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2016年4月 7日 (木)

書評『支配的動物――ヒトの進化と環境』 P・エーリック & A・エーリック 著/鈴木光太郎 訳

9784788514607

P・エーリック & A・エーリック 著/鈴木光太郎 訳

支配的動物
――ヒトの進化と環境

A5判上製416頁
定価:本体4200円+税
発売日 16.1.25
ISBN 978-4-7885-1460-7

P・エーリック & A・エーリック 著/鈴木光太郎 訳
『支配的動物――ヒトの進化と環境』の書評が、「図書新聞」4月9日付に掲載されました。評者は福岡正人氏。

「・・・・・・本書は、「支配的動物」であるヒトが地球環境に与える負の影響について、生態系を中心にした過去から現在にいたる変遷についての考察を基にして、未来における対策を提言している。全16章から構成されており、最初に、生物の遺伝的進化の中でヒトがどのように他の生物と異なる進化をとげてきたかということ、そして文化的進化(非遺伝的情報の変化)との共進化のおかげでどのようにして「支配的動物」になり得たかについて語られている。最も重要な点はヒトの数(人口)の増加と「自然資産」(天然資源の産物とサービス)の利用拡大である。しかし、地球環境に対して人口過剰および消費過剰になると、いわゆる環境問題が顕在化し、とくに生態系への悪影響は拡大し続ける。ヒトは個体群(国家)もまた拡大し、それとともに経済や権力などの格差も拡大し続け、不平等も大きな問題となってくる。すべては相互に密接な関連を持つため、諸問題を解決するためには政治的対策が重要になる。最後の16章では「統治」の重要性を取り上げ、著者の母国である米国を例として統治システムとその環境への対応の関連を示すことにより、「支配的動物」であるヒトが今後なすべきことを提言している・・・・・・」

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