新刊 日本記号学会『セミオトポス12 「美少女」の記号論』
日本記号学会 編
セミオトポス12 「美少女」の記号論
――アンリアルな存在のリアリティ
A5判並製242頁
定価:本体2800円+税
発売日 17.8.31
ISBN 978-4-7885-1535-2
見本出来ました。
8月23日配本、8月25日ごろ書店に並びます。
刊行によせて
日本記号学会会長 前川 修
日本記号学会は毎回、大会テーマとして「エッジな」テーマを議論している。今回選んだテーマは「美少女」である。美少女という記号、美少女という現象、それを真剣に考えてみた。あるときから美少女は巷に漏れ出している。たしかに以前から美少女という語はあったし、美少女と呼ばれる実在/非実在の例は無数にあった。だが以前とはどうやら少々違うこの記号、その蔓延はいったいどういうことなのだろうか。
そもそも美少女とは誰なのか。
過去から現在まで、美少女の例を数多く挙げることはできる。物語ならば、神話にはじまり、近代文学を経てラノベ(ライトノベル)にいたるまで、その歴史的展開をひとまずたどってみることができる。イメージならば、美少女をモデルにした絵画作品とか、少女のような映画女優とか、マンガやアニメの美少女キャラクターとかにいたるまで、無数の例をひとは思いつくだろう。あるいは芸能ならば、一九七〇年代以降、・・・・・・
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