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2016年4月

2016年4月26日 (火)

記事 エコノミー症候群 3.11被災者の体験談から

「エコノミー症候群、発症するのは車中泊だけではない 東日本大震災の教訓に学ぶ」の記事が
BuzzFeed News 、井指啓吾氏、記事。2016年4月21日付

掲載されております


2011年3月11日ーー東日本大震災で被災した佐藤美怜さんは、避難生活で母(当時49歳)がエコノミークラス症候群を発症した時の体験を『3.11 慟哭の記録―71人が体感した大津波・原発・巨大地震』(新曜社)に綴った。熊本・大分での地震発生を受けて、佐藤さんの手記の一部が無償公開されている。

避難生活において、エコノミークラス症候群を発症するのは具体的にどのようなケースか。佐藤さんの手記からまとめた・・・・・・

佐藤さんの手記はコチラ
→金菱 清 研究室
■熊本地震限定公開(エコノミークラス症候群への備え)
「エコノミークラス症候群による心肺停止」

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2016年4月19日 (火)

新刊 佐藤裕『ルールリテラシー』

9784788514775

佐藤裕 著

ルールリテラシー
―共働のための技術

四六判並製180頁
定価:本体1800円+税
発売日 16.4.22

ISBN 978-4-7885-1477-5

見本出来ました。
4月27日ごろ書店に並びます。

はじめに

 本書はタイトルの通り、「ルールリテラシー」について書かれた本だ。ルールリテラシーというのは筆者の造語であり、簡単に言うと「ルールというものを正しく理解し、それを適切に運用できる技術」ということになる。

 これだけではイメージがわかないだろうと思うので、最初にルールリテラシーが必要とされる状況をいくつか例示しよう。

 ルールを適切に運用する、という表現は分かりにくいかもしれないが、最も基本的な「運用」は、ルールを守らせること/守ることに関わっている。

 ルールはただ制定しただけで効力を発揮するわけではなく、守らせるための営みがなくてはルールは機能しない。それでは、ルールを守らせるための営みとはどのようなものなのだろうか。

 おそらく多くの読者が真っ先に思いつくのが、ルール違反を見つけだしてペナルティを科すことなのではないだろうか。確かに、何かを禁止するルールを作っても、違反者に何の罰も下されなければ誰もそのルールを守らないかもしれない。ペナルティが設定され、実行されているからこそ、人はルールを守る。そのよう に考えてよいだろうか。

・・・・・・

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2016年4月18日 (月)

新刊 マイケル・アングロシーノ 『質的研究のためのエスノグラフィーと観察』

9784788514768

マイケル・アングロシーノ 著/柴山真琴 訳

質的研究のためのエスノグラフィーと観察
―SAGE質的研究キット3

A5判並製168頁
定価:本体1800円+税
発売日 16.4.15

ISBN 978-4-7885-1476-8

見本出来ました。
4月21日ごろ書店に並びます。

本書について(ウヴェ・フリック)

  エスノグラフィーと参与観察は、近年の質的研究の発展においてばかりでなく、その歴史の中でも、主要な役割を果たしてきた。フィールドにおけるさまざ まな関係、フィールドとそのメンバーに対して開かれていること、研究はどこに向けたものであるのかなどに関する知識の多くが、エスノグラフィーによる研究 によって得られたものである。エスノグラフィーは参与観察の方法と密接に関係しており、かつてはそれを基本としていたし、最近では参与観察に代わるものに なってきたとも言えるが、常に多様なデータ収集法を含んでいた。エスノグラフィーでは、しばしば観察、参与、フォーマル・インフォーマルなインタビュー、 文書資料、その他出来事の痕跡の使用が組み合わされる。しかし、エスノグラフィーや参与観察を使えば、どのような問題にも接近できるというわけではない。 サンプリングを考えてみても、観察に必要なフィールドや

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2016年4月15日 (金)

新刊 スタイナー・クヴァール『質的研究のための「インター・ビュー」』

9784788514751

スタイナー・クヴァール 著/能智正博・徳田治子 訳

質的研究のための「インター・ビュー」
―SAGE質的研究キット2

A5判並製268頁
定価:本体2700円+税
発売日 16.4.15

ISBN 978-4-7885-1475-1

見本出来ました。
4月21日ごろ書店に並びます。

本書について(ウヴェ・フリック)

  インタビューは、質的研究においてデータを収集する際に用いられる主要なアプローチの1つである。さまざまな目標と原理をもつインタビューをどのように 実施するか、私たちは多様なやり方を知っている。しかし同時に、インタビューを実施する際には、インタビューに関わるすべての手順に共通した長所や慣習や 難しさが数多く伴うものである。インタビューの実施に関しては、異なる観点から─たとえば理論的、認識論的、倫理的、実践的な観点から─論じることができ る。また、ひとたびインタビューが実施された後には、次のようなステップが待っている。まずは、そのインタビューで聞き取った内容を記録する具体的な方法 として文字起こしが必要で、そのルールが問題となる。続いて、インタビューのデータに質的な分析を施すために、具体的な方法が求められる。インタビューを 実施するとさらに、インタビュー全般の質─特にその妥当性─を高める必要性が生まれるほか、何が語られそれをどのように分析したかについて最終的に報告す ることも必要になる。

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2016年4月14日 (木)

新刊 ウヴェ・フリック・鈴木聡志『質的研究のデザイン』

9784788514744

ウヴェ・フリック 著/鈴木聡志 訳

質的研究のデザイン
―SAGE質的研究キット1

A5判並製196頁
定価:本体2100円+税
発売日 16.4.15

ISBN 978-4-7885-1474-4

見本出来ました。
4月21日ごろ書店に並びます。

本書について(ウヴェ・フリック)

 研究デザインの問題は、質的研究では量的アプローチにおけるほど重要視されていない。しかし質的アプローチも計画される必要があるし、研究プロセスが 進む中で決定しなければならないことがいろいろとある。リサーチクエスチョンを明確に述べる、サンプリング*について決定する、どのように一般化*し、 何を目標とするか、などである。これらは質的研究のデザインに影響を及ぼす問題であり、決断である。しかしそれらは、どのような種類の研究が詳細に計画さ れるかによって、違った形で現れるだろう。インタビューのためのサンプリングは、フォーカスグループ*研究のグループを作るのとは違う。エスノグラ フィーにおけるサイト*と人びとの選択は、写真や文書のアーカイヴのサンプルを作るのとは違う。こうした問題については、1つの手法について特定の観点 から書かれたバーバー(Barbour, 2007)やアングロシーノ(Angrosino, 2007)の本で取り上げられるだろう。

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2016年4月13日 (水)

新刊 中田基昭『遊びのリアリティー』

9784788514546

中田基昭 編著/大岩みちの・横井紘子 著

遊びのリアリティー
―事例から読み解く子どもの豊かさと奥深さ

四六判並製260頁
定価:本体2400円+税
発売日 16.4.15

ISBN 978-4-7885-1454-6

見本出来ました。
4月21日ごろ書店に並びます。

はじめに

 子どもの遊びは、……戯れではなく、高尚な真剣さと深遠な意義をそなえている。


 乳児は、「微笑みを通して初めて……人間精神とお互いに通じ合うようになり、初めてそれと一体化することに至[1]る」(Frobel, II S. 386, 三338-339頁)という言葉は、乳幼児教育学の理論的基盤を構築し、幼稚園の普及に大きな貢献を成したため、乳幼児教育学の父と称されている、フレー ベルの言葉である。乳児と目が合うと、どれほど嫌な気持ちに苛まれていても、気持ちが和まされ、幸せな気分に満たされる、といったことは、おそらく私たち の誰もが経験したことではないだろうか。

 仕事に疲れて帰宅した親が、屈託なくスヤスヤと寝息をたてている我が子の寝顔を見つめているだけで、一日の疲れが消えていき、幸せな気分に満たされる、ということもしばしば耳にする。

 こうしたことからすると、乳児や幼児との出会いは、私たちにとって、一服の清涼剤であるかのようだ。いやむしろ、嫌な気持ちに

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2016年4月12日 (火)

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第158号■

2016年4月8日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第158号■

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◇トピックス
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●書評ほか紹介

『呼び覚まされる霊性の震災学』 (金菱清編、本体2200円)が多くのメディアで取り上げられ、話題となっております。3月11日はテレビ朝日、グッドモーニングで特集されました。

3月11日付「週刊女性PRIME 」
週刊女性さんが取材記事を載せてくださいました。ありがとうございます。3.22号「あの世とこの世をつなぐ 被災地で“幽霊タクシー”が話題 」「工藤さんの卒論」は「呼び覚まされる霊性の震災学」(新曜社)で読めます。
http://www.jprime.jp/tv_net/saigai/25014

「・・・・・・先日、仙台市内で緊急のシンポジウムも開かれ、150人が参加したと地元紙が報じる。運転手らは幽霊に恐怖ではなく畏敬の念をもっているようだった、とは論文の筆者の弁だ。地元への愛着、突然亡くなった人々への深い共感、そんな心性が不思議な体験に反映しているのでは、と見立てる。どこか納得できる分析だ・・・・・・」(日本経済新聞「春秋」 2016年2月27日)

「「幽霊タクシー」霊性考える あいまいな喪失を指摘」
関連シンポジウム記事@朝日新聞デジタルに掲載されました。
http://www.asahi.com/articles/ASJ2S452QJ2SUNHB00G.html?iref=comtop_6_02

被災地の幽霊を社会学
「「現代の遠野物語」と絶賛も・・・・・・東日本大震災はおびただしい数の「死」と「別れ」をもたらした。死者1万5894人、行方不明者2562人(2月10日現在)の一人ひとりに、別れの物語がある。 そうした膨大だが記録に残りにくい個人の喪失感を、社会学的観点からすくい取った論文集が反響を呼んでいる。1月末に出版された『霊性の社会学』だ(新曜社)。執筆したのは、東北学院大学の金菱清教授(40)と7人のゼミ生。重視したのは「当事者」の視点だ。そのため理屈では説明できないテーマもある・・・・・・」(「AERA」
2016年2月29日号 角田奈穂子氏)

「石巻のタクシー運転手は、なぜ幽霊を見たのか?」
2016年3月8日付ハフィントンポスト日本版にて記事掲載
http://www.huffingtonpost.jp/2016/03/07/yuka-kudo_n_9398868.html?ncid=tweetlnkjphpmg00000001

3月31日付朝日新聞「論壇時評」 高橋源一郎氏
「「ことば」の復興壊れた社会をつなぎ直す

「……ゼミの主催者・金菱清はこう書いている……わたしたちの社会は「死」をタブー視し、見えないものにしてきた。だが、暴力的に「死」と向き合わざるをえなかった、震災の当事者たちは、通常と異なったやり方で、「死者」を弔い、「死」を受け入れていった。そこには、わたしたたちの社会が忘れかけていたものがあった。彼らは、単に「死者を忘れないこと」ではなく、やがて「死者と共に生きること」を目指すようになった。死を常に意識することで、
はかない生の価値を深く噛みしめるために。そこには、よりよい社会を作り出すための重要なヒントがあるのだ、と。……」
http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2016/03/post-02b6.html

4月1日 06:10から『NHKマイあさラジオ』
▽復興へのメッセージ 「あいまいな死に寄り添う」 東北学院大学教養学部教
授…金菱清
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佐藤雅浩著『精神疾患言説の歴史社会学』が、毎日新聞・夕刊「読書日記」にて紹介されました。
3月15日付。評者は上野千鶴子氏。
「・・・・・・日本軍は「戦争神経症」という概念を知っていたが、それをひた隠しにした。皇軍兵士に、そんな惰弱な精神は許されなかったからだ。「神経衰弱」から「鬱病」までの日本近代の精神疾患言説のうち、それと知られていたのに大衆化されることを拒まれた唯一の例外が「戦争神経症」であることを論証したのが、佐藤雅浩の労作、『精神疾患言説の歴史社会学』である」

P・エーリック & A・エーリック 著/鈴木光太郎 訳
『支配的動物──ヒトの進化と環境』の書評が、「図書新聞」4月9日付に掲載
されました。評者は福岡正人氏。
http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2016/04/p-a-13b0.html

●フェアのお知らせ

心理学書販売研究会15周年フェアのお知らせ

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ジュンク堂書店福岡本店
心理学を学ぼう!─
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2016年5月1日より開催いたします。

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◇近刊情報
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4月中旬発売予定
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『遊びのリアリティ』
──事例から読み解く子どもの豊かさと奥深さ
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中田基昭 編著/大岩みちの・横井紘子 著
四六判並製269頁・本体2400円+税
ISBN978-4-7885-1454-6 C1037
分野=保育・教育

遊びから見えるもの

無心に遊んでいる子どもの姿をみると和やかな気持ちになります。しかし、子どもの遊びを先入観を廃して観察すると、遊びは戯れに見えて、実に真剣な営みであることが見えてきます。保育学や心理学は、ともすれば子どもたちを、これまでに蓄積された知識や理論から見てしまいがちです。また保育士さんたちは、現場にいるがゆえに、新鮮に子どもをみる視点を見失いがちです。本書は、子どもの遊びの事例の数々を取りあげて、その活動を支えていたり、可能にしていること、つまり、外見から捉えられる活動の背後に隠されているであろう、その時々の子どもの想い、あり方に迫る試みです。子どもを見る目を変え、深めてくれる一冊です。




5月上旬発売予定
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『心の7つの見方』
──
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L・ウォラック & M・A・ウォラック 著
岡 隆 訳
四六判上製240頁・予価2600円+税
ISBN 978-4-7885-1478-2 C1011
分野=心理学・心の哲学・脳科学・科学読み物

心とは、どのようにみなされるべきものなのか

私たちが「心」について話すとき、いったい何について話しているのでしょうか。一般的に、私たちの多くは「心と身体」を区別する二元論を素朴に受け入れています。他方、心は、言語哲学、行動主義、認知科学、神経科学などではどのように捉えられているのでしょうか? また心を、科学的構成概念であるとする見方と、社会的構成概念であるとする見方の違いもあります。本書は心に関するこれら主要な見方を七つに分けて、それぞれの視点、および賛否される理由、問題や対立点などをできるだけ難解な言葉を避けて解説しました。心について考えるガイドブックとしておすすめできる一冊です。




5月中旬発売
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『ルールリテラシー』
──共働のための技術
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佐藤裕 著
四六判並製180頁・本体1800円+税
ISBN 978-4-7885-1477-5 C1036
分野=社会学・教育・ビジネス

ペナルティではルールを守らせることはできない!

社会にはルール違反が溢れています。学校なら遅刻、職場ならさぼりなど、ルールを作る立場に立てば罰を強化してでも違反は減らしたくなるでしょう。しかし、著者によれば、その方法はルールを罰と報酬のゲームと捉える誤解にもとづいており、ルールが持つ可能性を損ねるというのです。賞罰や道徳で誘導する方法を離れ、ルールとは他者と協力するための技術であるという認識に立ち、ルールを維持する/あえて破るなどの実践を分析すると、ルールを活かし運用する能力=ルールリテラシーが見えてきます。いじめから解釈改憲まで、ルール観を一新する実践志向の社会学書です。著者は富山大学人文学部教授。





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新曜社とSAGE社の提携企画
「SAGE質的研究キット」
邦訳 刊行開始!
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新曜社とSAGE社は、2013年、日本における研究法に関する書籍の発展に資するため、互恵的な提携協定を結びました。その成果の第一弾として、「SAGE質的研究キット 全8巻」の刊行を開始します。新曜社もSAGE社も、質的研究分野の出版のパイオニアとして多くの成果をあげてきました。
その両社の提携出版は、学会、研究者、学生の大きな関心を呼ぶでしょう。今後の展開にもご注目下さい。

SAGE質的研究キット 全8巻 
(*は今回刊行)

*1.質的研究のデザイン
U・フリック/鈴木聡志(訳)
*2.質的研究のための「インター・ビュー」
S・クヴァール/能智正博・徳田治子(訳)
*3.質的研究のための
          エスノグラフィーと観察
M・アングロシーノ/柴山真琴
 4.フォーカスグループの実践    
R・バーバー/大橋靖史他(訳)
 5.質的研究における
          ビジュアルデータの使用   
M・バンクス/石黒広昭(監訳)
 6.質的データの分析  
G・R・ギブズ/砂上史子・一柳智紀・一柳梢(訳)
 7.会話分析・ディスコース分析
         ・資料分析 
T・ラプリー/大橋靖史(訳)
 8.質的研究の「質」管理  
U・フリック/上淵寿(訳)




4月中旬発売予定
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『質的研究のデザイン』
──SAGE質的研究キット1
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ウヴェ・フリック 著/鈴木聡志 訳
A5判並製196頁・本体2100円+税
ISBN 978-4-7885-1474-4 C1011
分野=質的研究法・心理学・教育学・社会学・保健・看護

質的研究を行うとき、最初に参照するガイドブック!

心理学、教育、看護学、社会学など、人間を対象とする学問分野では、質的研究がブームと言えるまでになってきました。しかし量的な研究に比較して質的研究は、一見自由に研究できるように思われがちですが、理論に基づいてしっかりとした研究デザインを立てなければ、意図する成果をあげられません。著者フリックは、日本でも知られる経験豊かな質的研究の第一人者です。実例をあげながら、どうリサーチクエスチョンを発展させるか、対象者の選択についてどう考えたらよいのか、質的研究にはどんな障害があり、どう克服したらよいか、倫理的な配慮をどのようにするかなど、質の高い質的研究をデザインするための勘所を、周到かつわかりやすく解説しています。





4月中旬発売予定
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『質的研究のための「インター・ビュー」』
──SAGE質的研究キット2
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スタイナー・クヴァール 著/能智正博・徳田治子 訳
A5判並製268頁・本体2700円+税
ISBN 978-4-7885-1475-1 C1011
希望陳列コーナー=質的研究法・心理学・教育学・社会学・保健・看護論


インタビュー必携!

インタビューは、質的研究の要とも言える重要な技法です。誰にでも出来そうに思えますが、質の高いインタビューをするためには高度な訓練と周到な準備、実施に当たっての細心の配慮が求められます。著者クヴァールは、日本でもよく知られたインタビュー研究者で、単にインタビューの具体的なノウハウを解説するだけでなく、哲学、社会学、教育学、心理学など、多岐にわたる分野の重要な研究に触れながら、インタビューがどういう営みであるのかを丁寧に解説しています。インタビューの初心者にとって必読書であるだけでなく、経験者にも、研究を振り返り発展させる契機となる本です。

4月中旬発売予定
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『質的研究のためのエスノグラフィーと観察』
──SAGE質的研究キット3
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マイケル・アングロシーノ 著/柴山真琴 訳
A5判並製168頁・本体1800円+税
ISBN 978-4-7885-1476-8 C1011
分野=質的研究法・心理学・教育学・社会学・保健・看護論題


エスノグラフィーと観察の勘所を一冊に凝縮!

エスノグラフィーは、研究者が研究対象の生活世界に入り込み、さまざまな観察技法を駆使して研究する、インタビューと並んで質的研究の柱とも言える技法です。エスノグラフィーにはさまざまな理論的立場がありますが、本書はそれぞれをわかりやすく解説すると共に、どんな立場にも共通するエスノグラフィーの有効性、強みを発揮する研究課題は何か、という視点に立って、フィールドへの参加から、さまざまな観察の技法、得られたデータを形にするための手順とノウハウまで、実例を引きながら具体的に述べています。初学者だけでなく、エスノグラフィー研究を実践している人やエスノグラフィーを教えている教師にとっても、多くのヒントや示唆を得ることができる一冊です。

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◇奥付
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次回発行は2016年5月上旬を予定しております。

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2016年4月 7日 (木)

書評『支配的動物――ヒトの進化と環境』 P・エーリック & A・エーリック 著/鈴木光太郎 訳

9784788514607

P・エーリック & A・エーリック 著/鈴木光太郎 訳

支配的動物
――ヒトの進化と環境

A5判上製416頁
定価:本体4200円+税
発売日 16.1.25
ISBN 978-4-7885-1460-7

P・エーリック & A・エーリック 著/鈴木光太郎 訳
『支配的動物――ヒトの進化と環境』の書評が、「図書新聞」4月9日付に掲載されました。評者は福岡正人氏。

「・・・・・・本書は、「支配的動物」であるヒトが地球環境に与える負の影響について、生態系を中心にした過去から現在にいたる変遷についての考察を基にして、未来における対策を提言している。全16章から構成されており、最初に、生物の遺伝的進化の中でヒトがどのように他の生物と異なる進化をとげてきたかということ、そして文化的進化(非遺伝的情報の変化)との共進化のおかげでどのようにして「支配的動物」になり得たかについて語られている。最も重要な点はヒトの数(人口)の増加と「自然資産」(天然資源の産物とサービス)の利用拡大である。しかし、地球環境に対して人口過剰および消費過剰になると、いわゆる環境問題が顕在化し、とくに生態系への悪影響は拡大し続ける。ヒトは個体群(国家)もまた拡大し、それとともに経済や権力などの格差も拡大し続け、不平等も大きな問題となってくる。すべては相互に密接な関連を持つため、諸問題を解決するためには政治的対策が重要になる。最後の16章では「統治」の重要性を取り上げ、著者の母国である米国を例として統治システムとその環境への対応の関連を示すことにより、「支配的動物」であるヒトが今後なすべきことを提言している・・・・・・」

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2016年4月 4日 (月)

新刊 板倉史明『映画と移民』

9784788514720

板倉史明 著

映画と移民
―在米日系移民の映画受容とアイデンティティ

A5判上製274頁
定価:本体3500円+税
発売日 16.3.31

ISBN 978-4-7885-1472-0

見本出来ました。
4月8日ごろ書店に並びます。

はじめに(一部抜粋)

  この間、映画の『座頭市』を見たんですよ。おもしろいなと思って、味をしめちゃってね。とても歯切れがよくって、すばらしいんで、また見にいったんです。ワクワクする気持ちでいったところが、景色が目に来ちゃうんです。日本の景色、川だとか山だとかがきれいでね。

戦前はフランスで、そして戦後はアメリカで活躍した洋画家の岡田謙三(一九〇二―一九八二)は、一九六六年の対談において、外国で見た日本映画の感想をこ のように述べた。一九六二年から大映でシリーズ化された勝新太郎主演の「座頭市」シリーズは、国外でも人気の高いアクション時代劇であった。多くの観客が 座頭市をはじめとする登場人物の表情や演技に注目して物語を消費するなかで、海外生活の長い岡田謙三は、登場人物よりも画面の背景に映り込んでいる日本の 風景に意識が向いてしまう。

稀に観る日本映画に日の丸を振る場面ありて心をどるも

この短歌は、戦前にアメリカへ渡った日本人移民である泊良彦(一八八七生まれ)が戦後に詠ったものである。彼の心を動かしたのは、映画館のスクリーンに映 しだされた日の丸の小旗の映像であった。戦前からアメリカで生活を送ってきたこの歌人は、日本で生活する多くの日本人観客ならば特に意識することなく見過 ごしてしまうであろう日の丸の映像に反応してしまう。

・・・・・・

《もっと読む 映画と移民 はじめに(一部抜粋)》

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2016年4月 1日 (金)

新刊 奥野昌宏・中江桂子『メディアと文化の日韓関係』

9784788514713

奥野昌宏・中江桂子 編

メディアと文化の日韓関係
―相互理解の深化のために

A5判上製296頁
定価:本体3200円+税
発売日 16.3.31

ISBN 978-4-7885-1471-3

見本出来ました。
4月8日ごろ書店に並びます。

まえがき

 私たちは他者とどのように向き合い、どのように相互理解を深めるべきなのか、そしてどうすればそれが可能なのか、私たちの思考の出発点はそこにある。

 誰もが抱えるこの素朴な問いにたいして的確に答えるのはそう簡単なことではない。ましてそれが国家と国家あるいは国民と国民の間で、ということになると いっそう困難さが増す。拠って立つ歴史や文化の規定性がより複雑になり、そのことによってステレオタイプの効用が高まってしまうからである。一人ひとりの 知識や経験は多様であっても、集合状況においては、ともすれば個別性が埋没しやすくなる。社会には多様なディスコースのやりとりがあり、それが時に融和を 生み出し、あるいはさらなる葛藤を惹起させる。国家間の歴史問題についてはその振り幅が大きくなりがちであり、やりとりは闘争の趣きをきたしやすい。歴史 的事実と歴史認識は別であるとの考え方もあるが、現実にはそう単純に分けることができない。なぜならば「事実」の確定には価値観に裏打ちされた「認識」が 不可避に存在するからである。

・・・・・・

《もっと読む メディアと文化の日韓関係 まえがき》

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