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2017年6月

2017年6月26日 (月)

書評 『第四の革命』@日本経済新聞2017年6月24日付掲載

弊社刊、
ルチアーノ・フロリディ 著
春木良且・犬束敦史監訳/先端社会科学技術研究所訳
『第四の革命』の紹介が
「日本経済新聞」 6月24日付に掲載されました。評者は石田英敬氏。
ご書評くださいました石田先生、掲載紙ご担当者様にはこころからお礼申し上げます。

・・・・・・著者が強調するのは、「現実的なものが情報的なものになる」生活世界全般のスマート化、ヒトの「情報生命体化」である。

最近のAIブームの議論に見られるような、人間を超えた知性が出現するというような、「人間中心主義的な」議論はここにはない。

情報を環境問題として根本的に捉え直し、人間の自己理解を更新することで、「情報有機体」としてのヒトの新しいあり方とその倫理を描き出すことがめざされている。……

情報哲学者の本領とは、この大衆化を文明的本質まで掘り下げて考察することにある。豊富な先端事例をもとに、ヨーロッパ人らしい人文学的な知識をいかんなく発揮して書かれた、オーソドックスな情報文明論といえる。

関連書評 
「今起こりつつある変化から未来の社会をあぶり出す良書」紹介@週刊ダイヤモンド

著者よりのメッセージ
フロリディ氏メッセージ(春木良且先生訳)(日本語.PDF)


9784788515222ルチアーノ・フロリディ 著

春木良且・犬束敦史監訳/先端社会科学技術研究所訳

第四の革命
――情報圏(インフォスフィア)が現実をつくりかえる

四六判上製376頁
定価:本体3400円+税
発売日 17.4.10

ISBN 978-4-7885-1522-2

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2017年6月22日 (木)

紹介 J.ウィンズレイドほか『いじめ・暴力に向き合う学校づくり』

J.ウィンズレイド & M.ウィリアムズ 著/綾城初穂 訳
『いじめ・暴力に向き合う学校づくり――対立を修復し、学びに変えるナラティヴ・アプローチ 』の紹介が「心と社会」48巻2号(2017 168 日本精神衛生会発行)に掲載されました。評者は片山皓絵氏。

評者の先生、そしてお取りあげくださいました雑誌担当者様に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

本書は、学校で生じるさまざまな対立に対し、ナラティヴの視点に基づくアプローチを用いて取り組んできた筆者たちによる実践書である。学校という教育現場では、往々にして問題をおこす個人を非難し、学校の規律に沿った処分を行うことで問題を解決しようとする。これに対し、本書で紹介されているアプローチは全て「人が問題なのではない、問題が問題なのだ」という原則に立っている。この原則は、ナラティヴの視点における「問題の外在化」と深く関連している。すなわち、問題が主体となって、個人に対し何を引き起こしたかに着目する。個人ではなく問題そのものに焦点が当てられ、原因ではなく問題によってどのような影響を受けたかに着目するのだ。これによって、問題がもたらす影響への気づきが促され、既存のストーリーとは別の、これまでであれば見出されなかったような新たなストーリー(オルタナティブストーリー)へと移行していくことになる。……

9784788514911

J.ウィンズレイド & M.ウィリアムズ 著/綾城初穂 訳

いじめ・暴力に向き合う学校づくり
――対立を修復し、学びに変えるナラティヴ・アプローチ

A5判並製272頁
定価:本体2800円+税
発売日 16.9.25

ISBN 978-4-7885-1491-1

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2017年6月16日 (金)

ギロビッチ、「行動非行動の法則」 行動しない後悔 レジ篇ほか

以前、『人間この信じやすきもの』の著者ギロビッチ氏が、大和証券のCMにでている面白いCMがあり、大和証券さんのサイトやyoutubeなどにアップされていたのですが、一時、リンク切れを起こしていたのですが、先日、また見つけたので、再度リンクを貼っておきます。ユーモアがあってとても楽しいCMです。

大和証券CM

「行動非行動の法則」 行動しない後悔 レジ篇- YouTube

「フレーミング理論」思い込み 床屋篇 - YouTube

本書はさすがに邦訳刊行以来24年がたち、売行きもだいぶ落ちてしましましたが、永遠に切らさずに在庫しておきたい本の一冊です。

4788504480

T.ギロビッチ著/
守 一雄・守 秀子 訳
人間この信じやすきもの
―――迷信・誤信はどうして生まれるか

四六判368頁
定価:本体2900円+税
発売日 93.6.7
ISBN 4-7885-0448-0

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2017年6月15日 (木)

紹介 『第四の革命』@「週刊ダイヤモンド」2017年5月17日付掲載

弊社刊、
ルチアーノ・フロリディ 著
春木良且・犬束敦史監訳/先端社会科学技術研究所訳
『第四の革命』の紹介が
「週刊ダイヤモンド」2017年5月17日付
掲載されました。評者は大矢靖之氏。

掲載誌ご担当者さま、書評くださいました大矢先生に、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。


目利きのお気に入り
今起こりつつある変化から未来の社会をあぶり出す良書

等比級数的に変化を加速させる現代世界について評価と予測の視点を与えてくれる良書が相次いでいます。

……情報倫理学を専攻する著者が情報通信技術革命の可能性を考察したのが『第四の革命』。著者は、現在の生活と世界で起きている変化を徹底的に洗い出すことで、革命の実態を明らかにしていきます。未来予測こそしていないものの、現状起こりつつある変化を示すことで、結果的に私たちが向いている未来の方向性を示しています。まずは最初から第3章「アイデンティティ―オンライフ」までを読むことをお勧めします。

ほかの2著は
『2050年の技術』(英『エコノミスト』編集部著、文藝春秋刊)
『ヨーロッパ炎上』(G.フリードマン著、ハヤカワ文庫)


≪関連リンク ルチアーノ・フロリディ氏「親愛なる参加者と主催者のみなさん」≫

9784788515222

ルチアーノ・フロリディ 著
春木良且・犬束敦史監訳/先端社会科学技術研究所訳

第四の革命
――情報圏(インフォスフィア)が現実をつくりかえる

四六判上製376頁
定価:本体3400円+税
発売日 17.4.10

ISBN 978-4-7885-1522-2

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新刊 増田 裕美子『漱石のヒロインたち』

9784788515291

増田 裕美子 著

漱石のヒロインたち
――古典から読む

四六判上製264頁
定価:本体3200円+税
発売日 17.6.15

ISBN 978-4-7885-1529-1

見本出来ました。
6月19日ごろ書店に並びます。

はじめに

    夏目漱石について論じた本は数多く、百花繚乱の気味がある。もはや漱石については論じ尽くされたのではないかと思われるほどだが、奇妙なことに日本の古典文学と漱石作品のつながりを論じたものはほとんどない。漱石が日本の近代文学を代表する国民的作家ゆえであろうか。

 しかし漱石が日本語で書く日本人の作家である以上、日本文学の伝統と無縁であるはずはない。とくに考えたいのが漱石の生きた時代である。

 漱石は明治に改元される前年、慶応三(一八六七)年二月九日(旧暦一月五日)に江戸牛込で生まれている。それから大正五(一九一六)年十二月九日に亡くなるまでの約五十年間、日本は近代化しつつあったとはいえ、巷にあふれていたのは前近代的な文芸の数々である。ことに人々を惹きつけていたのが歌舞伎や浄瑠璃、落語といった類いのエンターテインメントであった。テレビもラジオもない時代、人々の娯楽は寄席や劇場で行なわれる口承的なものによるところが大きかったのである。

 漱石もさまざまな口承文芸に触れ

・・・・・・

《もっと読む 漱石のヒロインたち はじめに》

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2017年6月12日 (月)

ルチアーノ・フロリディ氏「親愛なる参加者と主催者のみなさん」

9784788515222

2017年5月12日、
フロリディの『第四の革命』をテーマに、監訳者とゲストによる出版記念イベント「第四の革命、読んでみた」が開催されました。当日、著者フロリディ氏より、参加いただいた方、主催者のみなさまあてにメッセージをいただきました。

こちらのメッセージが素晴らしくぜひ掲載したいと監訳者のおひとり、春木良且先生にお願いをしたところ、著者フロリディ氏、春木先生よりご許可をいただきました。ありがとうございます。

下記リンク先、ぜひご一読ください。

フロリディ氏メッセージ(原文・英語.PDF)


フロリディ氏メッセージ(春木良且先生訳)(日本語.PDF)


    親愛なる参加者と主催者のみなさん

   残念ながら私はこの興味深い会に参加して、みなさんとご一緒することはできません。そこで、特に主催者からの親切な招待に対して、参加者の皆さまに歓迎のメッセージを通して、いくつかの考えを共有し、この会を実りあるものにしてもらいたいと考えています。

    皆さまがご存知のように、情報の哲学は、より強靭なものとなってきています。それが何なのか、さらになぜそれが重要なのかを説明しなければならない時代は終わりを告げました。今日ではもう、情報の哲学が明白であるものとして、研究や学びを行い、またそれらに関心を持つような学生を多く目にします。

   彼らは、正しいです。多くのプロジェクトやセンター、そして関係の人々が、情報の哲学に関する新たなアイディアを導き出しており、それらはどんどん増えて来ています。そのことは驚くことではありません。情報の哲学は、既に一般的なテーマとなっています。そのことには元気づけられます。つまりそこには、希望が存在しているわけですから。

   私たちの周りには、偽のニュース、狂った政治家と無責任な扇動家、未来への誤った情報、技術的なSFのシナリオへのデマの警告、様々な種類の、無知、反啓蒙主義、ポピュリズム、孤立主義、保護貿易主義と反動に囲まれています。そして、不平等、狭量と反グローバリズムは、反コスモポリタニズムへと変わって行きます。

・・・・・

・・・・・

応用哲学、経験的な哲学は、しばしば悪い科学、悪い哲学、あるいはその両方となりがちです。医学における基礎研究のように、良い哲学は、現実の世界の適用可能な解決に対して、現実的であり、具体的であり、対応可能なものです。それは、単なるアカデミックな活動というだけではありません。

このイベントが、世界とかみ合う、情報哲学の良い機会であることを、私は切望します。みなさんの対話の成功を祈ります。そして、私たちの次の対話の機会を、楽しみにしています。

Luciano Floridi

ルチアーノ・フロリディ著
『第四の革命――情報圏(インフォスフィア)が現実をつくりかえる』

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2017年6月 9日 (金)

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第170号■

2017年6月9日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第170号■

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◇トピックス
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書評/紹介


●情報哲学・倫理学で著名な思想家 L・フロリディ著『第四の革命』
(本体3400円)、本書の刊行を記念し、2017年5月12日にイベント「第四の
革命、読んでみた」が開催され、好評のうちに終了いたしました。
当日監訳者のおひとりである春木良且先生より、開催にあたって著者フロ
リディより寄せられたメッセージが紹介されました。
一部ですが、掲載いたします。

ルチアーノ・フロリディ氏「親愛なる参加者と主催者のみなさん」
http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-db75.html

ルチアーノ・フロリディ著 『第四の革命──情報圏(インフォスフィア)が現実をつくりかえる』 http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1522-2.htm ●データから何がいえるのか 教育心理学の地道な研究成果 花まる学習会代表・高濱正伸氏が「週刊ダイヤモンド」のブックレビューで 『探究!教育心理学の世界』(本体2300円)の魅力を語っています。 「研究者たちがコツコツとデータを集め考察し、積み上げてきた言い切れる ことを、コンパクトにまとめてくれている」 http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2017/05/2017422-22e2.html ●「巨大歓楽街を多角的に調査」 武岡 暢 著『生き延びる都市──新宿歌舞伎町の社会学』の書評が、 2017年5月19日付「週刊読書人」に掲載されました。評者は砂川秀樹先生。 書評いただきました先生、書評誌ご担当者さま、ありがとうございます。 こころよりお礼申しあげます。 http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2017/05/2017519-79e7.html _________________________________ ◇近刊情報 _________________________________ 6月中旬発売予定 ------------------------------------------------------------------ 『漱石のヒロインたち』 ──古典から読む ------------------------------------------------------------------ 増田裕美子著 四六判上製264頁・定価3200円+税 ISBN 978-4-7885-1529-1 C1090 分野=評論・日本文学 漱石文学を魅力的にしている女性たち 数々の名作を書き、今なお人気の「国民的作家」夏目漱石については、これ までも数多の言述がなされ、ほとんど出尽くした観があります。しかし不思 議と、漱石が描く女性主人公(ヒロイン)についてはほとんど論じられてい ません。『虞美人草』の藤尾、『行人』のお直、『それから』の三千代、そ して『三四郎』の美禰子など、作品を魅力的にしているヒロインたちの性格 とユニークな言動を、漱石はどこから着想したのでしょう。英文学者として の学識はもちろんとして、幼少期からの日本の古典と漢文学への造詣による ところが大きい、と著者は言います。『坊っちやん』と義経伝説、『こころ』 と夢幻能との関係、また『源氏物語』『平家物語』『方丈記』、能・謡曲と 関係づけた読解から新たな展望が開けてきます。漱石死後百年目の今年の注 目作になることでしょう。 6月下旬発売予定 ------------------------------------------------------------------ 『誰が何を論じていたのか』(仮題) ──論壇日記 ------------------------------------------------------------------ 小熊英二 著 四六判上製544頁・予価3200円+税 ISBN  978-4-7885-1531-4 C1030 分野=現代思想・社会問題・社会学 新たな知の立脚点を求めて 縮小する経済、混迷を極める政治と難題が山積みの日本。停滞感からヘイト スピーチをしたり教育勅語復活を訴えるような排外的で夢想的な勢力が力を つけています。既存の論壇・思想が頼りない今こそ、核心を突く問題提起を 探しだし新しいビジョンを共に作る必要があるでしょう。近現代思想史の大 局を見抜いてきた著者が、凡庸なものから先見性をもつものまで600人以 上の論考を読み、労働環境を改善しうるジョブ型正社員論、自助に誘導され る介護政策の問題、素朴実在論に陥らないビッグデータの利用法、アメリカ の軍事リバランシングを巡る混乱など、難題を解きほぐしていきます。知的 状況の記録であるとともに未来への指針を得られる地図となる時評集です。 関連書 小熊英二著『論壇日記』 http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1442-3.htm 6月下旬発売予定 ------------------------------------------------------------------ 『ワードマップ 現代現象学』(仮題) ──経験から始める哲学入門 ------------------------------------------------------------------ 植村玄輝・八重樫 徹・吉川 孝 編著 富山 豊・森 功次 著 四六判並製318頁・本体2600円+税 ISBN 978-4-7885-1532-1 C1010 分野=哲学・思想・心理学 ふたたびフッサールとともに 現象学とは、この世界のなかでさまざまな対象に関わる私たちの「経験」を 分析し、世界と私たち双方を理解しようとする試みです。いまここの経験を 重視する方法論については、存在・価値とは何か、いかなる人生が善いのか といった?哲学の問い?には答えられないとする偏った理解もなされてきま した。しかし今、これらの古典的かつ現代的な哲学の難問に取り組む現象学 の洞察が再評価されています。本書は、実際に哲学の難問を相手取り、難解 とされる現象学の手法を実演しつつ考察する柔らかな入門書です。世界と自 分とを理解するため、豊饒な経験の海に漕ぎだす「現象学の旅」へ一緒に出 てみませんか。 7月上旬発売予定 ------------------------------------------------------------------ 『日本の心理療法 国際比較篇』 ── ------------------------------------------------------------------ 秋田 巌・名取琢自 編 A5判上製224頁・予価2800円+税 ISBN  978-4-7885-1530-7 C3011 分野=臨床心理学・心理療法 「日本の心理療法シリーズ」第4回配本 シリーズ第4回配本は「国際比較篇」と題しました。西洋人でありながら東 洋的な価値観との精神的な融合を探求し続けたユングは、どんな経緯でこれ らに関心を抱くようになったのか。ヨーロッパに長年在住した日本人の心理 療法家、来日し仏門に入ったアメリカ人の心理療法家は、それぞれ異文化の 中に深く身を浸した実体験からどんな洞察を得たのか。ほかにも、日本人か らみた海外の心理療法家の印象、精神医療と関わる「日本的風土」など多種 多様な視角から、日本の心理療法で考慮されるべき「ローカリティ」を明ら かにしています。 関連書
日本の心理療法 思想篇 http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1405-8.htm 日本の心理療法 自我篇 http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1493-5.htm 日本の心理療法 身体篇 http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1494-2.htm ◇奥付 ___________________________________ □電子メールマガジン:「新曜社<新刊の御案内> 」(不定期発行) □HPアドレス http://www.shin-yo-sha.co.jp/ □blog:新曜社通信 http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/ □twitterもよろしく:http://twitter.com/shin_yo_sha □このメルマガは『まぐまぐ』を利用して発行しています。 □購読・解除・変更手続きは http://www.mag2.com/ より行って下さい。 □掲載された内容を許可無く転載することを禁じます。 □発行:株式会社新曜社 営業部 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町3-9 第一丸三ビル 電話  03(3264)4973(代) FAX 03(3239)2958 e-mail info@shin-yo-sha.co.jp ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 次回発行は2017年7月上旬を予定しております。

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2017年6月 1日 (木)

新刊 山岸 明子『つらさを乗り越えて生きる』

9784788515277

山岸 明子 著

つらさを乗り越えて生きる
――伝記・文学作品から人生を読む

四六判上製208頁
定価:本体2200円+税
発売日 17.6.10

ISBN 978-4-7885-1527-7

見本出来ました。
6月8日ごろ書店に並びます。

まえがき

   本書は、2015年に上梓した心理学と文芸評論の中間のような著書(『心理学で文学を読む─困難を乗り越える力を育む』新曜社)の第二弾とでもいうべき本である。前著は、心理学のテーマと関連する「文学作品」を取り上げて、心理学の用語や理論を使って読み解いてみようと試みたもので、特につらい状況と向き合う主人公の言動を発達心理学の観点から分析し、何が人を立ち直らせるのか、人間のもつ精神的回復力の可能性について論じた。今回も引き続き、心理学の方法で収集したデータではなく、公刊されている作品を用いて心理学的な分析を行ったものである。ただし今回は小説だけではなく、伝記やエッセイもあり、実在していた人も分析対象であること、また前著は人生のある時期を描く小説が多かったが、本書は一人の人の生涯全体を扱っているものが多いという違いもある。

 取り上げた作品は学生時代に読んだものから、ごく最近読んだものまであり、思いつくまま書いたものなのだが、

・・・・・・

《もっと読む つらさを乗り越えて生きる まえがき》

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