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2017年4月

2017年4月14日 (金)

新刊 是永論『見ること・聞くことのデザイン』

9784788515093

是永論 著

見ること・聞くことのデザイン
――メディア理解の相互行為分析

四六判並製232頁
定価:本体2400円+税
発売日 17.4.11

ISBN 978-4-7885-1509-3

見本出来ました。
4月17日ごろ書店に並びます。

はじめに(一部抜粋)

■メディア批判の困難

 2000年以降の日本社会において,メディアを批判するということは,あらゆる人に共通する一種の素養とでも呼べるものになっているようである。筆者自身,2005年から2009年にかけて,BPO(放送倫理・番組向上機構)の委員として,ほぼ毎月,視聴者から寄せられた放送番組に対するさまざまな意見を目にする機会があった。そこで印象に残ったのは,意見のほとんどが番組に対する辛辣な批判であったことと,そうした批判をする姿勢の中にうかがえる,視聴者の批判に対する熱意とゆるぎない確信であった。

 実際に批判をしている人々について考えてみると,近年の大学生が書く文章では,「メディアの論調に無批判に従うのはいかがなものか」というのが,定型的な結論の一つになっているという(内田[2005])。その一方で,過去にメディアに仕事として携わった経験のあるものも含めて,教員の多くが,メディア批判を毎回のように講義の中で繰り広げているという話も筆者の周囲にいる学生から耳に

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2017年4月 7日 (金)

記事 山本武利著『日本のインテリジェンス工作』@読売新聞 2017年4月1日付

山本武利著『日本のインテリジェンス工作』の記事が、読売新聞 2017年4月1日付に掲載されました。記事は前田啓介氏。ご書評くださいました記者の方、掲載紙ご担当者様に、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

旧日本軍の諜報活動研究

旧日本軍が行った海外での諜報活動を研究する山本武利・早稲田大学名誉教授(76)が、中国人女性を使った工作の実態を明らかにするなど精力的な調査を続けている。昨年11月には、近年の主要な論文をまとめた『日本のインテリジェンス工作』(新曜社)も刊行した。

山本さんは1997年、米国立公文書館に保管されていた資料の中から、米軍の諜報機関OSS(戦略諜報局)が、44年11月から終戦直前までに作成した報告書を発見した。OSSは中央情報局の前身。報告書は、中国南部の都市。昆明で活動した日本側の中国人女性スパイに対する国民党軍の尋問状況や、OSSが独自に収集した情報をまとめたものだった。

約100頁からなる報告書には、スパイを意味する「espionage」との表記が散見された。諜報対象としては、米軍将兵の数や住居の位置、中國に展開する米軍の各部隊の連絡方法など12項目が挙げられている。・・・・・・


9784788514997山本 武利 著

日本のインテリジェンス工作
――陸軍中野学校・731部隊・小野寺信

四六判288頁上製
定価:本体2800円+税
発売日 16.11.1

ISBN 978-4-7885-1499-7

関連記事 山本武利著『日本のインテリジェンス工作』 解説 小畑利夫

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2017年4月 6日 (木)

新刊 ルチアーノ・フロリディ『第四の革命』

9784788515222

ルチアーノ・フロリディ 著
春木良且・犬束敦史監訳/先端社会科学技術研究所訳

第四の革命
――情報圏(インフォスフィア)が現実をつくりかえる

四六判上製376頁
定価:本体3400円+税
発売日 17.4.10

ISBN 978-4-7885-1522-2

見本出来ました。
4月11日ごろ書店に並びます。

はじめに

この本は、デジタルICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)が、我々の自己感覚や、互いの関係のしかた、我々を取り巻く世界を形づくりつつ関わっていくあり方に、どのように影響するかについて述べたものである。ナノテクノロジー、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)、ウェブ2・0、セマンティックウェブ、クラウドコンピューティング、モーションキャプチャーゲーム、スマホアプリ、タブレットとタッチスクリーン、GPS、拡張現実、人工知能コンパニオン、無人ドローン、無人自動車、ウェアラブルコンピュータ、3Dプリンタ、アイデンティティ窃盗([訳注1])、オンライン学習、ソーシャルメディア、サイバー戦争・・・、技術マニアも技術嫌いも、同じ質問をする。「次は何なんだい?」哲学者は、その背景についてあれこれ考える。これらのすべての現象を、一つの、マクロなトレンドの多様な側面として説明できるような、統合的視点を見つけ出すことができるだろうか? それに答えるのが難しいのは、まず我々が未だにICTを、外界と、そして我々相互が関わりあうためのツールだと

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2017年4月 4日 (火)

新刊 李光鎬・渋谷明子『メディア・オーディエンスの社会心理学』

9784788515178

李光鎬・渋谷明子 編著
鈴木万希枝・李津娥・志岐裕子 著

メディア・オーディエンスの社会心理学
――

A5判並製408頁
定価:本体3000円+税
発売日 17.4.11

ISBN 978-4-7885-1517-8

見本出来ました。
4月11日ごろ書店に並びます。

まえがき(抜粋)

本書は、社会心理学の視点で行われたメディア・コミュニケーションに関するこれまでの研究成果を、主に学部の大学生に、幅広く学んでもらうための教科書として企画されたものである。ジャーナリズムをはじめとするメディアの送り手に関する研究分野に比べ、メディアのオーディエンスに関する社会心理学的な研究分野の網羅的な教科書は相対的に少なく、長年、授業を担当しながらその必要性を痛感してきたことが、本書の執筆に際して私たちが抱いていた共通の思いである。その思いから練られた最初の構想を、全面的に実現することは叶わなかったが、この研究分野の全体像がつかめると同時に、個別テーマについても十分な知識を習得できる内容にしたいという当面の目標は、ある程度、達成できたのではないかと思っている。学生および一般の読者の皆さんが、様々なメディア・コミュニケーションの問題に関心をもち、自ら探求し、実証し、考察する活動を行ううえで、この本が一つのきっかけになり、手引となることを願っている。

 章によって少し異なる部分もあるが、私たちは

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2017年4月 3日 (月)

新刊 倉田剛『現代存在論講義 I』

9784788515185

倉田剛 著

現代存在論講義 I
――ファンダメンタルズ

A5判並製202頁
定価:本体2200円+税
発売日 17.4.7

ISBN 978-4-7885-1518-5

見本出来ました。
4月7日ごろ書店に並びます。

あとがき

本書を構想してから何とか出版にこぎつけるまで8年以上の歳月を要してしまった。われながら自分の怠惰さと要領の悪さに呆れる限りである。この間、公私ともに様々なことがあった。他の誰よりも、自らの大切な仕事を犠牲にしてまで私を支えてくれた妻の陽子に感謝したい。彼女がいなければ、本を書くどころか日常生活もおぼつかなかったことだろう。今年で4歳になる息子の正剛が日々成長していく姿にも大きく支えられた。本書の執筆のため、休日ですら一緒に過ごす時間を十分に確保できなかったことを申し訳なく思っている。また、人と比べてかなり長い学生生活を送った私をあらゆる意味で支援してくれた父と母にも感謝の言葉を述べたい。私は自分の息子に同じだけのことをしてあげられるだろうか。そのように自問させるほど両親は放埓な私に寛容であった。

 本書の草稿を作成するにあたって様々な人に迷惑を掛けた。とりわけ『ワードマップ現代形而上学』(新曜社、2014年)の共著者である鈴木生郎さん、谷川卓さん、秋葉剛史さんの三氏は、私が学会等で上京するたびに、草稿の検討会に付き合ってくれた。彼らは年齢という面では「後輩」の研究者であるが、私など

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2017年4月 2日 (日)

書評 熊谷高幸 著『自閉症と感覚過敏』@讀賣新聞2017年4月2日付書評欄

熊谷高幸 著自閉症と感覚過敏

の書評が、讀賣新聞2017年4月2日付書評欄に掲載されました。評者は伊藤亜紗氏。評者の先生、掲載紙ご担当者さま、ありがとうございました。こころよりお礼申しあげます。

・・・・・・自閉症当事者の多くに見られる感じ方の特徴は、過敏さと鈍感さの共存である。一見矛盾しているように見えるが、その仕組みはこうだ。ある刺激が入ってくる。するとそれを拡大して、細部まで詳しく見てしまう。すると許容量がいっぱいになり、他の刺激を取り入れることができなくなる。結果、見落としてしまうのである。・・・・・・

感じ方の特徴が分かれば、関わる仕方も見えてくる。感覚が固着しやすいから、「とりあえずやってみて、試行錯誤しなら進む」のが苦手だ。「迷いながら見つける」が難しいのである。ならばあらかじめ選択肢を用意しておき、「選びながら先に進む」支援が有効だ。今後さらなる展開が期待される新しいアプローチを切り開く一冊である。


9784788515079

熊谷高幸 著

自閉症と感覚過敏
――特有な世界はなぜ生まれ、どう支援すべきか?

四六判並製208頁
定価:本体1800円+税
発売日 17.1.27

ISBN 978-4-7885-1507-9

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