カテゴリー「新刊」の記事

2018年10月12日 (金)

新刊 ティム・ラプリー『会話分析・ディスコース分析・ドキュメント分析』

9784788515994

ティム・ラプリー 著
大橋靖史・中坪太久郎 ・綾城初穂 訳

会話分析・ディスコース分析・ドキュメント分析
――

A5判並製216頁
定価:本体2400円+税
発売日 2018年10月15日
ISBN 978-4-7885-1599-4


10月18日配本、10月20日頃書店にて発売予定です。


本書と第2版について

ウヴェ・フリック

 ディスコースを分析することは、現在、質的研究における主要なアプローチの一つとなっている。会話を分析することは、データとしてのドキュメントの利用と同様に、質的研究の歴史において長い伝統がある。こうしたアプローチにおいて、データ収集はしばしば、自然に生じるやりとりを記録することで、材料のセットを作り出したり、あるいは、たとえば新聞記事を選んだり各種機関のファイルからドキュメントを選ぶことに焦点があてられている。このプロセスでは、インタビューやフォーカスグループといった、特に研究プロセスのためにデータを作り出す伝統的なデータ収集の方法はマイナーな役割を果たしている。ここで決定的なのは、むしろ研究目的のために現存する材料を利用可能にし、まとめ上げる方法である。したがって、音声やビデオ材料の書き起こしやアーカイブの作成といったステップが研究プロセスにおける中核となり、単なる技術的な、もしくは些細な問題

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2018年10月 1日 (月)

新刊 原田広美『漱石の〈夢とトラウマ〉』

9784788515987

原田広美 著

漱石の〈夢とトラウマ〉
――母に愛された家なき子

四六判並製288頁
定価:本体2800円+税
発売日 2018年10月5日
ISBN 978-4-7885-1598-7


10月3日配本、10月5日頃書店にて発売予定です。


はじめに(一部抜粋)

 私は「フロイトが患者の夢を聞くようにして」漱石を読んだ。テクスト論の時代を経たと言えども、やはり作品は、作者の深層を映している。だから私は、作品から漱石の深層を読み解くようにして漱石を読んだ。その理由として、十代の頃に初めて私が漱石に触れて強い感銘を受けた作品は『こころ』であったが、その後、心理療法家としての私が、評論の対象として、初めに関心を寄せた漱石の作品は『夢十夜』であったということもある。漱石の深層心理に触れてみたくなったのだ。

 振り返れば、『夢十夜』についてのこのような発想を最初に私に与えたのは、十代の頃に読んだ江藤淳の「『夢十夜』で露呈された漱石の低音部」などという記述であったと思う。また、私は精神分析医ではないが、心理療法家として、「夢」について

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2018年9月26日 (水)

新刊 熊谷高幸『「心の理論」テストはほんとうは何を測っているのか?』

9784788515970

熊谷高幸 著

「心の理論」テストはほんとうは何を測っているのか?
――子どもが行動シナリオに気づくとき

四六判並製232頁
定価:本体2200円+税
発売日 2018年10月1日

ISBN 978-4-7885-1597-0


10月1日配本、10月3日頃書店にて発売予定です。


あとがき 

 「心の理論」は、今では、子どもの発達にかかわる誰もが気にすることばになっている。しかし、その正体はわかりにくく、専門家だけが立ち入る分野になりつつある。このため、人々は、横目でそっと、このことばを見つめながら、通り過ぎていくのが現状である。

 しかし、「心の理論」は、人の心を読む能力なのだから、子どもが人々とかかわる中で形成されていくはずである。だから、人々がかかわる、その現場から離れたところで議論が進められているのは非常に残念な状態である。

 本書で述べてきたように、心を読む行為は、行動を読む行為から生まれる。そして、

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2018年9月20日 (木)

新刊 川野健治・勝又陽太郎 編 学校における自殺予防教育プログラム  GRIP ─グリップ─

9784788515963

川野健治・勝又陽太郎 編
学校における自殺予防教育プログラム  GRIP ─グリップ─
──5時間の授業で支えあえるクラスをめざす

A5判並製136頁
定価:本体1800円+税
発売日 18年9月25日
ISBN 978-4-7885-1596-3
ができました。配本は9月21日、書店さま店頭には26日頃になるかと存じます。





相談するスキルは生きる力だ

GRIPは「いのちの大切さ」を教育する方法とは一線を画す、新しい自殺予防教育プログラムです。このプログラムが目指すのは、自殺に至る前に子供同士や子供と大人の間で「援助関係が成立する」こと。相談する/されるためのスキルを、5時間の授業で体験的に学習できるよう構成されています。
本書は豊富な図表とともに、プログラムの具体的な実施方法をていねいにわかりやすく解説した書籍です。中学校での実施方法を中心に、他の発達段階への応用例や効果検証の結果なども提示されており、GRIPを実施する人はもちろん、自殺予防教育に関心をもつすべての人に役立つよう作られています。また、教員が自傷や自殺を授業で扱う際に抱きがちな不安を取り除き、効果を高めるための工夫も随所に盛り込まれています。ワークシートや動画などの教材は関連資料ページからいつでも入手できるため、準備の負担が軽く、継続して取り組むことができます。

推薦のことば!

「命を大切にしよう?」

自傷によって心の痛みをなんとかやり過ごしている生徒にとって、
これほど腹立たしい「お説教」があるだろうか。
自殺にかぎらず、深刻な悩みを抱えた子どもにとって本当に必要なのは、
「ダメ。ゼッタイ。」のような「根性論」ではなく、大人とつながり、相談できるようになることだ。
GRIPはそこに至るまでの道筋と具体的な方法論を提示してくれる。

国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 薬物依存研究部 部長
/病院 薬物依存症センター センター長   松本俊彦氏(精神科医)


>>>>>詳細ページ

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2018年9月13日 (木)

新刊 土屋廣幸『文科系のための遺伝子入門』

9784788515956

土屋廣幸 著

文科系のための遺伝子入門
――よくわかる遺伝リテラシー

四六判並製144頁
定価:本体1400円+税
発売日 2018年9月20日

ISBN 978-4-7885-1595-6


9月20日配本、9月25日頃書店にて発売予定です。


あとがき 

 遺伝子という言葉は、日常生活でもよく見聞きするようになった割には十分明らかでないまま用いられているように思います。けれども、これからの時代、遺伝子は医学、薬学、生物学、農林水産業、工業だけでなく、経済、経営、社会、政治さまざまな分野において、ますます利用が盛んになっていくでしょう。

 著者は医学部/大学病院小児科に所属していたころには、患者さんの診断・治療との関連から初歩的な分子遺伝学的解析に関わりました。やがて新生児の健診に従事するようになってから、生後間もなくの赤ちゃんたちも一人ひとり個性が異なることに気づき、論文発表するとともに、

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2018年9月12日 (水)

新刊 小川・樫田・栗田・好井・三浦『新社会学研究 2018年 第3号』

9784788515925

小川博司・樫田美雄・栗田宣義・好井裕明・三浦耕吉郎 編

新社会学研究 2018年 第3号
――

A5判並製220頁
定価:本体1900円+税
発売日 2018年9月14日
ISBN 978-4-7885-1592-5

9月20日配本、9月25日頃書店にて発売予定です。


編集後記 

 第3号も無事刊行できました。「ファン文化の社会学」、公募特集「いま、地域を考える」で優れた興味深い論考を掲載しています。まずはご協力いただいた執筆者の方々、ありがとうございました。

 「3号雑誌」という言葉があります。「3号まで出したが、それ以上続かなかった雑誌」のことです。多様な理念を実現しようと、これまで多くの雑誌が刊行されてきましたが、諸般の事情により中断せざるを得なくなったものも少なくありません。「3号雑誌」にはしたくない。そうした思いを胸に、2号しか出ていない段階でしたが、私たちは昨年冬、今年初夏に関西と関東で合評会を開きました。雑誌を読まれている人々がどのような印象を持ち、いかなる批判を抱き、またどのような期待をお持ちだろうか。率直な意見を

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2018年9月 4日 (火)

新刊 塙 幸枝 著『障害者と笑い』

9784788515901塙 幸枝 著

障害者と笑い
──障害者表象をめぐるコミュニケーションを拓く



四六判並製256頁
定価:本体2200円+税
発売日 2018年8月31日

ISBN 978-4-7885-1590-1

9月4日配本、9月6日頃書店にて発売予定です。





はじめに

メディアをつうじて障害者がいかに描写されてきたのかという問題は、社会において障害者がいかなる存在として捉えられてきたのかという問題と表裏一体の関係にある。そして、社会において障害者がいかなる存在として捉えられてきたのかという問題は、障害がいかなるものとして定義づけられてきたのかという問題と密接な関係にある。「障害者表象」と「障害者観」と「障害認識((1))」は、いつの時代にも連動しながら変遷してきた。だからこそ、メディアにおける障害者表象を考察することは、同時に、社会における障害者や障害の位置づけを明らかにすることにつながる。

昨今の障害者表象は、多くの水準でアンヴィヴァレントな状況に置かれている。たとえば、テレビや映画といったポピュラーなメディア領域における障害者の描かれ方は、もはやあからさまな差別や偏見とは無縁のようにみえる。しかし、それが「がんばる障害者」「純粋無垢な障害者」といった一方向的なステレオタイプであるという意味では、昨今の障害者表象もまた、ある種の差別や偏見をもたらしている。



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2018年9月 2日 (日)

新刊 日本記号学会『賭博の記号論』

9784788515918

日本記号学会 編

賭博の記号論 セミオトポス13
――賭ける・読む・考える

A5判並製184頁
定価:本体2600円+税
発売日 2018年8月31日
ISBN 978-4-7885-1591-8


9月4日配本、9月6日頃書店にて発売予定です。


刊行によせて 

日本記号学会会長 前川 修


叢書セミオトポス13『賭博の記号論』は、二〇一六年に大阪大学で開催された日本記号学会第三六回大会の内容を元にしている。



今回は「賭博」がテーマである。

今から思いかえしてみれば、この大会を開催した二〇一六年は、メディアで賭博がことさら話題になった年だった。オリンピック代表になっていた某競技のスポーツ選手たちが違法カジノでの賭博を理由に処分されたり、プロ野球選手「自身」による野球賭博が発覚したりなど、相次いで賭博がらみのニュースが報道された―「カジノ法案」とも呼ばれるIR推進法が国会で可決されたのもこの年であった。報道では、これらの事件へのコメントとして、スポーツ選手における善悪判断の欠如とか、スポーツ界のタニマチ的体質の問題とかが、その真偽が確認される間もないまま、主張され

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2018年8月31日 (金)

新刊 西迫大祐『感染症と法の社会史』

9784788515895

西迫大祐 著

感染症と法の社会史
――病がつくる社会

A5判上製388頁
定価:本体3600円+税
発売日 2018年8月31日
ISBN 978-4-7885-1589-5


9月4日配本、9月6日頃書店にて発売予定です。


はじめに 

  本書は、人々が感染症を予防するためにつくりだした法や規則の歴史をたどる。

 感染症の歴史については、これまで多くの本が書かれてきた。読者の多くはW・H・マクニールの『疫病と世界史』や、ジャレド・ダイヤモンドの『銃・病原菌・鉄』、村上陽一郎の『ペスト大流行』などを想起するかもしれない。これらの本では、感染症が、人類や歴史的な出来事にいかなる影響を与えたのかが問題にされている。スペイン人のメキシコ征服に感染症が一役かっていなかったか、アメリカ大陸からやってきた感染症はヨーロッパ文明にどのような影響を与えたのか、ぺストが中世にどのような影響を与えたかなど、当時では分からなかった病原菌や感染経路などの知識を駆使して歴史の謎が紐解かれている。

 こうした歴史書に馴染み深い

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2018年8月30日 (木)

新刊 杉浦 京子・金丸 隆太『はじめての描画療法』

9784788515949

杉浦 京子・金丸 隆太 編

はじめての描画療法
――スタディ&プラクティス

四六判並製160頁
定価:本体1800円+税
発売日 2018年9月8日
ISBN 978-4-7885-1594-9


9月4日配本、9月6日頃書店にて発売予定です。


あとがき 

  数年前に新曜社の編集者である森光さんから描画療法の本を書いてくださいとのお話を伺った時に、ぱっと脳裏に浮かんだのは、赤い金魚でした。それは当時日本芸術療法学会で発表された精神科医の三根芳明先生の事例です。そこで三根先生にお話をしたところすぐに快諾を得ました。それが本書第・部「描画療法の実践」に掲載されている事例です。三根先生のおかげで精神科領域での描画療法の実際が把握でき、心理臨床家や精神科領域の方にも具体的な指針として大いに役立つことでしょう。

 第Ⅲ部の「描画療法の研究」については、

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