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2017年2月10日 (金)

書評 『村上陽一郎の科学論』 柿原泰 加藤茂生 川田勝 編 @WEBRONZA

柿原泰 加藤茂生 川田勝 編 村上陽一郎 小松美彦 野家啓一ほか 著『村上陽一郎の科学論』 の書評が 「三省堂書店×WEBRONZA 神保町の匠」に掲載されました。ぜひご一読ください。

評者は 今野哲男氏。書評くださいました先生、掲載サイトご担当者の方に深くお礼申し上げます。ありがとうございました。

 被爆の傷がまだ生々しく、イタイイタイ病や水俣病あるいは新潟水俣病といった公害がただならぬ問題として露出しはじめ、それにラディカルな異を唱える、いわゆる新左翼のイデオロギッシュな叫び声がこだまする中で、従来のアカデミズムの権威主義だけでなく、それに反逆するイデオロギーの枠までも軽やかに踏み超えていく――若き日の村上は、あの片桐ユズルのビートニックな感性にも通底する、社会に開かれた「アマチュアリズム」というにふさわしい、門外漢でも臆さずに近づくことのできる、しなやかな体幹を持っていた。

 本書は、そんなデビュー以来、ほぼ50年の長きにわたり、科学論の幅広い分野で、基礎的な議論だけではなく、その時々の見逃せないトピックについても、刺激的な議論を展開し主導してきた村上の足跡を検証し、批判的に継承しようと画策されている。村上本人と編者2名を含めて、アマチュアリズムの大切さを知るプロの専門家たち、都合13名の執筆による充実した論考集だ。......

掲載サイト「WEBRONZA 神保町の匠」へ

9784788515062

柿原泰・加藤茂生・川田勝 編
村上陽一郎・小松美彦ほか著

村上陽一郎の科学論
――批判と応答

四六判並製436頁
定価:本体3900円+税
発売日 16.12.26

ISBN 978-4-7885-1506-2

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