新刊 内村直之・植田一博他『はじめての認知科学』
日本認知科学会 監修
内村直之・植田一博・今井むつみ・川合伸幸・嶋田総太郎・橋田浩一 著
はじめての認知科学
―「認知科学のススメ」シリーズ1
四六判並製176頁
定価:本体1800円+税
発売日 16.02.26
ISBN 978-4-7885-1458-4
見本出来ました。
3月2日ごろ書店に並びます。
ヒトのこころとは何でしょうか。こころ,精神,胸の内,英語で言えばマインド(mind),ハート(heart),スピリット(spirit)……い ろいろないい方があります。自分のことを振り返ってみても,こころというのはとても気になるのになかなか捕まえにくい存在です。
自分で自分のこころのことを考えてみましょう,感じてみましょう。 テレビドラマを見て感動したり,明日のデートの計画を立てたり,幼いころを思い出したり,数学の問題を一所懸命考えて解き方がわかって興奮したり……。
こころの中身は次々に移り変わります。そこから,こころがいろいろな働きを持っていることに気がつきます。
ちょっとまわりを見渡してみましょう。
考えているこころを持っているのは,自分だけではなさそうですね。
私があなたに話しかけます。私のこころの中にある思いを語ります。
あなたはそれを聞き,私のこころの中身を思いやりながら,あるときは「そうだね」と言いながらうなづき,またあるときは「ちがうよ,それ」と首を横にふります。私のこころのはたらきは,あなたのこころのはたらきに何かを与えたようです。・・・・・・
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