈日本人〉論第3弾の詳細をお知らせいたします。
 今回は、太平洋戦争に敗れた日本人が、戦後いかに振舞い思想したかを、占領期から70年代の「ベ平連」までたどったものです。戦争体験・戦死者の記憶の生ま生ましい時代から、日本人が「民主主義」「平和」「民族」「国家」などの概念をめぐってどのように思想し行動してきたか、そのねじれと変動の過程があざやかに描かれます。
 登場するのは、丸山真男、大塚久雄から吉本隆明、竹内好、三島由紀夫、大江健三郎、江藤淳、さらに鶴見俊輔、小田実まで膨大な数にのぼります。現在、憲法改正、自衛隊の海外派兵、歴史教科書などの議論がさかんですが、まず本書を読んでからにしていただきたいものです。読後、ダワー『敗北を抱きしめて』をしのぐ感銘を覚えられること間違いありません。

◆『〈民主〉と〈愛国〉』、第57回毎日出版文化賞受賞!◆

小熊英二著『〈民主〉と〈愛国〉』が、本年度日本社会学会奨励賞に続き、第57回毎日出版文化賞を受賞いたしました。「・・・・・・「高級な」言説が多々登場するが、著者のねらいはこれらの思想のなかににじみ出てくる「情」を明るみに出すことである。・・・・・・理論的な語りのなかに表出される「情のうごめき」の歴史こそ、知識人をふくむ日本人の「こころの歴史」になる。著者は吸引力のある論客を扱いながら、のみこまれないで、冷静な距離をとることができた。主題の選択といい、叙述方法の工夫といい、まことに斬新である。近年の名著といえよう」
(選考委員のことば:今村仁司氏)

◆『〈民主〉と〈愛国〉』、第3回大佛次郎論壇賞受賞!◆

小熊英二著『〈民主〉と〈愛国〉』が、本年度日本社会学会奨励賞、第57回毎日出版文化賞に続き、第3回大佛次郎論壇賞受賞を受賞いたしました。

今年度受賞作は小社『〈民主〉と〈愛国〉』の他に、篠田英朗著『平和構築と法の支配』(創文社) が受賞しました

大佛次郎論壇賞(朝日新聞社主催)とは? =
「小説、ノンフィクションなど幅広い分野で多くの作品を残した作家大佛次郎氏(1897-1973)の業績をたたえ、朝日新聞社は73年に大佛次郎賞を設け、優れた散文作品を顕彰、これに加え、わが国の論壇の活性化に寄与し、また21世紀のわが国の針路を指し示す一助になることを目指し、01年1月、新設される」。

ちなみに本年度(2003年)第30回大佛次郎賞は山本義隆著『磁力と重力の発見』(みすず書房)に決まりました

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