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2017年9月21日 (木)

新刊 村上克尚『動物の声、他者の声』

9784788515376

村上克尚 著

動物の声、他者の声
――日本戦後文学の倫理

四六判上製400頁
定価:本体3700円+税
発売日 17.9.25

ISBN 978-4-7885-1537-6

見本出来ました。
9月27日ごろ書店に並びます。

はじめに

 日本は、「大東亜戦争」と呼称した侵略戦争の帰結として、東アジアと太平洋地域に、かつてない規模の殺戮と破壊をもたらした。戦後を生きる人びとに、この事実は大きな思想課題となってのしかかった。欧米において、ナチスのホロコーストの衝撃が、学問や芸術に対して過去のままであることを許さなかったのと同様に、この戦争の記憶は、人びとに分有され、それぞれの領域で暴力への根底的な内省を促したのである。

 そのなかには、文学の創作を通じて、暴力の本質を問い、かつそれを克服するための倫理を見出そうと努めた者たちもいた。日本の文学史では、彼らの達成を「戦後文学」と呼んでいる。

 しかし、私たちは、戦後文学の倫理を正しく受け止められているだろうか。彼らの文学の固有性と正面から向き合う代わりに、なじみやすい倫理を外部から当てはめ、満足してしまっているということはないだろうか。

 ここで言う「なじみやすい倫理」とは、本書でしばしば批判的に

・・・・・・

《もっと読む 動物の声、他者の声 はじめに》

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