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2017年10月

2017年10月31日 (火)

新刊 秋庭 裕『アメリカ創価学会〈SGI‐USA〉の55年』

9784788515437

秋庭 裕 著

アメリカ創価学会〈SGI‐USA〉の55年
――

四六判並製280頁
定価:本体1800円+税
発売日 17.11.5

ISBN 978-4-7885-1543-7

見本出来ました。
11月7日ごろ書店に並びます。

はじめに

 グローバリゼーションとナショナリズムが同時進行する現代の世界で、私たちは日々未曾有の時代を経験せざるをえない。二十一世紀の行方は、混迷の度合いをさらに深めていくばかりにも思われる。人類は、希望をもって未来を展望することができるのだろうか。  そういうなかで、一つだけ明らかなことは、どんなに国家や民族、そして宗教をめぐる緊張や対立が生じ、ときに深まろうとも、日に日に相互依存を深めていく地球社会の未来は、平和や友好や共生をキイワードにしてしか切り拓かれないという、シンプルな事実であるだろう。  そして、それらを実現しようとする試みを、半世紀以上前から創価学会=SGIが継続してきたことは、じつはあまり広く知られていないかもしれない。「もはや戦後で

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《もっと読む アメリカ創価学会〈SGI‐USA〉の55年 はじめに》

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2017年10月30日 (月)

新刊 ジャン=ノエル・ミサ、パスカル・ヌーヴェル『ドーピングの哲学』

9784788515468

ジャン=ノエル・ミサ、パスカル・ヌーヴェル 編
橋本一径 訳

ドーピングの哲学
――タブー視からの脱却

四六判上製328頁
定価:本体4300円+税
発売日 17.10.31

ISBN 978-4-7885-1546-8

見本出来ました。
11月2日ごろ書店に並びます。

序章

クロード・オリヴィエ・ドロン

 いつまでも変わらずに今日的であるという、不思議な特徴を持ったテーマが存在する。メディアは自分たちの時事性をたやすく更新してくれるようなものに敏感であるので、そのようなテーマがお気に入りである。スポーツにおけるドーピングがそうしたテーマであることは間違いない。ジャン=ノエル・ミサとパスカル・ヌーヴェルの発案により、カンギレム・センターは、ドーピングをテーマにしたシンポジウムを、二〇一〇年五月に開催した。招待されたさまざまな研究者や実務家(哲学者、スポーツ医、社会学者ら)が、この問題について議論を交わしている間にも、現実あるいは推測の「事件」が、メディアの見出しを賑わせていた。イタリアのフランコ・ペッリツォッティは「生体パスポートの異常値のために」ツール・ド・フランスへの出場を禁じられたところであり、ポーランドの女子クロスカントリー・スキー選手コーネリア・マレクはエリスロポエチンの陽性反応のために出場停止処分を受け、主要な大会を離れたところでも、トム・ボーネンとリシャール・ガスケが、

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《もっと読む ドーピングの哲学 序章》

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2017年10月13日 (金)

新刊 倉田剛『現代存在論講義 Ⅱ』

9784788515444

倉田剛 著

現代存在論講義 Ⅱ
――物質的対象・種・虚構

A5判並製192頁
定価:本体2200円+税
発売日 17.10.20

ISBN 978-4-7885-1544-4

見本出来ました。
10月23日ごろ書店に並びます。

序文

 本書は『現代存在論講義I』(2017年4月刊)の続編である。ただし先行するI巻を読まずにこのII巻から読み始めてもらっても一向に構わない。そもそもI巻とII巻とを問わず、各講義はかなりの程度独立しているので、基本的にはどこからでも読み始めることができる。むろん最初から順番に眺めてもらうのがベストではあるが、多様な関心をもつ読者に画一的な読み方を強いることはできない。このII巻から読み始める読者のために、この序文を使って、I巻の内容をごく簡単に振り返ることにしよう。

 実を言えば、最初の構想ではすべてのトピックスを一冊にまとめ上げる予定だったが、やや分量が膨らんでしまったこともあり、当初の予定を変更して二分冊にすることにした。だがそうした事情にもかかわらず、結果的にI巻とII巻との分け方はそれほど不自然なものにはならなかった。というのも、I巻が論じたトピックスはすべて存在論の「ファンダメンタルズ」(基礎)に属するのに対し、II巻のトピックスは必ずしもそうではないからである。

以下がI巻の大雑把な要約である。

 第一講義「イントロダクション─存在論とは何か」では、

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《もっと読む 現代存在論講義 Ⅱ 序文》

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2017年10月12日 (木)

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第174号■

2017年10月12日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第174号■

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◇トピックス
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書評/紹介

●「国民精神」の形成と身体化の過程を複合的、多角的に検討し論証
森 正人著『展示される大和魂──〈国民精神〉の系譜』の
書評が、2017年10月7日号「図書新聞」に掲載されました。評者は小野正章氏。
http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/2017107-238e.html


●アイコンで自己守る─
日本記号学会 編 『 「美少女」の記号論 セミオトポス12──アンリアル
な存在のリアリティ』が共同通信配信、新潟日報、東奥日報、長崎新聞ほか
「気になる一冊」欄にて紹介されました(9月24日-)。

http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/post-4c8f.html


フェアのお知らせ

●心理学書販売研究会&丸善雄松堂、丸善丸の内本店フェア
心理学に何ができるか
 国家資格〈公認心理師〉時代の到来

2017年より施行される「公認心理師」という、心理の国家資格の法制化によ
り、心理職の仕事の状況は大きく変わっていくことが予想されます。このよ
うな状況をふまえて、心理学のこれからを考える基本書・ロングセラー、そ
して新刊をとりそろえたフェアを企画しました。

開催場所 丸善丸の内本店 3F ミュージアムゾーン
期間:9/1(金)~10/31(火)
住所:〒100-8203 東京都千代田区丸の内1-6-4 丸の内オアゾ1F~4F
電話番号:03-5288-8881
営業時間:9:00~21:00
定休日:なし


●心理学書販売研究会協賛・丸善広島店様フェアのご案内 

「人と社会 関わりの心理学ー国家試験<公認心理師>に向けてー」
会員12社の基本書・話題書・新刊が一挙に展示・販売されています!
ぜひ、足を運びくださいますようお願いいたします。
【場所・期間】10/2(月)~11/30(木)丸善広島店7階新刊話題書コーナー

http://shinpanken.blogspot.jp/2017/10/blog-post.html?spref=tw
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◇近刊情報
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10月中旬発売予定
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『現代存在論講義 2』
──物質的対象・種・虚構
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倉田 剛 著  
A5判並製192頁・本体2200円+税
ISBN 978-4-7885-1544-4 C1010
分野=哲学・思想


存在論の豊饒な沃野への招待

論理学を武器として?存在?の謎を解明する、現代存在論の本格入門書、待
望の第2弾です。学生と教員との対話のかたちで存在論の基礎を明晰に論じ
て好評を博した1巻に続き、2巻は4つの主題を論じる各論編。目の前にあ
る机のような「中間サイズの物質的対象」、生物・物質・人工物の「種」、
現実世界と事物のあり方が異なる「可能世界」、そして小説のキャラクター
といった「虚構的対象」について、現代哲学はどのように把握するのでしょ
うか。より身近な対象へと問いを広げた本書は、さらに読者の哲学的探究心
を揺する1冊です。著者は九州大学文学部准教授。


『現代存在論講義 1』ファンダメンタルズ
http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1518-5.htm




10月中旬発売予定
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『社会秩序の起源』(仮)
──「なる」ことの論理
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桜井 洋 著 
A5判上製552頁・予価6200円+税
ISBN 978-4-7885-1547-5  C3036
分野=社会学・哲学思想・複雑性科学


複雑系で解く心と社会

社会秩序はどのように発生し、維持され、ゆらぐのか。個人と社会の関係を
どのように理解するのか。本書は現象学と複雑性科学を援用してこの普遍的
な問いを探求します。本書の特徴は、欧米の「する」論理=主体概念を脱し
て、日本語ではなじみ深い「なる」ことの論理を定式化し、心と社会の成り
立ちを他言語・多領域から理解可能な形に読み解くことにあります。エルゴ
ード、アトラクタなど力学系の諸概念を大胆に社会系に応用し、場・思いの
ダイナミクス・「好き」・カオス的遍歴などの魅力的なキーワードから心と
社会の秩序原理を探求するにとどまらず、アイヒマン裁判など戦争責任の追
及を題材に責任の論理、倫理への問いに迫ります。破格でエキサイティング
な理論社会学の野心作といえます。著者は早稲田大学国際教養学部教授。





10月下旬発売予定
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『ドーピングの哲学』(仮)
──近代競技スポーツの構造的考察
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ジャン=ノエル・ミサ、パスカル・ヌーヴェル 編
橋本一径 訳
四六判上製320頁・予価3200円+税  
ISBN 978-4-7885-1546-8  C1075
分野=哲学思想・社会学・スポーツ


東京オリンピックを前にぜひ読んで欲しい本!

東京オリンピックを三年後に控えて、日本のアスリート界も盛り上がりつつ
あるようですが、それを脅かすのがドーピング問題。ソ連陸上界の国家ぐる
みの疑惑は記憶に新しいところです。本書は、ドーピングの根拠とされる
「健康に害がある」「不公平性(スポーツ精神にもとる)」のいい加減さ・
根拠のなさから始めて、パフォーマンス向上を目指す近代スポーツにはドー
ピングは必然的と喝破し、その本質的関係を明らかにします。たとえばヴィ
クトリア時代の英国では、トレーニングは「ずる(不公平)」として禁止さ
れていました。まさにトレーニングはドーピングだったのです。現代の過剰
トレーニングによる不健康化にも多くの示唆を与えます。その他多くの「不
祥事」「メダル剥奪事件」などを例に、まるで選手を犯罪者扱いするドーピ
ング撲滅運動の非人間性を暴き、スポーツと人間のありうべき姿からの「対
処法」を提案します。




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◇奥付
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次回発行は2017年11月上旬を予定しております。

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書評 日本記号学会 編 『 「美少女」の記号論』

 
日本記号学会 編 『 「美少女」の記号論 セミオトポス12――アンリアルな存在のリアリティ』が共同通信配信、新潟日報、東奥日報、長崎新聞ほか「気になる一冊」欄にて紹介されました(9月24日-)。記事ご担当者様、ありがとうございました。
アイコンで自己守る

「美少女」。文字面だけで、胸を騒がせる、美、少、女…・
増え続けるアイドルたちをはじめ、2次元の世界では戦艦や動物、都道府県など、ありとあらゆる事物が擬人化され美少女となっている。しかし、はてさて美少女とは何か。小説の世界一つとってもナボコフの「ロリータ」と太宰治の「女生徒」、ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」の少女像はそれぞれ異なる。ならばと大学教授や評論家ら日本記号学会の面々が、まじめにその概念についてあれこれ議論したのが本書だ。
 
小沢京子和洋女子大准教授によると、「美少女」という言葉が大衆的に使われ始めたのは1980年代後半。「国民的美少女コンテスト」が分水嶺であるという。美少女が「日本においては、女性が自分で主体的に選び取る(略)アイコンへと変化している」と指摘。「理想のアイドル」たらんと努力するアイドルや、コスプレをする人らがこれに当たる。そのアイコンを、自己を守る「よろい」とするのだ。
 
パリ第8大学の大久保美紀非常勤講師も同様に「今熱心に『美少女』を追いかけるのは女性たち自身」とする。前川修神戸大教授に言わせれば、美少女は「どこにもいないにもかかわらず、どこにでもある記号」だ。美少女。それは学問の最先端でも、流し目をして消え去ってしまう、やはり手の届かない存在なのである。

9784788515352_2

日本記号学会 編

セミオトポス12 「美少女」の記号論
――アンリアルな存在のリアリティ

A5判並製242頁
定価:本体2800円+税
発売日 17.8.31

ISBN 978-4-7885-1535-2

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2017年10月11日 (水)

書評 森 正人著『展示される大和魂――〈国民精神〉の系譜』@図書新聞2017年10月7日号

森 正人著『展示される大和魂――〈国民精神〉の系譜』
書評が、2017年10月7日号「図書新聞」に掲載されました。評者は小野正章氏。
掲載誌ご担当者様、ご書評くださいました先生にこころよりお礼申し上げます。ありがとうございました。
……本書は、「国民精神」のひとつの典型とされる「大和魂」が明治維新以降、意図的に変容させられ、結果的には男らしさ、力強さとなるプロセス、その近代日本で創出された「国民精神」が言語化、具体化、可視化、そして商品化されながら浸透していくプロセスを多くの先行研究をもとにしながら、複合、かつ多角的に検討しながら論証しており、「国民精神」なるものの浸透の「仕掛け」が一筋縄では理解できないものであったことを論証している。ひとつの事象の分析に複合的領域から検討することの「面白さ」が本書によって示されている。

……一方で、不満に感じた点もある。ひとつは、戦前の「国民精神」のなるものの内実に変化がったのか否かについての論究がないことである。少なくとも、明治憲法・教育勅語が発布された十九世紀後半と二十世紀半ばにおける日本の状況や「国民精神」のよりどころとなった天皇観にも変容がみられる。こうしたことからくる「国民精神」の実質あるいは内容に変化が見られたのか否か、さらにそうし転機はいつと判断できるのか、などの論究が加われば、歴史研究としての重みが増すように思える。さらに、戦後の状況であるが、本書の指摘は本当なのでだろうか……


9784788515192_2

森正人 著

展示される大和魂
――〈国民精神〉の系譜

四六判並製282頁
定価:本体2600円+税
発売日 17.3.31

ISBN 978-4-7885-1519-2

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2017年10月 5日 (木)

新刊 中村桂子『ゆらぐ』

9784788515406

中村桂子 編/JT生命誌研究館発行

ゆらぐ
――生命誌年刊号 vol.88-91

A5判変型並製256頁
定価:本体1600円+税
発売日 17.10.15

ISBN 978-4-7885-1540-6

見本出来ました。
10月11日ごろ書店に並びます。

はじめに
 今年の動詞は“ゆらぐ”です。風に吹かれる木の枝や水面のかすかな動きなど不規則に少し動く感じを表わす一方、物事の基盤がぐらつくという意味もあります。

 まず、「基盤がぐらつく」に眼を向けます。生きものを機械のように見て進歩を求め、人間による自然の支配を考える現代社会の根っこはぐらついていないでしょうか。生命誌は、人間は自然の一部としますので、科学や技術もその中で生きる工夫として考えます。多様化しながらさまざまな新しい生き方を創り出してきた生きものの進化に学び、社会を基盤から考え直そうと思っています。

 それにはもう一つの“ゆらぐ”が大事です。機械は均一です。一方、生きものは一つ一つ異なる。人間はすべて共通のヒトゲノムの情報ででき上り、はたらいていますが、一人一人少しずつ違います。まさにゆらぎの中にいると言えます。それゆえに、しなやかに

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《もっと読む ゆらぐ はじめに》

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