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2018年6月 8日 (金)

新刊 前川啓治・箭内匡ほか『21世紀の文化人類学』

9784788515826

前川啓治・箭内 匡・深川宏樹・浜田明範
里見龍樹・木村周平・根本 達・三浦 敦 著

ワードマップ 21世紀の文化人類学
――世界の新しい捉え方

四六判並製384頁
定価:本体2800円+税
発売日 2018年6月12日
ISBN 978-4-7885-1582-6


6月13日配本、6月15日発売予定です。


はじめに

 
 「西洋近代」をどう捉えるかということは、それ自体をテーマにしていなくともすべての人文・社会科学者に関わる課題である。文化人類学はとくに種々の意味合いにおいて、この「西洋近代」を意識している。「かつて私たちが近代人であったことは一度もない」というブリュノ・ラトゥ―ル(二〇〇八)の指摘は的を得ている。もちろん、何をもって近代の指標とするかに拠るのであるが、人間と非-人間との関係性という点のみならず、科学革命も産業革命も(政治社会的)革命もいずれもが、断絶というよりは連続性の上に成り立っているという認識が重要である(終章参照)。歴史学などでもこの点は示されており、時間的「連続性」が鍵概念となろう。また、民族論では民族間の文化の差異が強調されがちであるが、境界において、民族はもとより文化の連続的変移について注目する必要がある。近代も非近代も実際には同一空間内に存在し、また個々の自然、文化間のインターフェース空間にも連続性が見られる。このことは本書を貫く共通認識であり、他のあらゆる学問と

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《もっと読む 21世紀の文化人類学 はじめに》

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