カテゴリー「書評」の記事

2018年1月11日 (木)

紹介  『第四の革命』@日本経済新聞2018年1月4日付掲載


『第四の革命』
の紹介が年始早々、2018年1月4日付日本経済新聞特集記事「1989年からの視線 5」に取り上げられました。ご紹介いただいた篠原氏、記事ご担当者の方にお礼申し上げます。ありがとうございました。
「篠原裕幸さん(34)は仮想通貨などを支える技術ブロックチェーン事業を手掛ける「シビラ」(大阪市)の最高執行責任者。2017年、感銘を受けた一冊はイタリアの思想家ルチアーノ・フロディティの『第四の革命』だ。先端分野の経営者らしくIT(情報技術)革命後の社会を論じた科学哲学の本を挙げた。「最先端を行く人がいいと言うものを仕入れる」のが流儀。『第四の革命』 はビジネスで出会った国内外の経営者たちがツイッターやフェイスブック(FB)で評価していた......」。



9784788515222ルチアーノ・フロリディ 著
春木良且・犬束敦史監訳/先端社会科学技術研究所訳 

第四の革命
――情報圏(インフォスフィア)が現実をつくりかえる

 

四六判上製376頁
定価:本体3400円+税
発売日 17.4.10

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2018年1月10日 (水)

岡本浩一著『社会心理学ショートショート』@天声人語

岡本浩一先生の 『社会心理学ショートショート』 が、2017年12月29日付・朝日新聞「天声人語に」に登場いたしました。

「社会心理学の本を読んでいて「責任感の拡散」という言葉を目にした。衆人環視のなかで、誰からも止められないまま犯罪が行われる。通報すらなされずに。そんな自体が時折起きるのを説明する概念である」

「どうも人間は、「自分がしなくても誰かが手を貸すだろう」と考えがちな生き物らしい。人が大勢いるかも何もしないのではなく、人が大勢いるから何もしない、という見方である」

掲載当日はツイッター上で
https://twitter.com/shin_yo_sha/status/946678356870799360

かようなことをつぶやきましたが、年明けより、多くの注文をいただいております。あらためて「天声人語」さまに感謝を申し上げます。

4788502291

岡本浩一 著
『社会心理学ショート・ショート』
実験でとく心の謎
四六判240頁・定価:本体1400円+税
発売日 86.3.15
ISBN 4-7885-0229-1

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2017年12月26日 (火)

書評 津田大介・小嶋裕一編『[決定版]原発の教科書』

「通販生活」2018年春号にて

津田大介・小嶋裕一 編[決定版]原発の教科書

取りあげられました。評者は芳地隆之氏、ありがとうございました。芳地先生、掲載誌ご担当者さま、心よりお礼申し上げます。

日本の抱える問題が凝縮
そこに切り込む格好の教材

原子力発電はCO2削減のためにはやむをえないエネルギー源なのか? と自問する時期が私にはあった。……

原発はコスト安という言説も、東芝の経営悪化の大きな要因が米国の原子力会社ウェスチングハウス買収だったことで崩れ、「原子力ルネサンスは幻におわった」ことは明白になった。……

以上は「第2章 原発を考えるための4つのポイント」のうち、「環境性」「経済性」が指摘するところである。それ以外にもエネルギー基本計画、日米原子力協定、地方交付金など多様なテーマ設定によって本書は原発が抱える闇に光を与える。
……

最後の鼎談で東浩紀氏は「2011年の事故直後に存在していた『この国が変わらなきゃ』っていう空気そのものが、いまや完全に消えている。『どうせ変わんないよね』と無気力感だけが残っている。原発はその象徴ですね」と語っている。その「象徴」にどう切り込んていくか。本書はそのための格好の教材である。

 

9784788515369

津田大介・小嶋裕一 編

 

[決定版]原発の教科書
――

A5変判並製360頁
定価:本体2400円+税
発売日 17.9.5

 

 

ISBN 978-4-7885-1536-9

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2017年12月25日 (月)

村上克尚著『動物の声、他者の声』 読書委員が選ぶ 2017年の3冊 @読売新聞

12月24日付讀賣新聞にて 読書委員が選ぶ 2017年の3冊 で、
村上克尚著『動物の声、他者の声』
取りあげられました。評者は尾崎真理子氏、ありがとうございました。心よりお礼申し上げます。

大江健三郎、武田泰淳、小島信夫の小説で動物たちはなぜ、そのように表れたか。作家の意図を超える文化史的、今日的読解を与え、作品の真価を新たに発掘。若手研究者の力作が目立つ年だった。

 尾崎真理子氏のとりあげたほか2冊は松浦寿輝著『名誉と恍惚』、原田治著『ぼくの美術ノート』です。

 

9784788515376

 

村上克尚 著

 

動物の声、他者の声
――日本戦後文学の倫理

 

四六判上製400頁
定価:本体3700円+税
発売日 17.9.25
ISBN 978-4-7885-1537-6

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2017年12月18日 (月)

村上克尚著『動物の声、他者の声』2017年下半期アンケート@図書新聞

12月23日付 図書新聞、「2017年下半期アンケート」、評者の先生に印象に残った本、3冊をお選びいただくこのアンケートで、
村上克尚著『動物の声、他者の声』
二人の評者の先生にお取りあげいただきました。石原千秋先生、佐藤泉先生、ありがとうございました。心よりお礼申し上げます。また掲載紙ご担当者さま、ありがとうございました。


デリダの問題提起を受けて、このところ大学院のゼミでは「動物」ばやりである。遅まきながら彼らの後を追うように勉強していたら、草稿の「注」にこの本があった。〈人間/動物〉という二項対立は生物学的というより多分に政治的という立場から、戦後文学の武田泰淳・大江健三郎・小島信夫を論じる秀抜な論考......(石原千秋氏)

......動物の排除と包含こそ政治が組織される場だ。武田泰淳、大江健三郎、小島信夫らの「動物」表象を梃にして、人間性を再確認することから始まった「戦後」を描き直す(佐藤 泉氏)




その他、今年のトピックな本が選ばれております。ぜひ図書新聞をご購入下さい。



9784788515376

村上克尚 著

動物の声、他者の声
――日本戦後文学の倫理

四六判上製400頁
定価:本体3700円+税
発売日 17.9.25
ISBN 978-4-7885-1537-6

 

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2017年12月17日 (日)

海野 弘著『ロシアの世紀末』紹介@毎日新聞 2017/12/17

12月17日付 毎日新聞、「2017年この3冊」にて、

海野 弘 著 ロシアの世紀末 をお取りあげいただきました。評者は三浦雅士氏。三浦雅士先生ありがとうございました。

(『ロシアの世紀末』の)主題はロシア文化における「銀の時代」。金の時代はドストエフスキーやトルストイ。銀の時代はチェホフやディアギレフ。父系性の時代と母系制の時代ほどに違う。順序は逆だが前者に対応するのは小林秀雄、後者に対応するのは折口信夫。深く考えさせる

9784788515239

海野 弘 著

ロシアの世紀末
――〈銀の時代〉への旅

A5判上製560頁
定価:本体6200円+税
発売日 17.5.31
ISBN 978-4-7885-1523-9

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2017年12月 5日 (火)

書評 信原幸弘編『ワードマップ 心の哲学』

『ワードマップ心の哲学』の書評が、11月25日付 週刊読書人に掲載されました。評者は井原 裕氏。井原 裕先生ありがとうございました。また掲載紙ご担当者さま、ありがとうございました。

専門哲学者と個別科学者との相互交流の場に 
心の哲学に関する最良の入門書

本書はキーワードの概説を通して「心の哲学(Philosophy of Mind)」の到達点を示そうとしたものである。執筆者は、斯学の本邦を代表する哲学者を編者として、そこに気鋭の論者が参入し、少数の医師も加わっている。......

つづきを読む
週刊読書人 ウェブへ

9784788515253

信原幸弘 編

ワードマップ 心の哲学
――新時代の心の科学をめぐる哲学の問い

四六判上製320頁
定価:本体2600円+税
発売日 17.7.6

ISBN 978-4-7885-1525-3

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2017年12月 4日 (月)

新刊 書評 ジャン=ノエル・ミサ、パスカル・ヌーヴェル『ドーピングの哲学』

ジャン=ノエル・ミサ、パスカル・ヌーヴェル 編
橋本一径 訳

ドーピングの哲学
――タブー視からの脱却

の書評が、12月3日付 讀賣新聞に掲載されました。評者は納富信留氏。納富先生ありがとうございました。
 

 本当に悪者なのか?

……フランスの哲学、スポーツ科学、医学などの専門家12人の徹底した議論は、私たちが当たり前のように悪者扱いしてきたドーピングの禁止が、現状と理論の両面で矛盾に満ちたものであることを示す。東京オリンピック・パラリンクを前にした私たちが真剣に考えるべき今日的課題がここにある。まずは現状を認識し、タブー視や偏見から脱却した議論が必要である……

 

9784788515468

ジャン=ノエル・ミサ、パスカル・ヌーヴェル 編
橋本一径 訳

ドーピングの哲学
――タブー視からの脱却

四六判上製328頁
定価:本体4300円+税
発売日 17.10.31

ISBN 978-4-7885-1546-8

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2017年11月22日 (水)

新刊 書評 ジャン=ノエル・ミサ、パスカル・ヌーヴェル『ドーピングの哲学』

ジャン=ノエル・ミサ、パスカル・ヌーヴェル 編
橋本一径 訳

ドーピングの哲学
――タブー視からの脱却

の書評が、11月16日付 日本経済新聞に掲載されました。評者はスポーツライターの藤島大氏。藤島さんありがとうございました。ほか2点『プロ野球のお金と契約』(大家友和著、ポプラ新書)、『クレージー・ランニング』(髙部雨市著、現代書館)とともにお取りあげいただいております。

 

 一面的な潔癖性への異議

……フランスの気鋭の研究者たちが「反ドーピング」の一面的な潔癖性に異を唱える。資本主義は「向上の論理」と結びつく。「人間の改良もそこには含まれる。医師すら業績を上げようと向精神薬に頼る。なのにトップ級の選手は「生まれながら」を求められる。公平を期す反ドーピングが遺伝子や環境の不公平を担保する。......橋本一径の訳が滑らか。学術書のページが進む。 ★★★★

 

9784788515468

ジャン=ノエル・ミサ、パスカル・ヌーヴェル 編
橋本一径 訳

ドーピングの哲学
――タブー視からの脱却

四六判上製328頁
定価:本体4300円+税
発売日 17.10.31

ISBN 978-4-7885-1546-8

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2017年10月12日 (木)

書評 日本記号学会 編 『 「美少女」の記号論』

 
日本記号学会 編 『 「美少女」の記号論 セミオトポス12――アンリアルな存在のリアリティ』が共同通信配信、新潟日報、東奥日報、長崎新聞ほか「気になる一冊」欄にて紹介されました(9月24日-)。記事ご担当者様、ありがとうございました。
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「美少女」。文字面だけで、胸を騒がせる、美、少、女…・
増え続けるアイドルたちをはじめ、2次元の世界では戦艦や動物、都道府県など、ありとあらゆる事物が擬人化され美少女となっている。しかし、はてさて美少女とは何か。小説の世界一つとってもナボコフの「ロリータ」と太宰治の「女生徒」、ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」の少女像はそれぞれ異なる。ならばと大学教授や評論家ら日本記号学会の面々が、まじめにその概念についてあれこれ議論したのが本書だ。
 
小沢京子和洋女子大准教授によると、「美少女」という言葉が大衆的に使われ始めたのは1980年代後半。「国民的美少女コンテスト」が分水嶺であるという。美少女が「日本においては、女性が自分で主体的に選び取る(略)アイコンへと変化している」と指摘。「理想のアイドル」たらんと努力するアイドルや、コスプレをする人らがこれに当たる。そのアイコンを、自己を守る「よろい」とするのだ。
 
パリ第8大学の大久保美紀非常勤講師も同様に「今熱心に『美少女』を追いかけるのは女性たち自身」とする。前川修神戸大教授に言わせれば、美少女は「どこにもいないにもかかわらず、どこにでもある記号」だ。美少女。それは学問の最先端でも、流し目をして消え去ってしまう、やはり手の届かない存在なのである。

9784788515352_2

日本記号学会 編

セミオトポス12 「美少女」の記号論
――アンリアルな存在のリアリティ

A5判並製242頁
定価:本体2800円+税
発売日 17.8.31

ISBN 978-4-7885-1535-2

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