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2018年8月27日 (月)

書評 金菱清ゼミナール編『3.11 霊性に抱かれて』@信濃毎日新聞 2018・8・19 付

弊社刊行『3.11 霊性に抱かれて』 が、
信濃毎日新聞 8月19日 2018年付にて、紹介されました。評者は東えりか氏。評者の先生、書評紙ご担当さまにこころよりお礼申し上げます。ありがとうございました。
 東日本大震災から7年半がたった。
 だが何年たとうと、被災地に暮らす人々にはその時々の苦しみが残る。だれにも語ることができない悲しみは、胸の奥にしみこんでしまう。
 その気持ちをすくい取るように、東北学院大学の「震災の記録プロジェクト」は粛々と進められている。災害社会学の専門家・金菱清教授のもと、ゼミの学生たちが卒論のテーマを決めて被災者たちに綿密な聞き取り調査をする。取材する学生たちも被災者だから、同じ経験をした人の話に真剣に耳を傾ける。だからこそ深い悲しみや不思議な体験も話してくれるのだ。
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 プロジェクトの一冊目『呼び覚まされる霊性の震災学』では、タクシードライバーが幽霊に遭遇したという調査が注目を浴びた。
だが本書の第一章は「霊が語られないまち」の調査だ。気仙沼市唐桑半島が漁業が盛んなため遭難や水害の経験が多い。生と死を紙一重で分ける海に連れ去られた人は、霊となって現れることはない。
............
どうかこの調査は長く続けてほしい。知識の蓄積は、他の災害の被災者たちを救うことになるのだから。
9784788515727_2東北学院大学震災の記録プロジェクト
金菱清(ゼミナール) 編


3.11霊性に抱かれて──魂といのちの生かされ方

四六判並製192頁
定価:本体1800円+税
発売日 2018年4月11日
ISBN 978-4-7885-1572-7

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