« 2015年8月 | トップページ | 2015年10月 »

2015年9月

2015年9月29日 (火)

新刊 小林隆児・西 研・竹田青嗣・山竹伸二・鯨岡 峻『人間科学におけるエヴィデンスとは何か』

9784788514492

小林隆児・西 研 編著  竹田青嗣・山竹伸二・鯨岡 峻 著

人間科学におけるエヴィデンスとは何か
――現象学と実践をつなぐ

四六判上製300
定価:本体3400円+税
発売日 15.9.28
ISBN 978-4-7885-1449-2

見本出来ました。10月5日ごろ書店に並びます。

プロローグ

  

 科学にはエヴィデンス(根拠)が必要です。各自の主張がどのような根拠に支えられているのかを示すことで、互いに議論しあうことが可能になるからです。 そして自然科学では、実験、観察、及びそれらの結果を数学的に処理したもの(統計)がエヴィデンスとされてきました。では、保育、介護、看護、医療、教 育、心理臨床のような・人を支援する実践・を支える人間科学も、自然科学と同様なエヴィデンスに基づくべきなのでしょうか? そうではないでしょう。人間 の「体験」の世界を理解しようとする人間科学においては、自然科学とは別種のエヴィデンスが考えられてしかるべきだからです。

 この「人間科学にふさわしいエヴィデンスとは何か」という問いを、この本はテーマとしています。しかしこれは単なる認識論上・科学論上の問いではありま せん。むしろ「人を支援する実践に役立つような人間科学は、どのようなものでなくてはならないか」ということ、つまり人間科学そのものの性格を問うことに つながっていくのです。

・・・・・・

《もっと読む 人間科学におけるエヴィデンスとは何か プロローグ(一部抜粋)》

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年9月25日 (金)

新刊 小熊英二『論壇日記 2011.4~2013.4』

9784788514423

小熊英二 著

論壇日記 2011.4~2013.4
――

四六判上製328頁
定価:本体2400円+税
発売日 15.9.24
ISBN 978-4-7885-1442-3

見本出来ました。10月5日ごろ書店に並びます。

まえがき

  

本書は、二〇一一年四月から二〇一三年三月までに朝日新聞論壇委員として作成したメモを、書籍化したものである。あわせて、論壇委員として寄稿したコラムと、同時期に並行して書いていた『週刊エコノミスト』の書評連載「読書日記」を収録した。

 論壇委員とは、論壇時評執筆者の補佐役である。論壇時評とは、おもに論壇雑誌と称される雑誌に掲載された論考類を、月単位で評論するものだ。

 二〇一一年四月以降、『朝日新聞』の論壇時評執筆者は、作家の高橋源一郎氏が務めている。二〇一五年三月までに高橋氏が書いた論壇時評は、『ぼくらの民主主義なんだぜ』(朝日新書)としてまとめられ、二〇一五年五月に刊行されている。

・・・・・・

《もっと読む 論壇日記 2011.4~2013.4 まえがき》

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年9月20日 (日)

書評 土屋廣幸『性格はどのようにして決まるのか』

土屋 廣幸 著
の書評が、日本経済新聞 2015年9月20日 短評に掲載されました。
評者の方、掲載紙ご担当者さまにお礼申し上げます。

『性格はどのようにして決まるのか』

「人の性格は遺伝だけで決まるわけではなく、生まれ育った環境に大きく左右される。脳の神経伝達物質やホルモンなどは遺伝子に支配されるが、それらの遺伝子の働きは環境との相互作用で決まるという考え方が有力だ。著者は多くの赤ちゃんを診察してきた小児科医で、生後2日目から性格の違いの芽生えが見られるという。最近の医学的知見をわかりやすく解説しながら幼児教育の重要性を説いている」

『性格はどのようにして決まるのか』
――遺伝子、環境、エピジェネティックス
四六判並製208頁
定価:本体2100円+税
発売日 15.5.15
ISBN 978-4-7885-1436-2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年9月16日 (水)

お知らせ 小熊英二 著『論壇日記 2011.4~2013.4』──

8月末出版予定とご案内しておりました、

Ts3y150916小熊英二 著
『論壇日記 2011.4~2013.4』の発売日が決定いたしました。
取次搬入9月30日の予定です。
------------------------------------------------------------
四六判上製368頁・本体2400円+税
ISBN 978-4-7885-1442-3  C1030


本書は、2011年4月から2013年3月までに朝日新聞論壇委員として作成したメモを、書籍化したものである。あわせて、論壇委員として寄稿したコラムと、同時期に平行して書いていた『週刊エコノミスト』の書評連載「読書日記」を収録した。

論壇委員とは、論壇時評執筆者の補佐役である。論壇時評とは、おもに論壇雑誌と称される雑誌に掲載された論考類を、月単位で評論するものだ。

2011年4月以降、『朝日新聞』の論壇時評執筆者は、作家の高橋源一郎氏が務めている。2015年3月までに高橋氏が書いた論壇時評は、『ぼくらの民主主義なんだぜ』(朝日選書)としてまとめられ、2015年5月に刊行されている。

朝日新聞社は、論壇時評執筆者を補佐するため、論壇委員として6名を集めていた。2011年4月から2015年3月までの4年間のメンバーは、「思想・歴史」担当が私、「政治」担当が菅原氏、「外交」担当が酒井啓子氏、「メディア」担当が濱野智史氏、「社会」担当が森達也氏。2011年5月からは、「科学」担当として平川秀幸氏が加わった。

これらの論壇委員と論壇時評執筆者は、月に一回、集まって議論する。そのさい、各論壇委員は、自分の担当分野を中心に、その月に発刊された雑誌を総攬し、注目論文をピックアップした会議用のメモを作成する。それらのメモをもとに議論を行ない、論壇時評執筆者がとりあげる論考を決め、論壇時評を執筆する。

私はこの作業のため、2011年4月から毎月、雑誌を総攬したメモを作っていた。2015年3月には論壇委員が交代したが、高橋氏と私は留任した。そのため、現在も毎月、メモの作成は続けている。メモはかなりの分量にのぼるため、今回は2013年3月までの2年分をまとめた。それ以降の分は、追って続刊を出す予定である・・・・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年9月15日 (火)

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第153号■

2015年9月11日発行
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第153号■

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

◇トピックス
_______________________________

●『人狼ゲームで学ぶコミュニケーションの心理学』(8月刊・本体1700円)の重版ができます。嘘や駆け引きの会話がゲームの中で交わされ、楽しみながらコミュニケーションのスキルを高める入門書として考えられた本です。9月13日の「アルティメット人狼4」で宣伝されるとのこと。どういう反響があるか、非常に楽しみです。

「アルティメット人狼4」フェイスブック
https://www.facebook.com/ultjin

●心理学書販売研究会15周年フェアのお知らせ◆

心理学書販売研究会が発足してから、2016年9月で15年となります。この9月より、心理学書販売研究会の特約書店さまの店頭にて、「15周年フェア」を随時開催してまいります。

「心理臨床とこども」

神戸・ジュンク堂書店三宮店さまにて「心理臨床とこども」をテーマにフェアを開催いたします。ぜひご来店くださいは

場所・・・5階人文書フェア台(名称)三宮店5F10番棚催事場
展開スペース・・・フェア台×1(棚2段+平台)
点数・・・面のみ80 差し込み100点
http://shinpanken.blogspot.jp/2015/09/blog-post.html

 

「こころと脳を考える」

ジュンク堂書店池袋店さまではこころと、4階 人文書フロア メインフェア台では「こころと脳を考える─脳科学へのオリエンテーション」を開催いたします。こちらは協賛という形で、心理学書販売研究会会員社以外の書籍も展開、圧巻のフェアとなっております。皆様のお越しを心よりお待ちしております。

店舗  ジュンク堂書店池袋店
期間 2015年9月8日(火)より10月25日(日)
場所 4階 人文書フロア メインフェア台(200アイテム)

http://shinpanken.blogspot.jp/2015/09/blog-post_9.html

●映画

小熊英二監督「首相官邸の前で」
渋谷アップリンク
9月隔週水曜日、
9/19(土)より連日10:30上映(隔週水曜日は20:00の回あり)
※先行上映:9/2(水)&9/16(水)料金一般¥1,800 / 学生¥1,100 /
高校生以下¥800 / シニア¥1,100 / UPLINK会員¥1,000
会場FACTORY(1F)作品分数109分

「首相官邸の前で」
http://www.uplink.co.jp/kanteimae/

※以前ご紹介の
小熊英二 著『論壇日記 2011.4~2013.4』──
------------------------------------------------------------
四六判上製328頁・本体2400円+税
ISBN 978-4-7885-1442-3  C1030
は、9月末日発売です。

中村桂子『水と風と生きものと 生命誌を紡ぐ』

東中野ポレポレ座
公開初日~上映最終日
9月12日 ~ 10月上旬 ~ 未定
作品データ 2015/日本/119分/BD
タイムテーブル
13:00/18:00
料金  当日 :一般 1700円 /大学専門 1400円 /シニア 1100円
中・高 1000円 / 小学生以下 無料
前売 : 1300円(Pコード:466-335) 
ポレポレ座 サイト
http://www.mmjp.or.jp/pole2/

映画 「水と風と生きものと ~ 中村桂子・生命誌を紡ぐ」
http://tsumugu.brh.co.jp/

フェイスブックページ
https://www.facebook.com/tsumugu.biohistory

生命誌
http://www.brh.co.jp/seimeishi/
_______________________________

◇近刊情報
_______________________________

9月下旬取次店搬入
--------------------------------------------------------------
『モチベーション再考』
── コンピテンス概念の提唱
--------------------------------------------------------------

ロバート・W・ホワイト 著/佐柳信男 訳
四六判上製116頁・本体1800円+税
ISBN 978-4-7885-1445-4 C1011
分野=心理学

 

モチベーション研究の原典!

「モチベーション」の心理学はたいへん人気のある分野で、小社刊行のデシ『人を伸ばす力』や外山『行動を起こし、持続する力』はロングセラーとなっており、また『公認モチベーション・マネジャー資格』も、版を重ねています。本書は、半世紀も前の論文の翻訳ですが、モチベーション研究、自己効力感研究の原典とも言え、ここで提唱されたコンピテンス概念は、その後の研究に決定的な影響を与えています。日本でも多くの研究者に引用され、翻訳が待望されていました。心理学の研究者や学生だけでなく、心理カウンセラーや学校・企業でモチベーションに関心をもつ人々にも、ぜひ読んで欲しい本です。

9月下旬取次店搬入
--------------------------------------------------------------
『人間科学におけるエヴィデンスとは何か』
──現象学と実践をつなぐ
--------------------------------------------------------------

小林隆児・西 研 編著   竹田青嗣・山竹伸二・鯨岡 峻 著 
四六判上製300頁・本体3400円+税
ISBN 978-4-7885-1449-2 C1011
分野=人間科学、質的研究、保育・看護・臨床

現象学的方法論の可能性

科学にはエヴィデンス(根拠)が必要です。これまで自然科学では、研究者自らの主観を極力排した実験・観察と統計処理が「客観的な」エヴィデンスとされてきました。一方、人間同士の関わり合いを核にもつ保育・看護・医療・教育・心理臨床といった人間科学にはどのようなエヴィデンスを適用すべきなのか、質的研究において模索が続いています。本書では現象学に基づき、「自分自身の意識体験」の気づきを言語化し、共有することの重要性を指摘します。その考え方の原理は実践者、研究者に大きなヒントや刺激となることでしょう。

10月上旬発売予定
--------------------------------------------------------------
『文化とは何か、どこにあるのか』
──対立と共生をめぐる心理学
--------------------------------------------------------------

山本登志哉 著
四六判上製216頁・予価2400円+税
ISBN 978-4-7885-1447-8 C1011
分野=心理学

文化という不思議

世界は各地で軍事的対立や経済的対立をかかえています。日常生活に目を転じても、私たちはときに対立し、憎しみ合います。しかし人は、対立を抱えながらも、共生していかざるを得ません。対立を異質な者同士の相互依存と共生につなげるような、「文化的な工夫」が、重要性を増しているといえるでしょう。しかし文化は目に見えず、触れることもできません。文化の主体は個人でしょうか、集団でしょうか。精神的なものでしょうか、物質的なものでしょうか。実体でしょうか、虚構でしょうか。文化が個人の外にあるのだとしたら、なぜ文化は変化するのでしょうか。私たちの生きる姿を通してこのようなギモンに
こたえる、新しい心理学の誕生です。

10月上旬発売予定
--------------------------------------------------------------
『脱原発をめざす市民活動』
──3・11社会運動の社会学
--------------------------------------------------------------

町村敬志・佐藤圭一編
四六判並製256頁・予価2500円+税
ISBN 978-4-7885-1450-8   C1036
分野=原発事故・社会問題・社会学

 

脱・原発をやめられない社会

安保関連法案に抗議する人の波が国会前を埋め尽くしました。普通の市民・学生が集会、デモに参加するようになった背景には震災・原発事故後の脱原発運動の盛り上がりがあります。本書は一橋大学「社会と基盤」研究会が全国のNPO・市民団体約300団体を調査し、震災後の脱原発活動の全体像を初めてとらえた書です。これらの市民活動は震災後結成された団体を中心に、デモなどの街頭行動や情報報発信を、インターネットやSNSを駆使して担ってきました。3・11後、日本社会はどう変わったのか、どう変えたいのか、沈黙を破って声を上げた市民活動は今後のゆくえを左右するポテンシャルを秘めています。脱原発住民投票、原発避難者の市民活動、セウォル号沈没事故などコラムも必見。

_______________________________

◇奥付
_______________________________

□電子メールマガジン:「新曜社<新刊の御案内> 」(不定期発行)
□HPアドレス http://www.shin-yo-sha.co.jp/
□blog:新曜社通信 http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/
□twitterもよろしく:http://twitter.com/shin_yo_sha
□このメルマガは『まぐまぐ』を利用して発行しています。
□購読・解除・変更手続きは http://www.mag2.com/ より行って下さい。
□掲載された内容を許可無く転載することを禁じます。
□発行:株式会社新曜社 営業部
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町3-9 第一丸三ビル
電話  03(3264)4973(代)
FAX 03(3239)2958
e-mail info@shin-yo-sha.co.jp
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
次回発行は2015年10月中旬を予定しております。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年9月11日 (金)

新刊 G・アラン『家族生活の社会学』

9784788514430

G・アラン 著/天木志保美 訳

家族生活の社会学
――家庭内役割の不平等はなぜ続くのか

四六判上製304頁
定価:本体4500円+税
発売日 15.9.10
ISBN 978-4-7885-1443-0

見本出来ました。9月15日ごろ書店に並びます。

訳者まえがき

  

 研究者として振り返るとき、職業柄、講義や学生からのニーズもあって、たくさんの本を手にしました。自分の糧となりテーマとなり、あるいは未だに解けぬ 問題を含んでいるので何十年も離れられないような書は、私に限らず意外に少ないものだと思います。私にとってグラハム・アランはそのたぐいの著者で、 『ファミリーライフ』(原題)の日本語版が刊行されるのは、ほんとうにうれしいことです。

 日本語の書名には、「家族生活」の語が入ることが好ましく、『家族生活の社会学』としました。なぜならば、「生活」という視点こそ、現代家族を統一的に とらえることのできる切り札だと思われるからです。トータルに「生活」をとらえようとすることで、ともすればバラバラに論じられている家族をめぐる諸問題 を統一的に把握することが可能になります。例として適切かどうかわかりませんが、こどもを医者に連れて行って、患部についてだけ話を聞かされるのと、こど もの生活すべてを考慮して説明されることの違いと言ったらよいでしょうか。

・・・・・・

《もっと読む 家族生活の社会学 訳者まえがき 》

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年9月 9日 (水)

書評 山岸明子 著 心理学で文学を読む

山岸明子 著 心理学で文学を読む――困難を乗り越える力を育む
の書評が、「紀伊國屋書店書評空間 Kinokuniya Booklog 」に掲載されました。
評者は根井雅弘先生。評者の先生、掲載メディアご担当者さまに心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。



・・・・・・さて、著者の専門は発達心理学だが、あとがきによれば、「作家の直観と洞察」が発達心理学の知見と一致することに気づき、本書の構想をあたためてきたという。取り上げられている文学作品の大半は、村上春樹、小川洋子、大江健三郎、遠藤周作、夏目漱石、森鴎外、モンゴメリなど著名なものばかりであり、その点では、心理学では古くから重要なテーマ(「不適応に陥った者の治療・回復」)を考察するにはよき題材になると思われるが、そればかりでなく、最近の「レジリエンス」(精神的回復力)の研究から得られる知見との比較検討も豊富に紹介されている。・・・・・・

《すべてを読む 紀伊國屋書店書評空間 Kinokuniya Booklog

9784788514355

山岸明子 著

心理学で文学を読む
――困難を乗り越える力を育む

四六判上製208頁
定価:本体2200円+税
発売日 15.5.15
ISBN 978-4-7885-1435-5

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年9月 1日 (火)

新刊 丸山久美子『林知己夫の生涯』

9784788514461

丸山久美子 著

林知己夫の生涯
――データサイエンスの開拓者がめざしたもの

四六判上製260頁
定価:本体3200円+税
発売日 15.9.8
ISBN 978-4-7885-1446-1

見本出来ました。9月8日ごろ書店に並びます。

はじめに 

  

 林知己夫の生きた時代(一九一八―二〇〇二)は、若者が戦争に駆り出され、国破れて途方に暮れる暇もなく、大半の国民は生きるために額に汗して働き、経 済大国にのし上がった時代である。現在では、大半の人たちがこの時代の労苦を忘れている。だが、この時代を生きた人たちの多くは、日本という国のありよう を大切に思い、みずからのうちに培われている底力の総力を発揮して、国家の危機を救ったという自負心を持った人たちである。

 戦後の研究者は、多かれ少なかれ、決して人まねで物事を考えない、あるいは物を作らない、二番煎じを恥とし、常に独創的な考えや発想を重視し、他者に理 解されようとされまいと、それを前面に押し出し、他者からの反論に対しても妥協することなく、信じてそれを守り抜くという、頑なまでの心情に徹していた。 なかでも林知己夫は、研究に対して徹底的に人の真似をすることを嫌った。他の研究者の研究論文を読むことさえ禁じたほどである。とはいっても、次々と新し い独創的な考えが湧いてくるものではない。林は一度考えついた理念や概念を大事にして、のどがカラカラに乾き、鉛筆を持つ手がしびれるまでして、多くの人 たちに知ってもらおうと努めた。さまざまな視点から論文や本を書きつらねる。その間の努力には敬服に値するものがある。

・・・・・・

《もっと読む 林知己夫の生涯 はじめに》

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2015年8月 | トップページ | 2015年10月 »