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2019年4月

2019年4月26日 (金)

書評 上杉忍著『ハリエット・タブマン』@高知新聞、熊本日日新聞、琉球新報、秋田魁新報ほか

9784788516083上杉 忍 著

ハリエット・タブマン
――モーゼと呼ばれた黒人女性

 

四六判並製288頁
定価:本体3200円+税
発売日 2019年3月15日
ISBN 978-4-7885-1608-3


2019年4月21日付高知新聞、熊本日日新聞、琉球新報、秋田魁新報ほか(共同通信配信)にて、書評掲載されました。評者は江刺昭子氏。掲載紙ご担当者、ご書評くださいました先生に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

奴隷を救出した黒人女性

2020年は米国の女性参政権獲得100周年にあたり、新デザインの20ドル紙幣の表にハリエット・タブマンの肖像掲載が予定されている。黒人女性が描かれるのは初めてだが、白人至上主義的な姿勢が強いトランプ大統領の政権下で、果たして実現するのだろうか。
・・・・・・
彼女が1822年生まれとほぼ確定したのは歴史家の調査による。本書は、スリルに満ちたその生涯を時代背景とともにたどった伝記である。
27歳の時北部へ逃げたタブマンは、野外労働で鍛えた体力と情報収集力を駆使して逃亡奴隷支援組織である「地下鉄道運動」に加わる。白人の奴隷制度廃止主義者から寄付を集め、一説によると南北戦争までの約10年間に計14回、66人から77人を救出して自由州へ送り込んだ。「黒いモーゼ」と呼ばれたのは誰かの指示に従うのではなく、あくまでも自身の良心に従って行動したからだ。
・・・・・・
著者は歴史家の研究成果によりつつ、91歳で死去したタブマンを、超人的なヒロインに祭り上げることを注意深く避けて実像に迫っている。人種と性別の複合差別の中、精力的な活動を続け、信念を貫いた姿に衝撃を受けた。・




 

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2019年4月25日 (木)

品田悦一著『万葉集の発明――国民国家と文化装置としての古典』@「短歌時評」朝日新聞

品田悦一著『万葉集の発明――国民国家と文化装置としての古典』


について、4月21日付朝日新聞の「短歌時評」にて歌人の松村正直氏がふれております。




短歌時評 万葉集と「令和」


新しい元号が「令和」に」決まり、出典となった「万葉集」に関する本が書店でも人気を集めていると聞く......「万葉集」が日本の伝統的な国民歌集であるとの見方に対しては、品田悦一著『万葉集の発明』などの異論もある。明治の近代国民国家の成立期に、それまで一般には知られていなかった「万葉集」が、国民意識を植え付けるために見出されたという側面があるのだ。......
もちろん、こうした事例は「万葉集」自体に責任があるわけではない。「万葉集」をどのように読み、そこから何を受け取るかは、新しい時代を迎える私たちの心にかかっているのだ。






品田悦一著
万葉集の発明
――国民国家と文化装置としての古典
四六判360頁
定価:本体3200円+税
発売日 2019.4.25
ISBN 978-4-7885-1634-2


4788507463


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2019年4月23日 (火)

品田悦一著『万葉集の発明――国民国家と文化装置としての古典』できました

品田悦一著『万葉集の発明――国民国家と文化装置としての古典』

の見本ができました。販売会社さん(取次)には25日以後の搬入となります。書店店頭にはゴールデンウィーク明けになりそうです。

22日までにいただいた客注、書店様注文はすべて出荷いたしますが、23日以降のものにつきましては在庫切れ、5月中旬の重版分よりの出荷となります。お待たせいたしますこと、申しわけございません。こころよりお詫び申し上げます。

万葉集「愛国」利用の歴史 「庶民の歌」に異議 昭和は軍国歌謡に 左翼も礼賛

万葉集は、奈良時代に編集された日本現存最古の歌集とされ、平安時代から歌人や国学者らの手でたびたび書き写され、訳され、評価されてきた。品田さんは、「問い直したいのは、万葉集そのものの価値ではなく、利用のされ方です」。品田さんが20年来提起している説はこうだ。明治時代に近代国家をつくっていく時、欧米列強や中華文明への劣等感から、知識人は国家と一体となって「国民詩」を探した。そこで、庶民には無名に近かった万葉集が「わが国の古典」の王座に据えられ、国民意識の形成に利用されたのではないか――
・・・・・・
品田さんがこの学説を提起したのは、『万葉集の発明 国民国家と文化装置としての古典』(新曜社、2001年)。絶版となっていたが、新装版が4月末にも、緊急復刊される。・・・・・・

>>>>>朝日新聞デジタル(有料記事)




品田悦一著
万葉集の発明
――国民国家と文化装置としての古典
四六判360頁
定価:本体3200円+税
発売日 2019.4.25
ISBN 978-4-7885-1634-2

4788507463

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2019年4月22日 (月)

書評 上杉 忍著『ハリエット・タブマン』@朝日新聞2019年4月20日付

9784788516083上杉 忍 著

ハリエット・タブマン
――モーゼと呼ばれた黒人女性

 

四六判並製288頁
定価:本体3200円+税
発売日 2019年3月15日
ISBN 978-4-7885-1608-3


2019年4月20日付朝日新聞にて、書評掲載されました。評者は西崎文子氏。掲載紙ご担当者、ご書評くださいました先生に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。ほか晃洋書房刊『自由への道』キャサリン・クリントン著、も同時に紹介

米国の負の歴史生き抜いた記録

・・・・・・「南北戦争が勃発すると、タブマンは北軍と共に行動し、南部での土地勘や「地下鉄道」で培った人的つながりを生かして傷病兵の看護や軍事作成の手引きをした。カンビー川沿いの南軍の要塞を破壊し、750人もの奴隷を解放した作戦は彼女あってのものだった。戦後はニューヨーク州で貧しい黒人のホーム建設に尽力し、支援者に囲まれながらも極貧の生涯を閉じる・・・・・・


>>>>>朝日新聞(有料記事)



 

 

プロローグ

 二〇一六年四月二〇日、当時のアメリカ合衆国財務長官ジェイコブ・J・ルーは、二〇二〇年の女性参政権獲得一〇〇周年を機会に二〇ドル紙幣の表面に黒人女性ハリエット・タブマンの肖像を掲載する方針を発表した。現在、表面に掲載されている第七代大統領アンドルー・ジャクソンの肖像は裏面に移されるとのことである。もしこの計画が実施されることになれば、アメリカの紙幣に女性、しかも黒人の肖像画が印刷されるのは史上初めてである。

 このことについては、日本の新聞やテレビでも報道されたので覚えておられる方も多いかもしれないが、日本ではまだハリエット・タブマンのことは、ほとんど知られていないので、あまり関心を持たれなかったようである。

 これとは対照的にアメリカでは、子どもたちは教室でタブマンのことを学び、タブマンのことを知らない人は珍しいといわれている。タブマンをテーマとした絵本や読み物、DVDなども数多く出回っている。ちなみにタブマンは、南部メリーランド州の奴隷制度の下から一人で北部に

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《もっと読む ハリエット・タブマン プロローグ》

 

 

 

 

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2019年4月18日 (木)

書評 坂本佳鶴恵『女性雑誌とファッションの歴史社会学』

坂本佳鶴恵 著『女性雑誌とファッションの歴史社会学』の紹介、著者紹介が、共同通信配信記事で、秋田魁新聞、大分合同新聞、沖縄タイムス、福井新聞ほか、各地の新聞に掲載されております。
掲載紙ご担当者様、こころよりお礼申しあげます。ありがとうございました。

 

9784788516106坂本佳鶴恵 著

女性雑誌とファッションの歴史社会学
――ビジュアル・ファッション誌の成立

A5判上製392頁
定価:本体3900円+税
発売日 2019年3月20日
ISBN 978-4-7885-1610-6



欲望肯定するツール
「・・・・・・戦後の経済成長を経て、女性は消費の主役となった。それは同時に、母親や妻でない「自分たちの文化」を形成する過程でもあった。社会学者の坂本佳鶴恵さんは「女性たちは商業主義に乗りながらも、ファッションを通じて、モノとモノ、モノと体験をつなぐ文化を生みだしてきた」と読み解く。
新著『女性雑誌とファッションの歴史社会学』では、明治以降の雑誌が女性のライフスタイルに与えた影響を分析。いかに女性の「主体化」を後押ししてきたかを鮮明に浮かび上がらせた。
・・・・・・
女性ファッション誌はこれまで、消費社会の象徴として否定的に語られることが多かった。だが坂本さんは「女性たちにとっては、自分の欲望を肯定するツールでもあった」と強調。雑誌不況が叫ばれ、買い物サイトが台頭する中でも「文化を生み出すようなコンテンツは必要だ」と話す」

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2019年4月16日 (火)

品田悦一先生、『万葉集の発明』著者、「万葉集「愛国」利用の歴史」@朝日新聞

『万葉集の発明――国民国家と文化装置としての古典』の著者、品田悦一先生が、朝日新聞2019年4月16日付にて、このたびの元号と万葉集との関連について語っております。

本書は23日見本、出荷は24日頃を予定しております。書店店頭には遅いとゴールデンウィーク明けになりそうです。

万葉集「愛国」利用の歴史 「庶民の歌」に異議 昭和は軍国歌謡に 左翼も礼賛

万葉集は、奈良時代に編集された日本現存最古の歌集とされ、平安時代から歌人や国学者らの手でたびたび書き写され、訳され、評価されてきた。品田さんは、「問い直したいのは、万葉集そのものの価値ではなく、利用のされ方です」。品田さんが20年来提起している説はこうだ。明治時代に近代国家をつくっていく時、欧米列強や中華文明への劣等感から、知識人は国家と一体となって「国民詩」を探した。そこで、庶民には無名に近かった万葉集が「わが国の古典」の王座に据えられ、国民意識の形成に利用されたのではないか――
・・・・・・
品田さんがこの学説を提起したのは、『万葉集の発明 国民国家と文化装置としての古典』(新曜社、2001年)。絶版となっていたが、新装版が4月末にも、緊急復刊される。・・・・・・

>>>>>朝日新聞デジタル(有料記事)




品田悦一著
万葉集の発明
――国民国家と文化装置としての古典
四六判360頁
定価:本体3200円+税
発売日 19.4.25
ISBN 978-4-7885-1634-2


9784788516342

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2019年4月15日 (月)

書評 木村忠正 著『ハイブリッド・エスノグラフィー』@週刊読書人 3月29日付 

木村忠正 著『ハイブリッド・エスノグラフィー』の書評が、週刊読書人 3月29日付 に掲載されました
評者は吉川浩満氏。掲載紙ご担当者様、ご書評くださいました先生にこころよりお礼申しあげます。ありがとうございました。

 

9784788515833木村忠正 著

ハイブリッド・エスノグラフィー
――NC(ネットワークコミュニケーション)研究の質的方法と実践

 

A5判並製336頁
定価:本体3200円+税
発売日 2018年11月1日
ISBN 978-4-7885-1583-3


新たな学問の登場
「......もはやエスノグラフィの手法は時代遅れなのだろうか。
それだけではない。AI(人工知能)やビッグデータをはじめとするIT(情報通信技術)の発展を背景として、人文社会科学の学問全体に対する風当たりが強くなってきた。政界や産業界では人文社会科学の有用性に対する疑問が噴出しているとも聞く。このままいけば人文社会科学そのものが用済みになってしまうのだろうか。

この疑問に正面から取り組み、解答を与えるのが本書である。......

>>全文を読む「週刊読書人サイトへ」

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2019年4月10日 (水)

新刊 音楽化社会の現在──統計データで読むポピュラー音楽

9784788516212

 南田勝也・木島由晶 ・永井純一・小川博司 編著
 溝尻真也・小川豊武 著

 音楽化社会の現在
 ──統計データで読むポピュラー音楽

 A5判並製202頁
 定価:本体2500円+税
 発売日 2019年4月15日
 ISBN 978-4-7885-1621-2


4月11日配本、4月15日頃書店にて発売予定です。

本書オビより


若者はほんとうに音楽を聴かなくなったのか?

統計データを多面的に読み解くと、音楽環境の変化の意外な実装が明らかになる。現代は音楽が生活のあらゆる面に浸透した「音楽化社会」であり、音楽は今なお若者に、そして多くの人々に人気があるのだ。(本書オビより)

 

 

 

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2019年4月 1日 (月)

新刊 武田俊輔『コモンズとしての都市祭礼』

9784788516298

武田俊輔 著

コモンズとしての都市祭礼
――長浜曳山祭の都市社会学

A5判上製320頁
定価:本体4600円+税
発売日 2019年4月8日
ISBN 978-4-7885-1629-8


4月3日配本、4月5日頃書店にて発売予定です。

はじめに

 


あとがき(一部抜粋)

  本書は、2018年3月に東京大学大学院人文社会系研究科より社会学の学位を授与された博士論文「長浜曳山祭の都市社会学―伝統消費型都市の生活共同と社会的ネットワーク」を大幅に改稿したものである。各章のもとになった論文は次の通りであるが、複数の論文の内容をまとめた章もある。
  
第1章〜第3章 書き下ろし。

第4章 「都市祭礼におけるコンフリクトと高揚―長浜曳山祭における山組組織を事例として」(『生活学論叢』28号、日本生活学会、17~30頁、2015年)、「再解釈される『伝統』と都市祭礼のダイナミクス―長浜曳山祭における若衆―中老間のコンフリクトを手がかりとして」(『東海社会学会年報』9号、東海社会学会、81~92頁、2017年)、「若衆―中老間のコンフリクトと祭礼のダイナミズム」市川秀之・武田俊輔編『長浜曳山祭の過去と現在―祭礼と芸能継承のダイナミズム』(おうみ学術出版会、231〜268頁、2017年)の3つの論文を合わせて改稿。

第5章 「都市祭礼における対抗関係と見物人の作用―長浜曳山祭における裸参り行事を手がかりとして」(『社会学評論』67巻2号、265〜282頁、2017年)を改稿。

第6章 「都市祭礼における周縁的な役割の組織化と祭礼集団の

 

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《もっと読む コモンズとしての都市祭礼 あとがき(一部抜粋)》

 

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