新刊 日本記号学会『ハイブリッド・リーディング』
日本記号学会 編
叢書セミオトポス11
ハイブリッド・リーディング
新しい読書と文字学
A5判並製280頁
定価:本体2900円+税
発売日 16.8.31
ISBN 978-4-7885-1486-7
見本出来ました。
9月6日ごろ書店に並びます。
阿部卓也
本書の目的は、「よむ」ことと「かく」ことをめぐって、今日の世界で進行している巨大な地殻変動を読み解き、記号、文字、イメージ、観念、モノ、身体と いった世界の基本単位の変容と再配置の行方を展望することである。書物の発明以来、さらにいえば文字の発明以来成立してきた読字・読書活動は、いまデジタ ルテクノロジーによって全面的に書き換えられつつある。そのような文字学の人類史的な転回を、理論と実践を往還する様々な視点から立体的に論じることこ そ、本書の目指すものである。
本誌の特集全体を貫くキーワード、核となる概念は「ハイブリッド・リーディング」と「デジタル・スタディーズ」の二つである。そこで、まず最初にこの二つが何を問題としているのか、理論的な文脈を簡単に整理しておこう。
まず「ハイブリッド・リーディング」だが、これは大まかに「デジタル時代の読字・読書の・・・・・・
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